今年の予定と1年生の育成計画

夢工房の今年の予定は何があるんだっけ?
と考えると
結構盛りだくさんなのです。

3月 種子島ロケットコンテスト(完了)
6月 エコランもてぎ大会
8月 鈴鹿8時間耐久ロードレース
9月 エコラン全国大会とARLISS(アメリカでの模擬惑星探査機の大会)
12月 Formula SAEのオーストラリア大会

ざっとこんなところですが
単に出場すればいいわけではなく
マシンそのものはもちろん
何かしらの開発を伴うし
予算の獲得なども同時進行なので
やるべきことは膨大です。

ここに上げた以外にも
色々と依頼されたことや
依頼されそうな案件もあったりします。

まぁとにかく忙しいわけですが
このような追い詰められた状況は
学生の成長を加速します。

時間やらお金やらの余裕があって
落ち着いてのんびりやったところで
大して成長はしないものです。
せいぜい
まぁやらないよりはマシかな
という程度でしょう。

今年は大量の1年生がチームに加わりました。
彼らは、まだペースが掴めなくて
自分の仕事が明確化されてもいない。

そこでどうするか?

放っておいても何も起きないのは当然として
初心者講習みたいのをやったところで
たかがしれている。

なので
ガンガン仕事をアサインして
OJTで日々成長してもらう
そんな方針でチームは進むようです。
それこそ日々の成長が実感できるように。

勝つためにベストを尽くせるマインドを
短期集中で手に入れることができる環境
それをどうするかが直近の課題です。

リスクの話 3

リスクを取った経験があまりなければ
その辺の面白さは分からないだろうし
そりゃ海外行たったりしないだろうな
とも思います。

やるからこそ分かることってのはたくさんあって
それには大なり小なりリスクを伴う。

その経験によって自分の未来を作っていく
というか最適化していくのが成長だと思うのだけど

リスクを取れないと
「分かったらやろう」
みたいなことになって
やらないと分からないことは
いつになっても分からないわけで

そのままってわけにはいかないから
失敗しない程度にチマチマやるのだけど
ビビって刻めば刻むほど時間がかかって
結果、できないという結果に終わる。

ドカンとやると
最適値の向こう側に行ってしまうことがよくあって
それは「失敗」と呼ばれるけれど
そこから減じていくイメージで調整可能だし
やると何が起きるかがわかる。

どこまで何をやったらいいのか分からないから

夢工房は、でっかい夢を掴むために
相応のリスクを払うのだけど
その活動のインパクトを簡単に言うとこういうことです。

社会に出てから
「学生の時に何やってた?」
と聞かれて
「レーシングカー作って海外のレースに出てた。
勝ちたかったから毎日大変だったよ」
と言える。

そう言えること自体がステータスになるわけではないのだけど
そんなふうに言える毎日を送ってきたら
どれだけのパフォーマンスを持つか想像してみて下さい。

さらに、彼らにとっては
それが日常であり「普通」なのです。
そのためのリスクを取るとしたら
まんざらでもないでしょう?

リスクの話 2

普段何かをやる上で
意識してリスクを取る
なんてことがあるかもしれないし
ひょっとしたら無いかもしれない。

何のためにどれくらいのリスクを取るかを
考えたりはするとき
取るリスクの大きさの程度とか可否の閾値は
恐らく無意識というか習慣で決まる。

そこに気付く機会は
あまり無いのかもしれないけど
もし気付いてしまって
それを変えたいと思うなら
意識的に新しい習慣を身に付ける必要があるのだけれど
やはり重要なのは環境だろうな
と思うのです。経験上。

場所や組織、周囲の人など
どんな環境に身を置くかはとても重要。

朱に交われば何とやら、ってヤツです。

でも、気を付けなくてはいけないのは
一般的に良いと言われている環境が
自分にとって良いとは限らないということ。

それは、言っている本人の価値観に基いているから。
当然ですが。

あと、環境は
ある程度自分で変えたり作ったりすることもできる。
むしろ既存の環境に迎合するより
その方が価値がある場合も多い。

まぁ、理屈はいくらでも言えるのだけど
結局は、これだと思ったところに突っ込んでいって
頑張ってみれば分かるよ
というか
そうするしか無いよね
ってところですよ。