20数年ぶりにかつてのボスに再会

今日は久々に前職のボスに会いました。
前の会社に入った時の最初の上司です。
実に20年ぶり。

今は定年退職後に別の会社に移ったので
リクルートの話もあって足を運んでくれました。
あ、学生のリクルートですよ。
私の転職ではなく。

前の会社では、結構好き放題やらせてもらって
おかげさまで色々できるようになったのですが
私のわがままに応えて環境を作ってくれたのが
このボスです。

中途採用の面接で、採用担当全員が
「あいつはやめておけ」
と言ったのに
自分の一存で入社を決めてくれたり

テストドライバーとして入社した後に
「設計やらない?」
と言って、本来やってみたかった設計ができたり

設計をやってみたものの
紙ばかりいじる毎日にうんざりしていたところに
設計・試作・組立・テスト
の各分野を合体させた「特殊部隊」を作って任せてくれたり

その業務内容は守秘義務に反してしまうので
ここでは明らかにはできませんが
かなり特殊な仕事を
かなり好き勝手にやらせてもらいました。

大口叩いた挙げ句に色々ヘマをやったりもしたので
きっとそのフォローは大変だったのではないか思います。

ただ、今日初めて聞けたのは
私の訳分からない要望に合わせて
予算がない、日程がタイト
内容が訳分からないといった
ミラクルな仕事を
わざわざ、あちこちから取ってきてくれていたのですね。

これ、受動的な人間に放ったら
自殺したくなる内容だったろうな、と今なら思うけど
その頃の私は、そういう仕事に飢えてましたから
面白くて仕方なかった。

だって、工夫すれば何とかなるんですよ、そういうの。
頭だけじゃ勝負できない自分は
フットワークとスピードで何とかしていて
それがうまくいったら、そりゃぁもう楽しいわけです。
みんな喜んでくれるし。

次々に新しいものが形になって
「うおおお!オレは生きているぞ!」
って感じでした。
…わけ分かりませんか?
そうでしょうね(笑)

でも、今日は話しをさせて頂いて
「色々やったよなぁ。面白かったな!」
と言って頂けたので
まぁ、結果オーライだったのかな。

ともあれ
今、大学で仕事をさせて頂けているのも
そんな経験をさせてもらったおかげなのだと思っています。
他にも今も頭が上がらないボスがいますが
私は本当に周囲の人達に恵まれてきました。

もう、自分もかつてのボス達も
それぞれ別の職場にいるので
恩返しなんてできないのですが
この恩は、学生達を育てることで
恩送りとさせてもらいましょう。

とか色々回想している自分は
世話になっていた頃のボスの年齢近くです。

果たしてそれに見合うだけの成長ができているのかと考えると…

いやぁ、まだまだだな。
全くかなわないな。

精進しましょう。

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