エコラン全国大会前夜

明日は栃木県のモビリティリゾートもてぎ(旧ツインリンクもてぎ)にて、Honda エコ マイレッジ チャレンジの全国大会。通称「エコラン」、燃費競技の大会です。

中学生から社会人まで、日本全国から幅広い参加者が集まる巨大なイベントです。
ひょっとしたら、ものづくり系のイベントとしては最大規模ではないかと思うのですが、どうなのでしょう?

このところ当チームの成績は低迷しているものの、1年生の修行の場として参加しています。以前はそこそこイケていたので頑張らないと!
特にコロナ禍以降は一気にレベルが下がってしまったため、再起動中といったところで、とにかく今は、色々やって色々見てもらって、早いところ高いモチベーションで高いゴールをセットできるようにならないと!というところです。

宿には22時前に到着してミーティング
明日は4時から行動開始です

プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館 その3

軍用機ばかりではなく、他にも色々あるのですけどね。
でもやはり軍用機が圧倒的に多いです。

これはSR-71ブラックバードのコックピット…のモックアップ。
側面のマーキングなどはかなりしっかりしているので、訓練などに使ったのかな?

屋外展示はキッチリ並べられてる機体があったり、少々乱雑に置かれたものがあったり、本物だったりモックアップだったり様々です。
シャーマン戦車もありました。

B-29をベースに改良された機体、B-50スーパーフォートレスの胴体。
一見ただの廃棄された胴体のようですが、コイツはちょっと違います。
空中給油をしながら世界初の無着陸地球一周飛行に成功した実機です。今後、レストアするそうです。
こうしてプレーンズ・オブ・フェイムのコレクションは増えていくのですね。

こちらは双発の胴体が3つの戦闘機、P-38専用のハンガー。ニューギニアで活躍した第475戦闘航空軍の資料が収められています。

ここはレストア用のハンガー。
外でP-40ウォーホークに給油中。フォークリフトで上方に持ち上げている白い容器から給油してます。
本来は地上にあるタンクからポンプで入れるのでしょうけど、この方が手っ取り早いですね。

ハンガー内はこんな感じ。色んな機体が同時にレストアされています。
さきほど給油していたスタッフが、部品の作り方から材質まで色々教えてくれました。

他にも色々。爆撃機なんかも展示してあります。

以前紹介した、トム・クルーズ所有のP-51。

さて、こちらは…

機体展示の傍ら、多くの模型飛行機がディスプレイされていたりするのですが、それらはこの部屋で作っているようです。
内部は見学できませんでしたが、部屋の前のケースにはタミヤの箱が…
やはりタミヤ製はレベルが違うのでしょうね。

一通り見学して、ショップに行くと…

エンジンの部品が売ってます。
ロールスロイスの爆撃機用エンジンのコネクティングロッド65ドルと、シャーマン戦車のシリンダーとシリンダーヘッド。
売っちゃうの!?
まぁ、レストア時に不要と判断したらゴミですからね。

排気バルブは40ドル。

スパークプラグはチャンピオン製なのね。9ドル95セント。
中身は…?

うーん、やはり自動車用とはちょっと違うんだなぁ。
ロータリーエンジンのヤツに電極が似てるなぁ。

って、なんで手元に!?

衝動買いです。

とても全ては紹介しきれませんでしたが、ザックリと紹介させてもらいました。
ビルに収まった博物館と違い臨場感もあるし、スタッフもフレンドリーで色々話ができたりするのがここの良いところです。

プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館 その2

この博物館は、ビルのような建物ではなく、ハンガーと呼ばれる飛行機の格納庫を利用したような構造になっていたりして、なかなか雰囲気あります。
以前来たときは、もっと薄汚れたというか、くたびれた感じでした。もっとも、その方が雰囲気はありますけどね。
今はかなり綺麗になって、ハンガーも増設されています。

ライトフライヤー号があったハンガーから出て、すぐ隣の外国機があるForein Hangarに行ってみましょう。
ここには、我々日本人が見逃せない貴重な機体があります。

まずはこれ。

言わずと知れた零戦です。零式艦上戦闘機52型。
なんとこれは、世界に唯一現存するオリジナルのエンジンを搭載している飛行可能な機体なのです。

こんなのもあります。局地戦闘機の雷電。これも現存する唯一の機体じゃなかったかな?恐らく飛行はできません。
手前にあるのはロケットエンジン特攻機の桜花です。靖国神社の遊就館にもありますが、あちらはレプリカ。これは本物です。

雷電を別のアングルから。
オレンジ色のはロケットエンジンの局地戦闘機、秋水。これまた唯一の現存機。機体色がオレンジなのは試作機であるため。
一番右にあるのは秋水のベースとなったドイツのメッサーシュミット Me163。日本機は本物ですが、これは木製のモックアップです。

こちらは艦上爆撃機の彗星。
遊就館にあるのとは別のタイプです。

というわけで、ここでしか見られない貴重な日本の飛行機の数々でした。

ちなみに、なんでアメリカに日本にも無い軍用機があるのかというと、終戦後にアメリカ軍に接収されて海を渡ったのです。
で、調査・研究後は用済みになって、スクラップにされたりするのですが、それを買い取る人がいたりして、博物館などに展示されたりするわけです。

レアな日本機を見たければ、スミソニアン博物館の別館、ウドバーハジーセンターもお勧めです。