「若い」というのはチャンスなのだが

学校のお勉強、もうちょっと何とかならんのか
という話です。

まぁ、何というか
授業として恐らく扱う内容それぞれは
重要なことではあるのでしょうけど
順番が逆というか何というか…。

まず、動機付けの部分が弱いと
どうにも「やらされている」ということになっちゃうわけです。
本人がやりたいと思うところからスタートしないと
どうにもならないでしょう。

そもそも、やる気になれないものを
できるようにするって
凄く難しいことではないでしょうか。

内容に関して言うなら
要素がバラバラ過ぎちゃって
知識にしても技術にしても
どうやって実務に活かしたら良いか
想像しにくいでしょうね。
というか
そういうのは無理なレベルになっちゃっているような気もします。

これは最近に限ったことでは無いのですが
例えば、機械関係のことを大学で学ぶとなると
製図とか、加工の実習とか、実験などの授業があります。

これらはものを開発するなら必須の経験を
授業という単品要素に落とし込んだものですが

では、そういう単品をやると
開発の一連の流れができるかというと…
面白いくらいできません。

例えば、実験の授業をやったところで
実務における「本当の実験」なんてできません。

製図も実習もしかりで、例えて言うなら
鉛筆の持ち方を学んだんだけど文章が書けない
みたいなことになっちゃってる気がします。

そもそも最も大事な
何のために何をどうするの?
というような最も重要な
根源の部分を考える機会なんて無いわけで

そんな状態で「やらされて」いたら
残念なことになっちゃうのは当然なのでしょうけどね。

さて、今回は何が言いたかったかというと
やはり学生が主体性を持って
プロジェクト活動をするというのは
最高なんだな
といいうことなのです。

でも、そこに加入した1年生は
「やらされる」感覚が抜けていなくて
フルパワーで動くようになれない
というか
それは習慣になっちゃっているので
まるまる1年くらいは時間を無駄にしちゃうわけで
凄くもったいないなぁ
というのが毎年思うところ。

まぁ、何もしていない学生に比べれば
はるかにマシなんでしょうけど
学生にとってのこの時期は
大きく人生を左右する可能性があるのですよね。

高校だって義務教育じゃないのだから
プロジェクト活動みたいなことをバンバンやって
主体性とか「やる」ことの面白さとか
そういうのを体験させたらいいのになぁ
とも思います。

「若い」ということは
それ自体が大きなチャンスなのですが
むざむざそれを捨てちゃってるような気がするのです。
あぁ、もったいない。

ただ、同時にこれは
夢工房の環境を彼らにとってもっと魅力的にする必要がある
ということであるのかもしれないわけで
その辺は検討と改善が必要です。