心は開いているか

やはりね
心が開いていないと
どうにもうまくいかないことが多いでしょう。

自分から出ていくものを最小限にして
自分に入ってくるものを最小限にして
そんなふうにすると
面倒なことや傷付くことは最小限になります。

でも同時に何かを得たり成長したり
ということも最小限になります。

そんなトレードオフです。

これ、いわゆる防衛本能ですね

人も生き物である限り
本能の働きはあるわけで
それは自動的に、かつ強力に発動します

環境の影響もあるでしょう。

たとえば
「知らない人と口きいちゃダメ!」
なんてやってると
そうなるのは当然なことなのかもしれませんね。

なので特に若いほど顕著かと思います。

本能に基づいたものに
環境による習慣が加わるとなると
これに抗うのは大変でしょうね。

でも変えられないものではありません。
どんな自分になるかを決めるのは自分です。

心が開いていると
良いことも悪いことも
多くを経験するでしょう。

でも、それだけ引き出しが増えるってことですね。

学生を見ていても
成長が早く
素晴らしい成果を出すのは
決まって心が開いている者です。

オープンマインドで変化を楽しめたら良いですね。
それができたら強いですよ。


楽ちんと楽しいは似て非なるもの

新しいものを作り出す仕事は素晴らしいと思っています。
アートとか料理とか色々ありますね。

夢工房の学生達が志す世界
エンジニアリングもそうです。

そもそもエンジニアリングに限らず
新しいものを作り出す場合
面倒なことの先に価値があるわけです。

仕事ってそんなもんですけどね。

しかし厄介なことに
人間様には面倒なことを避けようとする本能がある。
どうやら生存本能に根ざしているのでしょうけど。

コイツが面倒なことをしようとする
ご主人様の妨害をするわけですよ。
しかも気付かれないようにコッソリと素早く。

そして
それがうまくいくと気持ちいいわけですよ。
楽ちんだから。

学生なんて
まさにそういう狭間で頑張っているわけです。

なんとか楽ちんでうまくいく方法ないかな
なんて日々思ったりして。

大学の4年なんてあっという間なので
そんなこと考えたり
躊躇してたりするうちに終わっちゃうんですよね。

なので、こういうセオリーを知ることこそ
重要なのだと思うのですが
なかなかそんな機会は無いのです。

なんか壮大な人的リソースの無駄使いをしている気がします。

でもね
楽ちんなことをしようとしている学生がいるとして
それを教える側はレベルが低いことに対応しなければならないわけで
頭が痛いでしょうけど
結局はレベルが低いことをしていれば済む
ってことはないでしょうか。

そんなところに安住しているのが現状だとしたら
これは恐ろしいことかもしれません。

そんなの面白くないので
どうしたら面白くなるでしょうね
というのが大事なところ。

やっぱりね
心の問題ですよ、これ。

続く

余裕が発展を生むというお話し

いわゆる文化の成熟とか
技術の進歩とかというのは
なぜ起きるのか

それはひとえに
余裕の産物
と言われています。

どういうことか?

このへんにも書きましたが
昔々の人達は
生きるために必要な仕事を
分業化して専門化することによって効率を上げて
それによって生まれた余裕を使って
あらたな道具を作り出したり
さらに新たな専門職を生み出したり
そんなことをして発展してきたのです。

仮に、自分自身で
衣食住の全てをまかなうような生活をしていたら
恐らく全く余裕がなくなって
発展は難しいでしょう。

さてさて
余裕とはつまり
余剰リソースですね。

自分が最低限生きるための
時間とかお金とか空間とかエネルギーとか
そういうリソースの余剰をなんとか生み出して

それを使って
未来にデッカい何かを仕掛ける
それで発展する
そういうことですね。

人間なら
発展=成長
ということになるでしょう。

何が言いたいかというと

自分が成長するうえでは

めんどくせー
とか言って行動しなかったりすると
決して余剰は生まれないし

やたらため込んだりすると
余剰が使われない

ということで
成長できないのですね。

お!
浪費癖の言い訳ができたぞ。
昔から、ため込むの苦手なんですよね。