アメリカ遠征 6日目

もう6日経ちました。明日で1週間です。遠征時の時間はあっという間に過ぎます。

今日は開会式の後にいよいよ打ち上げが始まります。
モーテルから砂漠まではざっと160km。2時間くらいですね。
4時起床で5時にモーテルを出て、現地には7時くらいに着きました。

今日は怪しい天気です。
日の出は6時30分くらいなので、すでに太陽は昇っているはずなのですが、まるで日の出前のようです。
ただ、思いのほか寒くありません。
日の出頃は10度近くまで気温が下がったりするのですが、たぶん20度以上あるでしょう。

景色は立体感があっていいのですが

8時近くになってやっと晴れてきました。
雲は多めで風があります。

雲があると奥行き感が出ますね

開会式で諸注意の伝達後、集合写真の撮影です。
今回の参加は16チーム。
思いのほか多いですね。コロナ前とあまり変わらないかも。

多くが日本チームで、海外チーム少々

その後、各チームのロケットの打ち上げとなりました。
準備の整ったチームから順次打ち上げるのですが、今日は風が強くてコンディションとしてはあまり良くありません。
結局、今日打ち上げたのは1チームだけだったのではないかな。

コータローはテスト走行。
短距離のテストでは問題は起きませんでしたが、今日は1km程度の長距離テストをしてみた結果、問題を発見しました。
今回の機体は複数のマイコンを搭載していて、それらが連携して動作しているのですが、長距離を走ると処理が止まってしまう。

奥の方は砂嵐ですね
風が強いです
スカッと晴れているように見えますが、雲が多いし風が強いのです
奥の方は砂塵が上がっていて景色が不鮮明ですね
今日は短距離、長距離合わせて数本の走行テスト

このまま砂漠でトラブルシュートを続けてもらちがあかないので、15時くらいに撤収。
モーテルで続きをやることにしました。
どうせ風が強くて打上げができるコンディションではありません。砂塵も舞って視界も悪くなってきましたので、体力を消耗する砂漠に留まる理由はなし。

ちなみに、風があると乾燥した空気も相まって、結構爽やかに感じたりするのですが、コレが危ない。
というのも、汗をかかない(というか即座に蒸発してしまう)ので水分摂取を怠ると、あっという間に熱中症になります。
なので、定期的に、かつ意識的に水分を摂る必要があります。

今日のように、砂漠は意外と快適に感じたりすることがあるのですが、調子に乗って長時間活動しても思いのほかうまくいきません。
頭がちゃんと働いていないのでしょうね。

というわけで帰ります。

帰路はいつも通りの景色です。

今回は湿度が高いのか、どこへ行っても景色がスッキリしていません

帰りはルーチンワークの、レンタカーの給油とWalmartでの食料調達。

そして部屋での作業中、コータローはやりました。トラブルの原因解明。
どうやらマイコンのデータ処理上の問題とのこと。
コイツをどうにかやっつけて、明日の朝イチには打ち上げたいところ。

というのも、朝は風が弱いことが多いのです。
しかも、明日は打上げ側の都合により、午前中のみの打上げとなります。

さて、果たして明日の朝までに問題を解決できるでしょうか。

アメリカ遠征 5日目

今日は砂漠に行く初日で、会場の設営を行います。

最近のレンタカーにはUSB電源を備えているものが増えてきました。
じゃ、早速充電してみようとスマホを繋ぐと…

あっとビックリApple CarPlay
スマホの内容がカーオーディオに表示されて、この画面を通じて操作ができるのです。
なので、ナビ画面も日本語です。

もっとも、砂漠までは一本道なので、ナビが無くても迷ったりはしないのですけどね。
でも、到着時間を知ったりするのには便利です。

3年ぶりの砂漠への道。
今年は湿度が高いのか、なんかボンヤリした景色です。

ロケットの打ち上げ会場まではおよそ160kmくらいかな。
これを毎日繰り返すのはなかなかタフですよ。

ブラックロックデザートはこんな感じです。
地面の様子は年によってかなり変わります。
フワフワだったり硬かったり。
今年はかなり硬くて平坦な方です。

まずは参加者全員でテントの設営です。
ここは日陰がありませんからね。こういう設備を作っておかないと仕事になりません。

にしても、30度後半の気温でこれをやるのは結構重労働です。

そうそう、今年の車は日産です。

結構綺麗に見えますね。
実際は砂だらけなんですけどね。

車体の後方は風を巻き込みますので、結構砂が付着します。
まだ初日なのでかわいいもんです。

ちなみに、砂漠の「砂」とはいうものの、実際は砂というよりきめ細かい「土」と言った方が雰囲気は伝わるかも知れません。確かに砂ではあるのですが。
ザラザラではなく、粒子が細かくてパフパフです。小麦粉みたいな感じです。

会場設営が終わったら、お次はゴールの設定です。

ロケットは設営したテントの目の前数百メートルとのところで打ち上げるのですが
投下された機体が目指すのは数キロ先です。

こんなふうに位置決め。
打ち上げ地点からは3、4キロ先です。
明日からはここにパイロンを設置します。

砂漠での機体はこんな感じ。

そんなこんなで、あっという間に夕方になって
日没前に砂漠で試験走行

砂漠にマスクは合いませんね(笑)

ちょっと走らせてみたところ、まあまあといった感じでしょうか。

明日は宿を5時に出て、現地で開会式に参加します。
その後は早速打上げ。
朝イチでいけると風が凪いでいるのでコンディションが良いのです。
風が強いとゴールから遠いところに流されてしまう可能性がありますからね。

久々の砂漠の仕事は疲れました。
明日は早いので寝ます。

投稿時間は、現地時間11時45分。
おお、4時間くらいしか寝られない。
まぁ、いつもこんなもんですけどね。

アメリカ遠征 4日目

もう早くも4日目です。
イベント前の準備も今日まで。

このところ朝は7時くらいに起きていますが、気温は15度くらいです。
やはり結構寒いですね。
でも、ここからグングン気温が上がってきて、夕方4時頃にピークとなります。
今日の最高気温は34度くらいなので、大したことはないですが。

朝食はモーテルのロビーで摂っています。無料です。

朝食はフロントのロビーで
ガラスの向こうはプールです

朝食のメニューは毎日同じです。もう全部覚えてしまいましたよ。

コーンフレーク2種(プレーンとレーズン)
オートミール(アップル、ブラウンシュガー、レーズン…だったかな?)
パン
ジャムとマーガリン(バターではなかった)
ジュース2種(アップルとオレンジ)
コーヒー
ミルク
シリアルバー
シュガードーナツ(直径5cm位で6個入りのパック)
リンゴ

朝から甘いものばかりというのはありがちです。
朝食に甘いものを食べない日本人としては、ここにスクランブルエッグやベーコンがあったりすると大変嬉しいのですが、残念ながらここにはありません。まあいいですけどね。
でも、日本食が恋しくなっちゃう人にはキツイかもしれません。

コータローは何でもイケる人
電子レンジが何のためにあるのかよく分かりません
少なくとも朝食の役には立ってはいないないようですが
壁掛け時計の左下にあるタワーはコーンフレークのディスペンサーです
コーヒーやらミルクやら砂糖やら
紅茶はありますが存在感薄め
パンの下にはシリアルバー
ミルクの奥にある白い四角いケースにはオートミール
オートミールは結構美味しくて人気

朝食の後は、モーテルの裏手の空き地でテスト走行ができるかを確認

犬の糞が多いので要注意
トラックの看板は本物のトラックです
この辺はハイブリッドとかEVは極めて少ない
デカいピックアップトラックとかSUVが主流です
その後は部屋で機体の調整
そして日没前にテスト走行
こんな機体です

テスト走行の結果、多少の問題が見つかったものの、大したことではありませんでした。

その後は再度部屋で機体の整備と明日の準備

今回はコータローの単独遠征ですが、頑張りますねぇ

以上、現地時刻で午後10時45分の投稿でした。