失敗の受け止め方

うまくいく学生の特徴は
失敗したときのリアクションにも現れます。

「良い経験したー!」
「へ~、なるほど~」

というような反応を示す学生は
ほぼ100%うまくいきます。
それはもう色んな意味で。

この場合
失敗という名の経験を
未来に向けての「引き出し」として使うので
同様の失敗は繰り返さないし
最終的には思い通りになることが多いようです。

対して
下を向いてしぼんでしまう学生
こっちの方が多いでしょうね。

失敗をネガティブな経験としてフォーカスすればするほど
深層心理はそこに向かって突き進む
なので、本人の意識に関わらず再発してしまう。

失敗がネガティブな経験としてカウントされている場合
それを未来に有効利用するのは不可能です。
だってネガティブな経験だから
見たくない
触れたくない
そんなもの利用できるはずないでしょう。

しかし
深層心理はそこにフォーカスしてしまう。
皮肉なものです。

そもそも
人のやることに無駄な経験なんてものはないはず
一見ネガティブな経験でも良い方に利用して
未来に活かすことはできるはずです。

新しい経験の機会に対して失敗を恐れてやらなければ
そのぶん経験の数が減ってしまう
つまり
未来に活かすリソースが増えないということになります。

なぜ失敗したらしょげちゃうのでしょう?
それは過去の経験によるものでしょうね。

悪いことをして怒られる
人に迷惑をかけて怒られる
これと
チャレンジしたらうまくいかなかった
これを
一緒にしてはいけません。

勇気を出してチャレンジしたんだから
褒められても良いくらいでしょう。

夢工房では
失敗に対して叱責するようなことには
できるだけならないようにしています。
勝つために一所懸命やった結果
想定外のことが起きてもそれは仕方ないことです。
まして
新しいチャレンジなのであれば
想定外のことが起きるのは当然とも言えます。

物が壊れるとか
命にかかわる可能性がある場合は
報告書を作成して
発生原因などをメンバーで共有して
再発を防いでいます。
これによって失敗が
仲間の身を守る貴重な情報として
活用されています。

同じ失敗を繰り返してしまう
これはダメ。
恐らく失敗に対する恐れから
そこにフォーカスしてしまって
深層心理が失敗する行動に向かって
突撃してしまうのでしょう。

そして
やらないこと
これこそが本当の大失敗で
取り返しが付きません。
失った時間は決して戻りませんから。

耳が痛い?
私もです。

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