良い仕事をするためには

基本的には
自分のやりたいことと
仕事の内容が一致する
これが仕事選びで重視すべきことだと思います。

しかし、実際に仕事をしてみると
当初想像もしなかった環境であったり
希望とは異なる仕事の内容だったり
人間関係が難しかったりもします。

長期の休みに入ると卒業生が夢工房に遊びに来てくれます。
今日も結構な数の卒業生が次々に来てくれて
色んな話を聞かせてくれました。

うまくいっていたり
色々と課題を持っていたり
まぁ色々なわけですが

仕事の内容について言えば
合ってるとか合っていないとか
面白いとか面白くないとか
細かいところを見ればキリがないのですが

大事なことの一つに
自分がどれだけ面白くしようとしているのか
というのが重要なのだよなぁと思いました。

仕事が面白いとか面白くないとかを
会社や部署や他人のせいにしてしまったら
それはもう自分では解決できないわけで

そうなっちゃったら
自分はもうやることはないわけですよ。
それで何かが面白くなるわけはないし。

反対に
自分が何かを変えられると思ってやっているのであれば
やり甲斐も生まれるし
その成果で誰かがハッピーになってくれて
結果としては自身の価値が高まるのだよなぁ
なんて思います。

困難な状況、困難な仕事で
卒業生達も磨かれているなぁ
と思った一日でした。

追伸:
色んな業界で頑張る卒業生達からの話を聞いて
それらをつなぎ合わせてみると
業界の動向どころか
世の中の流れが何となく見えてきて
私は大変満足です。

好きなことをやったらいいよ

学生から就活の相談を受けて思ったことがあります。
夢工房の学生ではないのですけどね。

親や先生からは
「今まで学んだことを活かして無難な就職先を選ぶべき」
と言われるそうです。

まぁ、ウチは工科系の大学なので
それを活かすのが良いのは当然でしょうし
時期も時期ですからね。

それでも本来自分が好きだったものとか
やってみたかったことがある
というのが今回のケース。

まぁ、もっと早くから
そういうのを表に出して
好きなことに着手しておけば
何も問題無かったのでしょうけど

「良い子」には難しいのですよ、そういうの。
周囲の期待に応えようとするし
変なチャレンジしたりすると
みんながビックリしちゃうでしょう。

小さい頃からそういうやり方をしていたなら
成長して変なチャレンジしても
周囲は驚かないでしょうけどね。

で、「良い子」でやってきて
そのままで行ける場合と行けない場合があります。

我慢してやってきたけど
本当の自分を抑えてうまいことやろうとしても
どうにもならない時が来てしまう場合があるんですね。

本人は一所懸命やってるつもりでも
結局は自分のやり方、自分の価値観じゃないもんで
無理が来ちゃう。

就活の時期になって
そういう状態になっちゃうのは
なかなか厳しいものがありますが
しょうがないですよ。

なので
「悔いが残らないように
好きなことやったらいいよ」
というのが結論。

もちろん当人に話したのは
それだけじゃなくて
もっと深い話もしたのですが
その辺は後日、色んなネタに織り込んでいきましょう。

失速…しないために

飛行機の「失速」ってあるでしょう。

飛行機は、翼に当たる空気の力を
機体の運動や安定性に変換します。
なので、当たる空気が強い方が
大きな運動ができるし
安定させることができる。

逆に空気が当たらなければ
何もできずに落ちるだけです。
これが失速。

飛行速度が落ちればもちろんですが
飛び方によっても起きることがあります。

パイロットは失速からの回復訓練をしていますので
自機が失速していることが分かれば
比較的容易に回復できるそうです。

ただし、もし失速に気付いていなければ
回復操作ができずに墜落することがあります。

これは日常も同様のことが言えます。

何か起きた場合でも
何が起きているか分かっていれば
助かるチャンスはあるけど
問題は何が起きているか分からない場合です。

一つのことに没頭してたりすると
視野が狭くなっていて
そんなことになりがちです。

学生による開発作業でも同様のことが言えますね。

でもまぁ、前にグイグイ進んでいれば
墜落しない

…はず!