オーストラリア大陸縦断2023 総括その1 走行パターン

今回の総括は、きっと1回では終わらないと思いますので、あらかじめシリーズ化する気で行きます。

メルボルンからダーウィンまで、総走行距離は4,317kmだったわけですが、これを日数で割ると、平均480kmということになります。
初日が200kmの走行と、かなり短かったのでですが、その後は400kmと600kmの走行を交互に繰り返していました。

こういう環境でのロードトリップは、そこそこ下調べと計画が重要かと思います。
完全な無計画では、燃料を入れられなかったり宿泊できなかったりして、致命的なことにもなる可能性もありますので。
日々の走行距離については、2019年末の前回の経験から、むやみに長距離を走ると、その後数日にわたって影響が出ることも分かっていました。

ゆっくり休みながら走れるほどの日程的な余裕があるなら良いのですが、それほどでもない我々の場合は、「キツいけど頑張り続けられるペース」を見つけるのが重要かと思います。
これ、ツーリングに限らず、自分のパフォーマンスを伸ばすために重要なことですね。
そう、今回の旅は修行ですから。

事前の計画では、10日間での縦断を検討していました。
これは気候が厳しかった場合と、弟子のコンディションを考慮して、最も安全側に振ったプランです。
日々の走行距離をグラフにするとこんな感じ。

実際の縦断に要したのは9日間で、以下のような結果となりました。
これは、予想以上に弟子のパフォーマンスが高かったため、ネット予約できないロードハウスの先まで行けることと、高負荷の走行を繰り返せることが分かったため予定を変更した結果です。

で、そういったツーリングはどうだったのか?
最も印象深かったのは何だったのか?
これは縦断を終えた後に会った人達に良く聞かれた質問です。

その度に答えに窮しました。弟子共々。

確かにエアーズロックは凄いです。
星も素晴らしく綺麗です。

でも、基本的にオーストラリアの内陸部は何も無いのです。
毎日ほぼ同じ景色です。
赤い荒野の中の一本道。大きな空。
最初は「凄い!」と思います。

それを何日も繰り返します。
うんざりを通り越します。
途中でやめるわけにもいきません。
日数を重ねると、いつどこに泊まったかなど、過去が曖昧になってきます。
もちろん「イヤだなー」と思いながら走っているわけではありませんが。

そんな経験をしていること自体が凄いことだと思います。
それを継続するのは凄いことだと思います。
でも、その経験を話したところで伝わらないし、そもそもどう伝えたら良いのか分かりません。

なので、聞かれても困るのです。

前回もそうでしたし、今回も同様なのですが…
少々のやり遂げた感、満足感はあります。
ですが、それは爆発的な喜びとか達成感では無く、なんか自分の中の基準値が少しだけ上がったかな?という感じと言ったら良いのでしょうか。
後になってジワジワ来るのかもしれませんが。

もちろん結構疲れました。
体重は2kg落ちましたね。

オーストラリア大陸縦断2023 帰国

朝の4時半に台湾のホテルを出て、6時45分発の便で台湾の登園空港を発ち、11時過ぎに成田に到着。
ここで弟子とはお別れ。お疲れさまでした。

なんか少し強くなったように見えます。
…疲れてるだけかも。

でも、初めての海外ツーリングで、クルーズコントロールも付いていないバイクで4,000kmを超える走行と、大陸縦断を成し遂げたのですから大したものです。
道中は、弱音を吐かないどころか、ほとんど手がかかりませんでした。
聞けばバイクに乗り始めて3年経っていないとか。参ったね、こりゃ。
彼女は今回の旅で、価値観が大幅にシフトしているはず。将来は間違いなく大物になるでしょう。

今日はさすがに疲れているのでこの辺で。
今後、総括も含めて気づいた点や思い出したネタなどを紹介していく予定です。

オーストラリア大陸縦断2023 帰路 台北到着

China Airlinesで、台北の桃園空港に到着したのが朝の4時過ぎ。
こんな時間にどうしましょう。

疲れていてどうしようもないので、予約していたホテルに追加料金を払って早朝にチェックイン。午前中は寝ていました。

帰国は航空便の都合で明日の朝ですので、今日は1日台北でゆっくりできます。

午後は、空港近所の街で現地の知人、BenとCindyに会って夕食をご馳走になって、今回の旅の話をシェア。良いひとときを過ごせました。

明日は、これまた早朝の便で帰国です。

それにしても台湾、楽しくて快適な国です。
そのうちゆっくり滞在したい国の一つです。