ルールに従って最低限になる

ルールに従わずに
アウトローになろう
というわけでないのだけど

「モラル」や「知恵・工夫」はルールではない
「徳」なんかもルールではない

ルールに従って
それを満たすようなことばかりやっていると
最低限の安心は得られるかもしれない。

でも、どんなにルールを守っても
アドバンテージは生まれないし
徳を積めるわけでもない。

満足感とか価値は
ルールを守った先にある
と思いがちだけど

そもそも方向性が違う。

というのも
ルールを守ったり
予め明文化されたこととか
言われたことをやったり

いわゆる真面目なやり方をやって
それを強力にプッシュした先に
満足感とか価値があるわけではないから。

そもそも、そういうやり方を
「真面目」と言ってしまうこと自体
違和感を感じるのだけど
一般的な認識はそうでしょう。

レーシングカーとか惑星探査機とか
コンペティション用の機体を作っていると分かるのだけど

ルールを満たすものや
機構的に成立するものを作ったところで
それで勝てるわけではない。

例えば量産の乗用車なんかも同様で
法規を守った開発をすれば
価値が高まるわけではない。

ビギナーにありがちなのは
「最初だから」
と最低限の内容でアプローチで

とりあえず規則を満たすとか
とりあえず成立させるとか

そんな最低限のハードルをセットして
スタートしがちだけど

で、その後はどうなるかというと
その慣性力が効いて
その後も似たような方向性で進み続ける。

言われたことを真面目にやるとか
外発的な動機でばかり動いていると
ついついそうなってしまいがち。

厄介なのは
それに気付きにくいってこと。

やはり最初のゴールの設定は大事なのです。