環境問題の先にあるもの

資源や環境の問題がクローズアップ
されるようになってしばらく経ちます。

資源なら
化石燃料の枯渇
環境なら
CO2による地球温暖化
が分かりやすいところですね。

これらの問題は
政治的な目論見とか
経済的な目論見が
透けて見えるような部分もあるわけで
その辺の話になっちゃうと
正直なところよく分かりません。
陰謀論とか出てきちゃうと
もう一体何が正しいのやら。

この資源と環境の問題を
表に出てきているところをストレートに捉えると

化石燃料は無くなっちゃうし
CO2で地球は温暖化しちゃって
このままじゃ続かないよ。

ということですね。

無くなっちゃう化石燃料については
どんどん減っていって
いずれは自由に使えなくなって
我慢せざるを得ない時代がやってくるはず。
「化石燃料」なんて言ってますが
単なる燃料ではなく
様々な物資の原料としての役割も大きいわけで
これが無くなっちゃうと
衣食住の全てに大きな影響が出ます。

CO2だって
これ以上は絶対に排出量を増やせない
というところにくれば
発生源を制限する
つまり、産業とか文化的な活動に
制約を加えざるを得なくなるでしょう。

「もうこれ以上譲れないぞ」
となったとき
一体誰が、どのようにコントロールするのでしょう?

社会主義国なら
一気に制限を掛けられそうです。
果たしてそんなことをやるかどうかは別として。

民主主義で資本主義の国はどうなのでしょう?
国家がそんな制限を掛けられるのか?
法律を作っちゃえばできるのかな?

地球上の全ての国が
同意できるようなシステムを作る?
どうも無理そうな気がします。
同意しない国に対しては
どうするのでしょう?

悪者だ!
って、やっつけちゃう?
まさかね。
いや、どうなのでしょう?

その時どうするのか?
どうなるのか?

資源が無くなってきて
環境が悪化していけば
自然淘汰で人口が減少して
少ないリソースで生きながらえる
バランスポイントがやってくるのでしょうか?
そうかもしれません。

よもや今さら
「なーんちゃって。今のまま当分行けるんですよー!」
なんてこともあり得るのでしょうか。

いずれにせよ
大量生産・大量消費で
進歩して、発展して、安全で快適な暮らし
という同一の方向性を向く人が増えたら
そりゃぁその道筋に必要なリソースは
取り合いになるのは必然で
そもそも戦争が起きる根源は
そんなことだったりもするわけで

一方的に奪われる側になった地球は
我々が必要なリソースが無くなってくる
となったら
争いは激化するのか
争っている場合じゃなくなるのか…

人間は社会的な生き物なので
だからこそ大きな単位でまとまると
大きな力を発揮するわけですが
皆が同じ方向を向くと
皆が同じようなことをして
皆が同じようなものを必要とするわけで
そのうち「もっと!もっと!」となるでしょう。

まさか我々が生きている間に
地球規模の資源や環境の心配を
母なる大地の心配を
しないといけなくなるなんて
思いもしませんでしたね。

人間の欲は凄いです。

今の状況が
本当だろうが陰謀論だろうが
いずれにせよ、今のままの方向で行くことは
限界があるのでしょう。

資源やら環境やらが問題としてフォーカスされていますが
その根底にあるのは
結局は人の心じゃないか
ということですよ。

なぜ今のような状態になったのか?
それは己の利益を追求した結果
なのは言うまでもないでしょう。

仮に陰謀論だとしても同様です。

「己」意外は何か?

他人だったり
他国の人だったり
人じゃなくて自然だったり
地球そのものだったり

結局は
他に対する配慮を怠ったことが原因でしょう。

他を畏れ敬う感覚を失ってしまったら
やりたい放題ですね。
行くところまで行くしかなくなる。

こんなことを考えたりして
これからは「心の時代」がやってくる
そんな気がしているのです。