播いた種の芽が出る

人は意識せずとも無意識な行動を取るわけなので
無意識だからといっても
何もしていないわけではない。

なので、無意識だからといって
何も起きないわけではない。

無意識でも種を播いていて
その種の芽が出て成長すると
いずれは刈り取らなければならない。

望んでもいないのに
困難が降りかかってきて
その対応に忙殺される

というような状態は
そういうことが原因であることが多いのだけど
「そんなもんだ」
と思っていれば
その仕組みと状況は放置されるわけで
同じことを延々と繰り返すことになる。

でも、意識的に種を播けば
いつかそれ相応の芽を出す。
相応の結果が出る。

未来の希望のために
ビジョンを描いて
そのためのことをやっておけば
相応のことが起きるのは当然。

昔々、子供の頃に
そんなようなことを言われた気がする。

けれど、その時は
「…だから勉強しなさい」
のような話で

勉強が苦手で嫌いな自分は
全く腹に落ちなかった。

「たら」「れば」は無いけれど
その時に「勉強」ではなく
自分の好きなことだったら
一体何が起きたのだろう?

いやいや
好きなことは言われなくてもやっていたな。

なので、今頃になって言語化できたということか。

こういう話は
「忙しくて、そんな事をやっている暇は無い」
ということになることも多いのだけど
結局は、やりたくないのですよね。
今のままにしたいのだと思います。

気持ちは分かるけど
そんな風にしてしまうから
相応のことが起きるのだけど

未来に起きることよりも
今、手元にあることがが大事なら
そうならざるを得ないでしょう。

今、この瞬間にベストを尽くす
というのは大事なところなので
判断が難しいかもしれませんが

「何のために」が無ければ
そもそも「今、この瞬間」は無意味です。

ChatGPT実践編

夢工房内にはサーバーPCがあるのですが、5年前に導入したこのマシンの動作が不安定になってきたので、激安PCを入手して、ここ数日リプレース作業をしていました。

このサーバー、学生のWebサーバー、メールサーバー、室内で使っているCADソフトのライセンスサーバーと、色々役割を持たせているので、リプレースもなかなか手間が掛かります。

最近では、Webサーバーやメールサーバーなどを研究室の自前で運用しているところも減っているのですが、そういう面倒なところも自分でやるのも結構大事だと思っています。

以下、ちょっとだけ専門的な用語が出てきます。申し訳ありません。

Webサーバーなんかは、GUI(Graphical User Interface アイコンとか絵とかで分かりやすくなってるヤツ)で設定できるフリーソフトをポンとインストールして、簡単に済ませたいところではあるのですが、最近ではWordpressなんかを使いたいので、そういうわけにもいきません。
なので、昔ながらのApacheというCUI(Character-based User Interface 文字ベースでバチバチキーボードで打ち込んで設定するヤツ)で設定するWebサーバーをインストールして、あれこれ細かい設定をしました。

それが一通り済んだらWordpressのインストール。これはサイトとかブログの作成ができるソフトで、このブログは、今回のサーバーではありませんが、やはりWordpressで動いています。

メールサーバーのインストールもなかなか手が掛かります。

こんな作業をやりながら、ふと思うのです。
あれ?こういうスキルはどこで身に付けたんだっけ?
と。

Windowsが登場したのは私が社会人になってからで、その当時は色々面倒な設定とかも必要だったりしましたし、インターネットが世に現れたとき、多くの人がホームページを持っていたりして、そんなこんなで色々やったものです。

あと、前職ではネットワーク環境の構築なんかもやらせてもらいました。
社内にSEさんはいたのですが、自分が管理している部屋は自分でやらせてもらっていたのです。

結果として、中途半端ではありますが、色々できるようになりました。

とはいえ、本職ではないので何の問題もなくスムーズにことが進むわけではなかったりします。

今回の作業、インストールして動作確認した後に、次のソフトをインストールすると大抵は問題が発生します。その後は修正や再設定…と、延々繰り返しながら、少しずつ完成形に近づいていくのですが…

そんなことを1日中やっているわけにもいきませんので、手早く終わらせる必要がありました。

そこで今回試したのはChatGPTです。

ヤツをどんな風に使ったかというと…

まずは、キャラクター設定です。
「あなたは、Windowsのローカル環境に、Wordpressを動作させるために、Wordpressそのものはもちろん、PHP、Perlなどのインストールとトラブルシューティングの経験が豊富なシステムエンジニアです。
理解しましたか?」
と言い聞かせます。すると
「はい、私はWordpressやPHP、Perlなどのインストールとトラブルシューティングに関する経験が豊富なシステムエンジニアです。Windowsのローカル環境でWordpressを動作させるために必要な手順や問題の解決方法についてアドバイスすることができます。どのようなご質問やお困りごとがありますか?」
と返ってきます。
別に冒頭にこんな条件設定をする必要ななかったのかもしれませんが、今回は試しにそうしてみました。

で、ヤツがどんな風に役に立ったかというと、主にトラブルシュートです。

こういう作業は、インストールや設定作業の結果、頻発する動作不良に対してエラーのログファイル(当然英語で専門用語)を見て対策を打つ、という作業を延々と繰り返すのですが、これが実に精神を疲弊させます。

こういう作業でドツボにハマるのは、疲れちゃった結果おかしな作業をして、それに気付かずに次々に変な対策をして収集付かなくなる…というのが良くある原因ではないかと思っています。
皆さんがどうかは分かりませんが、個人的にはそんなことが多い気まします。

でも、ヤツはマシンです。
何の文句も言わずに淡々と仕事をします。

もちろん完璧なわけではありません。
出してくる答えは平均的というか一般論というか、そんな感じで、時として変な答えを出してきたりもしますのて、その際はすかさず突っ込むと謝罪して返答し直したりします。

でも、とてつもなく長いログデータだろうと、用事が入って作業を中断させようと、ヤツは文句一つ言わず、淡々と結果と対策を提示してきます。

こういうのをプロに相談するのは気が引けます。
「中途半端な素人がそんなのやらずに金払ってプロに任せろや」
ってことになりがちだし、そもそも自分でやりたい症候群の素人に付き合ってくれるプロはいないでしょう。
ネットで調べても色んな方法論があって収集付かなくなりがちです。

というわけで、ChatGPTにやり方を教えてもらったというより、エラーログの解析という面倒な作業の肩代わりをしてもらいました。
お陰様で、だいぶ楽に作業は完了しました。

まぁ、とりあえずはこんな使い方をしてみましたよ
という報告でした。

そうそう、作業をしながら手元に残した記録をChatGPTに放り込んで、見やすい手順書も作ってもらいました。

次は何をしてもらおうかな。

勉強って何だ?

学校の中の「物差し」の話をしよう
と思って、過去の記事を検索してみたら
「物差し」って言葉を使った記事が大量に出てきて
自分がいかに日頃
統一的な尺度に敵意を持っているか
ということが良く分かりました(笑)

いやー、もうね
「勉強さえできれば望みが叶う」とか
いい加減にした方がいいと思うんですよ。

そりゃぁ学校なんだから
勉強ができた方が良いのでしょうけど

そもそも机の上でする
典型的な学習だけが勉強なのか
というのは疑問だし
勉強できるイコール頭が良い
とか、そんなのいい加減にした方がいいですよ。
勉強できるから何なんだ?って話なんですよ。

勉強できることが仕事ができることに直結するわけではない
なんてことは、社会に出ればすぐにばれるでしょう。
学校にばれないのが不思議ですが。

教科書の内容をいくら覚えていても
それが自らが発する価値の大きさにどれだけ寄与するのか
大いに疑問です。

いや、違うな。
言いたいことはそうじゃない。

教科書の内容を覚えるお勉強しかできなくて
しかも、与えられた問題を解くことしか経験がなくて
そういうことに対する評価が高くても
そんなの仕事ができること
つまり、価値を創造したり提供したり
そういうことには繋がらない
というか、あまり関係ない。

そもそも、いわゆるお勉強って
本当に「勉強」なのかとすら思う。

勉強の一部だとは思うけど。

そんなことは学校の外では皆が知ってるはず。

お勉強が苦手なら
他の強みを伸ばすべきなのに
勉強できなければダメな子という評価にして
他のことはやらせない。

というか、やらせることができない
というのが実情かも知れない。

そんなの誰がやらせるんだ?
一体何をやらせるんだ?
ってことになるだろうから。

なんかいつになっても
多様性があって
本当の意味での自由な世の中には
なっていかないなぁ
というのが意外です。