先の見えない困難な時代…だからこそ

アメリカが日本製品に課す関税は大問題でしょう。
特に自動車に関しては問題です。
アメリカは日本の最大の輸出先だから、27.5%も関税を課されたら売り上げは下がるでしょう。

私みたいに自動車業界出身者じゃなくても心配だと思います。
自動車は日本の基幹産業の一つで、裾野は巨大だから。
きっと自動車業界を志す学生達も心配している者がいることでしょう。

でも正直なところ、この件は何とかなると思っています。
というのも、日本の自動車産業はこれまでも大きな危機をいくつも乗り越えてきたから。
排ガスに関するマスキー法のクリアを手始めに、最近ではヨーロッパの排ガス規制など。
その他の技術的な発展も数え上げたらきりがありません。

日本の自動車産業は、かつて訪れた危機に対してチャレンジして価値ある製品を開発してクリアしてきました。
きっとこの後もそのように困難をクリアしていくことでしょう。
もっっともそれは、今回のような問題がなくても重要なことですけどね。

先の見えない不確定な未来に対して、どうなるかなんてどうせ考えても分からないのです。

自動車に限ったことではありませんが、そういう時って「普通じゃダメな時代」に突入するってことです。
これまでのような考え方ややり方をしていても、それで解決するならもうしているはずですから、考えて分からなければ、まず動いて、その結果によって知ること。
実はそれが一番手っ取り早い。

なので、好きなこと、興味があることがあったら、その先がどうなるかなんて案じている暇があったら、まず動いてみることです。
間違いなく言えるのは、外部の情報に翻弄されて、好きでもないことをやったところで対した成果は残せないってことです。

だったら好きなことを全力でやってみよう!
黙って悩んでいたところで、何も改善しないのだから。
そこで得る経験こそが価値ある学びになるはずで、それは一生使える貴重な経験になるはずです。

と考えると、困難に遭遇すること自体が成長するチャンスだとも言えるのです。

即戦力の人材

夢工房では即戦力の人材育成を目指しています。

で、即戦力って何だ?
って話なのですが…

希望の職場ですぐに通用するスキルだけでなく、考え方や想像力、行動力、果てはメンタルタフネスやチームワークまで、求められることは多々あるでしょう。

スキルの詳細などは企業や部署などによっても変わるものなので、その辺は基本的なところを押さえておけば良いでしょう。

むしろ夢工房で大事にしているのは、その他の諸々。
スキルは目に見える部分ですが、目に見えないその他のものです。
そしてそれらを大きくカバーした経験ですね。

ゴール達成のための考え方、やり方。
チームで動くときや、新しいものに取り組むときに必要な考え方や行動。

これといった答えが無いものばかりですし、人によって異なることばかりだったりもします。
なので皆が同じように考えて行動すれば良いというものではありません。
むしろ個々が自分のやり方を見つけて工夫する事が大事なので、卒業時の仕上がりは千差万別。
でも、スピリットやマインドの根底は共通したものを持っているかな。

それらを在学中に達成できればそれに越したことはないのですが、なかなかそうもいかな場合もあります。
でも良いのです。

ベストを尽くした結果分かることがあるわけで、続きは社会に出てから構成していけば良いのです。
本番は社会に出てから。
夢工房はそのための発射台と言ったところです。

チャレンジャーの時代がやってくる

AIが登場したことにより、定型的な知識や理論の価値が低下する。
これは間違いないでしょう。
ここで言っているのは、あくまでも定型的なものです。
それらが必要なのは変わらないだろうけど。

で、理論などの「すでにあるもの」は容易に入手できる時代になっている。
ただ、それらを「利用する」のは別問題です。

やらなくても分かることの価値は急激に低下するはず。

であれば今後は
知ってるかどうか
ではなく
できるかどうか
の重要性がより高まってくるでしょう。

これは断言してしまって良いと思います。

必要なのは「新しいもの」
しかも、やらなくては分からないもの

別に発明じゃ無くても良いのです。
既存の理論を利用して、新しいものを創る
それ自体をチャレンジする
そういったことが重要になるはず。

チャレンジする
と、失敗する。
それと同時に分かることがある。

それを使って再度チャレンジする
と、さっきよりはマシになる。
また、それによって分かることがある。

またそれを使ってチャレンジする
と、もっとマシになる。

これを繰り返せば、どんどん良くなる。
途中でやめてしまったらそれまで。

チャレンジは大事です。
それを継続するのも大事です。