喜びに向かっていこう!

夢工房で学生達がやっている
プロジェクト活動ですが
こういったものって
現状から未来の大会に向けて
色々やっていくわけです。

そんな彼らを見ていて思うのは

必要なことがイメージできているかな?
ということです。

もちろん
作っているマシンの走っている情景
そういうイメージは大事なんですが

それと同じか、もっと重要なのは
喜びのイメージです。

どんな風に、どれくらい喜びたいのか。
それは、どれくらいの成果なのか。
それは、どのくらいの努力で得られそうなのか。

そして
そのために今、何をどのようにやるべきなのか。

これはYouTubeを見ていて気付きました。
というか
思い出しました。
SpaxeXの再利用可能なロケットブースター
補助ブースターが2機揃って
上空から基地に戻ってきて
着陸に成功した瞬間
多くのスタッフ達の喜びの爆発!
あの瞬間ですよね。
チームワークで達成した瞬間。

かつて我々が
オーストラリア大会で4位になったとき
表彰式で順位が発表された瞬間
そんな感じでした。

爆発する喜びの浦には
それに見合う努力がありました。

もちろんそれまでは
必死にやっていました。
もちろん勝ちたくて。

でも、上位に入ったことなんて無いから
あくまでも達成した瞬間なんて想像なんですよね。
でも、あそこまで行けた。

今のチームに
想像させてあげる必要があったんです。
「あそこに行こうぜ!」
って。

それは必死の努力に見合う場所だ
って。

いや、もちろん4位じゃなくて
もっと上なんですけどね。

続 クリエイティビティを鍛えねば

夢工房で日々頑張っている連中を見ていると
やっぱりクリエイティビティが重要なんだよなぁ
と思います。

以前にも投稿していますが
気になるネタの一つです。

勝ちたい
と思って色々作っているなら
以前と同じものじゃダメなわけで
新しいものを作ってナンボですから。

でも
ある程度年齢がいってしまうと
どうしようもないのかな
とも思うこともあります。

やはり幼少期からの環境とかが
相当効いているのかな。

最近、アウトプットが苦手な学生が多い気がします。

単なる予想ですが
外発的なものにまみれて育ってくると
そうなるのではないかな。

周囲がやってあげる
言ってあげる

それによって
本人は
やらなくて済む
言わなくて済む
受け止めていれば済む
そんな風になっちゃう

クリエイティビティ不要です。

そんなところなのではないかな。

だとしたら
やってあげて、言ってあげている方は
相手のためを思ってそうしているのに
全て裏目に出てしまっているということになります。

だとしたら
どうしょうもないのか?

とはいえ
可能な限り
何とかならんのか
と頑張る日々なわけです。

諦めるわけにはいかないので。

人は
どうしたらクリエイティブになるのでしょう。

考えても簡単には答えは出ないでしょうね。
だからこそ考えてしまうのです。

単に勉強したってダメなのは分かってます。
特に外発的な動機では。
いわゆる単なる勉強はクリエイティブじゃないから。

そう
内発的な動機じゃないと創造性は発動しません。

では、内発的な動機にはどんなものがあるでしょう?

それはもう何かしらの欲求ですよね。

好奇心とか探究心とか

喜びとか驚きとかを
自らが得たいとか
他に与えたいとか

そんなところかなと思います。

人は何でそんなことをするのでしょうね。

まぁ、そんなことを考えるとキリがないので
今後も継続的に考えていくことにしましょう。
そうこうしていると
何か良い情報が得られるかもしれませんしね。

最後に一つだけ。

今、気になっているのは
小さい頃に使う時間の多くを
いわゆるお勉強にばかり充ててしまって
自発的な創造性を養うことに使わずにいると
どうなっちゃうのか?
ということです。

子供達は
我々の、社会の未来ですから
気になって仕方ない。

最近は、かなり小さい頃から塾とかで
勉強ばかりしている子も多いでしょう。

もちろん他にも色々やってる子もいるでしょうから
一概には言えないとは思うのですけど。

にしても
あまり多様性が無い気がするのです。
大丈夫なのかな、これで。

あー、いやいや!
あまり心配しないでいきましょう。
心配ばかりしても何も変わらないもんね。
やるべき事をやましょう!

皆さんは
自身のクリエイティビティをガンガン伸ばすべく
日々頑張って楽しんで下さい。
年齢問わず。

夢工房の学びの本質

学校ってのは
常に色々と課題を持っているものです。

人を教育しているわけですから
その時々に応じたテーマがありますよね。

最近で言ったら

  • 批判的思考
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力

このあたりがよく言われるところではないでしょうか。

そうですね。
私もこれらは大事だと思います。
皆さん身に付けてくれたら良いのではないでしょうか。

なーんて言ってみたりしましたけど
これね
いわゆる
「真面目に」
「言われたこと」
をやってきたらそうなるんじゃないでしょうか。

そうでしょう?

言われたことを疑いもせずやっていたら
批判的思考は持てないでしょう。
問題解決能力って
出された問題を解いて
答えを出すことじゃないですからね。
皆で力を合わせて何かをやらないと
本当のコミュニケーションなんて必要になりません。
お膳立てされたテーマを筋書き通りにやったって
そんなの身に付きませんって。

そういうのを
本当に身に付けて欲しいと思って
準備すると…

超面倒くさいんですよ。
何が起きるか分からないし。

でも、それがリアルワールドでしょ。
だから前述の能力が身に付くんでしょ。

最近じゃ学校でも
ものづくり教育は
真剣に取り組まなくなってきてるんじゃないでしょうか。
そりゃそうだ
だって
教える方だって十分な経験が
無い世代になってきてるんですから。

学校って
知ってる人
できる人
が、知ってること
できることを教えるところ
という前提があるでしょう?

「それはこう考えるんだよ」
「それはこうやるんだよ」
って。

だから
知らない
やったことがない
そんな人は教えられない
と思われています。

そんなの当たり前?

そんなことはない。

知らないことだって
できないことだって
それを何とかするところから
学びが生まれるんでしょう。

エンジニアなんて
知らなかったし
できなかったこと
そんなことをやるのが仕事で
それを日常やってますよ。

新製品ってのは
世の中に無いから新製品な訳で
学校で学んだことを思い出して
形にしているわけではありません。

はい、ここで話は振り出しに戻ります。

学校で
知ってる・できる先生から
「それはこう考えるんだよ」
「それはこうやるんだよ」
って言われて
言われたことを覚えるのが
言われたことをやるのが学びだ
なんてことばっかりやってきたから

  • 批判的思考
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力

が必要だ!
なんてことになるんでしょうが。

そうなったのは一体誰のせいなんですか。

学校や先生ばかりに原因があると言いたいわけではありません。
社会全体がそれを容認しているし推奨していますから。

言われたこと覚えて
問題解いて
そんなんでクリエイティビティが身に付くんですか?
と聞きたいですよ。
それで世に出て開発を仕事にしようぜ!と?
それで生涯賃金アップだぜ!と?
無茶言っちゃいけません。
なめてんのか?と言いたい。

教える方が十分知ってなくても
やったことがなくても良いんですよ。

学生自身がチャレンジして
それを評価してアドバイスして
時に一緒に考えて
時に一緒にやってみて
教える方も一緒にチャレンジすれば良いんだと思います。

先に生まれたから「先生」
で良いと思います。

先に生まれたから
ちょっとだけ余計なことを知っていて
だから色々アドバイスできるわけで
チャレンジもできるわけで
そんなんで良いと思います。

でも、実際やるとなると勇気要りますよ。
色んな意味で。
これはやらないと分からないと思うけど。

一応言っておきますが
学問は否定しません。
それも大事です。

で す が

それだけじゃどうにもならんです。

というわけで
夢工房の挑戦は続くのです。