成績って何だ?

いわゆる能力主義だと成績が気になるのだそうです。
そうでしょうなぁ。

そもそも、成績って何ですか?
数字ですね。
能力を数値にして可視化されたものです。

それは一体どういった能力ですか?
記憶力とか、計算する能力とか、いわゆる論理的思考力ですかね。

そういう能力があるのは結構なことです。

ですが、それのみってのはどうかと思うのです。
だって、論理的思考力の能力を数値で、となると、答えが合ってるか間違ってるかという話になるでしょう。
というか、それしかないわけですよ。

でも、そういった能力って、社会で仕事をする上で必要な能力のごく一部なわけで「それがあれば他は知らん」というより、「それだけあれば良いのだ」となっている現状はどうなんだ?と思います。

そんな単一の尺度や可能性のみに準じて努力しても、なんだか未来は先細りな感じがしちゃいませんか?

もちろん、そんな皆さんを受け入れる社会の側(会社と言った方が良いのかな?)も、そんな狭い価値観にとらわれて、似たような経験しか無い新人を採用して育成して行くのも限界があるでしょう。

社会に出て
成績とか学歴とかを言われたところで
「で、何ができんの?」
という話になってお終いなのですけどね。

本当は、色々な経験や価値観を持った人達が集まって、力を合わせて大きな何かをつくっていくような未来が良いと思うのですが、そういった不確定な、何が起きるか分からないのは不安でダメなんでしょうかねぇ。

だれか強力な指導者(支配者)が絶対的な答え(命令)を持っていて、それに従えば安心?
それもあるけど、まぁ楽なんでしょうな。
大事なところは指導者に判断を任せられるし
何かあっても、その指導者のせいにできるし。

でもそんなのつまんないんですよね。

なので、自由で面白いやり方を模索していきますよ。

結局は習慣か

何をどうするか、どうしたいのか

理屈でその辺を考えたところで、それなりにそれっぽい着地点は考えつくかもしれません。
でも、それができるかどうかは別問題。

その「できるかどうか」を頭の良さとか、リソースとか環境のせいにしたりなんかしますよね。

でも、大抵は違う。
そういうもののせいではなくて、凄く根本的なところで無意識に判断してしまうことができない原因になっている事が多いと思っています。

できればやりたくないとか、楽したいとか
そんな感情というか価値観が自動的に発動してしまって、それが原因で「やらなくて済む」行動に直結している。
そんなことがよくあります。

これ、単なる習慣なのですけどね。もったいないことです。
まぁ、「単なる」と言うには手強いかな。
でも、所詮は習慣です。
どうするかは自分次第。

恐れるな

チャレンジャーにとっては、この恐怖心のコントロールは極めて重要なのですよ。
なぜかというと、この厄介な「恐れ」という感情によって行動が制限されるから。

行動原理が恐怖に基づくものである場合、一般的にはどうなるでしょうか?

恐れは身を固くし、脚を止めさせ、視野を狭くする。
よって、チャレンジできなくなるし、アイデアも出なくなるのです。

で、恐れることによって大抵は消極的になる。
つまり、やらない方向、守る方向になり、結果として成果が出なくなるわけです。

では、積極的に成果を出して行くには、それとは反対の方向が必要なわけですね。

とは言っても、普通に考えたら恐怖心のコントロールは難しいかもしれない。生存本能に基づくものですから。
かといって、全く不可能というわけではありません。

そもそも「恐れ」の原因は何か?人は何に対して恐怖を感じるのか?
それは「分からないこと」です。

何が起きるか分かっている恐怖ってのもありますが、そちらに対しては回避も簡単ですから。
なので、何が起きるか分からないものに対する反応のレベルを変えられたら良いわけです。
何が起きるか分かっていれば怖くは無いですからね。

それは意外と簡単というか、単純というか、嘘っぽいかもしれませんが…

想像でも、思い込みでも良いので、何が起きるか分かっていれば怖くない
これです。

だって、安全だって信じていることだって、多くは何の保証も証拠も無い、単なる思い込みだったりするものですから、反対の危険に対しても適用したって良いと思うのです。

「きっとコイツはこうだろう」
と想像してやってみる。
その結果は、次のチャレンジのループにフィードバックすれば良い。
こんな感じです。

ただし、リスクのコントロールはすべきです。
安全だと思い込むのでは無く、「こういうことがおきたら、こうしよう」と決めておくとか。

あと、経験の数によって対応できる幅も広がりますね。
なので、やればやるほど恐怖は克服しやすくなるのです。
「こういうことがおきたら、こうしよう」のネタ元が増えていきますから。

こんな感じでやっていけば、経験の数や慣れによって、グイグイ前に進んでいけるようになるはず。
これも成功の習慣化と言って良いでしょうね。