自分のせいにしてしまえ

訳が分からないタイトルです。

世の中に不満とか問題とか色々ありませんか?
まぁ、そこまで話を広げなくても良いですが
身の回りとかね。


そういうものを
誰かのせいにして
愚痴を言ったり文句言ったりすることありませんか?

愚痴を言っても文句も言ったところで
実はあまり解決しなかったり。
解決しないもんだから
ストレスも解消されません。

なので
ずーっと愚痴を言い続ける
すると…

きっとそのうち病気になりますよ。

さぁ、そこで提案です。

そういったことを
自分のせい
にしてみてはいかがでしょうか。

「自分に原因は無いわ!」

はい、無いかもしれません。
でも、自分でも何か少しでも良くできるのではないか
というアプローチです。

ここでがっつり
「自分のせいだ」
と悲観的に考え込んでしまうと
ネガティブな世界に引き込まれてしまいますが

「自分のせいだ」
の後に
「じゃぁどうしようかな」
と考えて行動すれば
少しでも事態を改善できるかもしれません。

例えば
政治のことだって
国のことだって
会社のことだって
不満があっても
ポジティブに考えて
「じゃぁ、自分はこうする」
って実行してみたら良いのではないでしょうか。
ちょっとだけでも。

「そんなの何も変わらねーよ」
とお思いかもしれませんが
仮に我が日本国のことでも
一億分の一くらいは変わります。

そんな人が100人いれば
百万分の一も変わりますよ。

そうすれば自分で解決できる
自分で現状を変えることができる

完璧には変わらないでしょうけど
どうせ世の中に完璧なものなんて
そうそう無いですよ。

逆に
他人のせいにしたら
一切自分で変えることはできません。

一見ネガティブな出来事でも
自分で少しでもプラスに変えることができるなら
そこには自分の価値があるわけで
何ら損はしていないと思うのです。

究極は
起きた物事すべてについて
感謝できるようになること
かな、と思っています。

あぁ、自分が何かを良くするチャンスが回ってきたぞ。
ありがたいことだ。
と。

とてつもなく難しいけど。

レーシングカーの作り方…の知り方

日本でレーシングカーを作るための実践的な知識を得たければどうしたら良いでしょうか。
学生がやっている手作りレーシングカーのFormula SAEマシンとか。

実はほとんど手がありません。

レーシングカーの作り方について実践的な内容が書かれた本は…
2冊ほど知っていますが、いずれもかなり古い本です。
内容が古くても本質は変わらないので
今でも役に立ちますけどね。
とはいえ絶版ですので
入手は難しいかもしれません。

あとは自動車技術会からも出ていますね。
理論的なことを理解するには良いのではないかな。

F1のメカを解説した本なんかはあります。
技術的な興味を満たすには良いですが
あれでレーシングカーは作れません。

ネットでもある程度情報が得られますが
部分的な知識であることが多いようです。

書籍でレーシングカーを作るための知識を得たければ
やはりアメリカでしょうね。
結構な数があります。
イギリスにもありそうな気がします。

欧米(オーストラリアやニュージーランドを含む)には
手作りで車を作る文化が今でもありますから
そういう知識に対するニーズが一定数あるのでしょう。

プロジェクト・カーとかプロジェクト・バイクなんて呼んで
長期的に家のガレージで週末に
レストアするとか
大幅な改造をするとか
人によっては車体ごと作ってしまうとか
そういうのを趣味にしている人達がいます。

作ること自体が楽しみだったり
乗って楽しんだり
そういう手作りの車で走れるレースもありますので
そういう文化が定着しているのでしょう。

ただ、人数自体はそんなに多くはないと思います。
多い少ないって主観的なものなので表現が難しいですが
カスタムカーがそこらじゅうで走り回っている
という感じではないです。決して。
アメリカでもイギリスでも。
まぁ、たまに見かけますので
一定数は確実にいるのですけどね。

バックヤードビルダーなんて呼ばれる人たちは
そういう人達ですね。
プロ、アマ問わず。
車に限らず
家で家具作ったりする人達もそう呼ばれますが。

日本国内のレーシングカーコンストラクターは
だいぶ減ってしまいましたね。
見学に行くのも良いでしょうけど
設計を教えてくれってわけにはいかないでしょう。

四苦八苦して
レーシングカーの設計や製作の
基本的な部分を理解したところで
それで戦力を持ったマシンを設計できるわけではありません。
実際に試行錯誤して
何度も何度も色々とやってみないとね。
本読んで知識を付ければ済むわけじゃないんですね。
まぁそういうものです。

というわけで
レーシングマシンの設計とか開発って
いわゆる暗黙知の世界なんですね。
やらないと分からないことばかり。
まぁ、ものをつくるって往々にしてそんなものです。

ところで
職人さんって
教科書で学ぶのではなく
見て覚える
見て技を盗む
という世界でしょう。

この
見て盗む
というのは
結構理にかなっていると思います。
目で見て分かる「型」をまねる
「型」が同じであれば同じ結果が出る
ということはないので
その過程では
多くの自分なりの工夫が必要です。

なので
一見同じようなものをつくっているようでも
実は進化している
ということがあるのではないかと思っています。

出雲とか伊勢の遷宮なんかはそういうものらしいですね。
何年かに一度
腕の立つ宮大工が全国から集まってきて
そのときの最新技術で以前と同じお社を作って
(もちろん伝統的な技術も使います)
神様が新居にお引っ越しする
というイベントです。

そんなものづくりの世界ですが
それでもアメリカ人は
そういうのをノウハウ化して残しちゃうから凄いです。
とはいえ!
やはりやってみないと分からない世界であること
には変わりはありませんけどね。

というわけで
実践的なレーシングカー作りの解説書
探すなら洋書が一番ということになります。

英語が苦手だから心配?
大丈夫です。
好きな世界のことなんだから理解しやすいですよ。
それに分からないことがあっても
自力で何とかしようとするでしょう?
それが本当の学びではないでしょうか。

失敗の受け止め方

うまくいく学生の特徴は
失敗したときのリアクションにも現れます。

「良い経験したー!」
「へ~、なるほど~」

というような反応を示す学生は
ほぼ100%うまくいきます。
それはもう色んな意味で。

この場合
失敗という名の経験を
未来に向けての「引き出し」として使うので
同様の失敗は繰り返さないし
最終的には思い通りになることが多いようです。

対して
下を向いてしぼんでしまう学生
こっちの方が多いでしょうね。

失敗をネガティブな経験としてフォーカスすればするほど
深層心理はそこに向かって突き進む
なので、本人の意識に関わらず再発してしまう。

失敗がネガティブな経験としてカウントされている場合
それを未来に有効利用するのは不可能です。
だってネガティブな経験だから
見たくない
触れたくない
そんなもの利用できるはずないでしょう。

しかし
深層心理はそこにフォーカスしてしまう。
皮肉なものです。

そもそも
人のやることに無駄な経験なんてものはないはず
一見ネガティブな経験でも良い方に利用して
未来に活かすことはできるはずです。

新しい経験の機会に対して失敗を恐れてやらなければ
そのぶん経験の数が減ってしまう
つまり
未来に活かすリソースが増えないということになります。

なぜ失敗したらしょげちゃうのでしょう?
それは過去の経験によるものでしょうね。

悪いことをして怒られる
人に迷惑をかけて怒られる
これと
チャレンジしたらうまくいかなかった
これを
一緒にしてはいけません。

勇気を出してチャレンジしたんだから
褒められても良いくらいでしょう。

夢工房では
失敗に対して叱責するようなことには
できるだけならないようにしています。
勝つために一所懸命やった結果
想定外のことが起きてもそれは仕方ないことです。
まして
新しいチャレンジなのであれば
想定外のことが起きるのは当然とも言えます。

物が壊れるとか
命にかかわる可能性がある場合は
報告書を作成して
発生原因などをメンバーで共有して
再発を防いでいます。
これによって失敗が
仲間の身を守る貴重な情報として
活用されています。

同じ失敗を繰り返してしまう
これはダメ。
恐らく失敗に対する恐れから
そこにフォーカスしてしまって
深層心理が失敗する行動に向かって
突撃してしまうのでしょう。

そして
やらないこと
これこそが本当の大失敗で
取り返しが付きません。
失った時間は決して戻りませんから。

耳が痛い?
私もです。