過去2年間は世界的にコロナ禍による影響を受けました。
一般的にはネガティブな時代と受け止められているでしょう。
しかしながら
ものごとには多面性があるので
どこかにきっとポジティブな側面があります。
今日は新1年生に対してのガイダンスの日でした。
彼らは高校3年間のうち
実に3分の2に相当する
2年間もコロナ禍による自粛状態だったはずです。
果たしてそういう状況に置かれて
高校では何をやっていたのか?
それは追々彼らに聞いてみたいと思います。
この春に卒業した大学生だって
在学期間の半分は自粛状態です。
彼らは、色々なものに制限がかかり
多くの我慢を強いられてきたはずです。
しかし、その裏では
やらなくて済むことも多かったはず。
もちろん、やらなくて済んだ
というメリットの裏には
能力を伸ばすことができなかった
という事実があったかもしれません。
でもその裏には
自宅に籠もる時間が長かったからこそ
できたことや、分かったこと
そんな経験があったかもしれません。
…無かったかもしれませんが(笑)
とまぁ、こんなように
ものごとの裏、その裏、またその裏…
みたいに、メリットとデメリットが積み重なるような
そんな状態だったのではないかと思っています。
でも、そんなのは平時ににも言えることななので
別にその形態自体は特別なことではありません。
問題は、彼らがそこからどうするのか
ですよ。
企業側では
そんな時代を過ごしてきた学生達が
果たして実社会で使い物になるのか
そんなことが大変気になっているようです。
残念ながら、企業側の懸念は的中するでしょう。
ただし、それは全員に対してではない。
このコロナ禍で学生として過ごしてきた彼らの
多くに不足している能力は
コミュニケーション能力とか思われていて
実際にその通りかもしれませんが
恐らく深刻なのは
アクションができない
というところだと思っています。
自粛してオンライン
みたいな環境だと
圧倒的に受け止める側の経験が多いはずです。
そしてそれに慣れてしまって
内的な基準がそういう環境に適合して
そういうのが「普通」になっているでしょう。
で、問題は
そういった者が多い環境で
君はどうするの?
というところです。
もし、そういう状態を自覚して
意識的に能動的な行動を取れる
アクション型の人間になれる
そのためのチャレンジができる
そんなふうになったらどうでしょう?
圧倒的に目立ちます。
学校、社会といった周囲の環境は
若いチャレンジャーに提供するための
チャンス、リソースが用意されています。
目には見えにくいですけどね。
なので、大多数が自発性が不十分で
リアクション中心になってしまったとしたら
それらのチャンスは宙に浮いて
余ってしまいます。
ですが
アクションができる
チャレンジができる君は
圧倒的に大量のチャンスを手に入れられるかもしれません。
もちろん
「手を抜いていてもうまくいっちゃうよ」
ということではなく
チャンスを手にしたら
全力で頑張る責任が発生しますから
頑張らないといけないのですけどね。
まぁ、責任がなくて頑張る必要がないことなんて
やり甲斐が無くて、やっていても楽しくないし
そもそも、そんなもの意味が無いのですが。
ということで、今の時代を
良いと考えるか
悪いと考えるか
それは君次第なんですよ。
というお話しでした。