実はみんなの問題なのよ 2

問題に対して自分にも責任がある

って思うということは

これに対して自分にできることがある

って信じることなわけで
それっていわゆる当事者意識ですね。
できることがあるって信じている時点で自信も持っている。

それに対して

「自分のせいじゃないから、関係ねーし」

と思った瞬間に
やらなくて済むと同時に
できないヤツになってしまって
自分も信じられなくなるということです。

若い世代の問題をうんぬんすることがありますが
彼らも社会の一部なわけで
根源は何かというと、環境を作った我々年長者なわけですよ。

ただ、これからの世の中を作っていく中心は彼らなわけで
期待が掛かっているだけ責任は重くて
それは逃れられないということになるのでしょうけれど。

こんな世の中にしたのは自分達ではないのに
一方的に責任を負わされるような不条理さはあるのかもしれませんが
裏を返せば
自分達で未来を作れるという大きなチャンスを手に入れている
という側面もあります。

なので未来に対しては
悲観的になれば負荷になりますが
主体的になればチャンスとなる
そういうことなんだと思います。

もちろんあらゆる世代にそれぞれの問題や課題があるわけで
特定の世代がどうのということでは無いですけどね。

自分が何とかしなきゃ

そう思ってそれぞれが頑張ることが大事なんだと思います。
だって、当事者じゃないと解決できないから。

ここで大事なのは
問題を解決する(悪いものを良くするというニュアンスの)
ではなく
もっと良くしたいなー
というような感じなのだと思っています。

だって、問題(マイナス)がなくなっても
それはゼロだから。

で、なにかちょっぴりでもできたら
「お!できるぞ!」
ってなるじゃないですか。

今の世の中、色々と問題や困ったことがあります。
もちろん不可抗力みたいのもあります。

でも、みんなで何とかしたいと思ってればなんとかなるでしょう。

戦後教育がナントカとか
グローバル社会がナントカとかもあるのかもしれないけど
人のせいにしても誰も何もしてくれないし何も起きませんから。
そういうのを知っておくのは大事かもしれませんが。

なので、みんなで頑張りましょうよ。
というお話しでした。

実はみんなの問題なのよ

「君何のためにそれやってるの?」

と聞いたら
どう答える?

「自分にも分からないんですよ」

今やそんなふうに応える若者も多いのかなと思います。

これ、もちろん本人にも問題はあるとは思うのだけど…
そういう若者が多いということは
そもそも環境に問題があるということじゃないかな。

そんな世の中になっている事自体が問題じゃないのかな
と思うんですよ。

これ、本人を責めたりしても
どうにもなりませんよ。

好き好んでそうなっているわけじゃないし
気付いたらそんなふうになっていたわけで。

目標が無い
夢が無い

そういうのが多くなっちゃったなら
社会としてどうにかしなきゃいけないでしょう。

もちろん本人にもできることはあるというか
そもそも本人の問題なわけですが

若い世代の問題ということは
我々全員の未来の問題だということでしょう。

これに対して
悲観ばかりしていても
文句言ったりしてみても
何も良いこと起きませんよね。

でもね
裏を返せば

彼らと一緒に盛り上がって行ければ
未来は結構明るいのではないかな
とも思うのです。

まぁ、全員ってわけにはいきませんが
ちっちゃな種火を作るくらいはできるでしょう。

そんなんでも頑張って続けていたら
なにかいいこと起きそうじゃありませんか?

そのために何ができるのか
それがこのところ長いこと考えたり
トライしたりしていることなのです。

こういうのって
けっこう似たようなことを考えている人がいたりして
同時多発的に何か起きそうな気もします。

しょうもなくて何が悪い?

普通じゃないと心配?
変わってないと面白くない?

あなたはどちら?

今、著名なF1マシンの設計者である
エイドリアン・ニューウェイの自伝を読んでいます。

まだ読み始めたばかりだけど面白いです。
実に面白い。

以前読んだ、バート・マンローの生涯を書いた伝記も面白かったですね。
(※バート・マンロー:映画「世界最速のインディアン」のネタ元となった人物)

偉人伝などでは、よくエジソンなどが引き合いに出されたりするけど
結構多くが、しょうもない幼少期を過ごしていたりします。

この幼少期のしょうもない行動は
自分の興味を最優先として多くの経験を重ねている
という重要なプロセスなのでしょうね。

何に対して優先されているかというと
他に及ぼす影響と、そこからくる評価・評判だったりすることが多いのではないかな。

要は、自分の欲求を最優先して人の迷惑を顧みない
ということにもなるかかもしれませんね。

これ、いい歳した大人になってからやると
ちょっと問題かもしれませんが
幼少期になるやら多少は許される部分はあります。

いや、いい年しても変なことを散々やってた人達もけっこういるな。
バート・マンローなんて好例ですね。
なにせ78歳で亡くなる直前まで速度記録の現役ですから。

そんな人達に共通するのは

変なことをしてひどい評価をもらう恐怖
人と同じこと・同じ生活ができない恐怖などなど

そんな外部の物差しに適合できない恐怖に
フォーカスしていないということじゃないかな
と思います。
というか、これは確信です。

レースだって、成績という物差しに…

いやいや、そもそもレースは普通にやったら負けなんで
あれはアウトサイダーの集まりですから(笑)

なので、夢工房では
しょうもないことをドンドンやって欲しいのです。

失敗を恐れて決められた正解を探すようなやり方は
はっきり言って時間の浪費です。

アイデアなんて最初は
しょうもないものだったりするのですから。

最近の堅苦しくて狭苦しい世の中には少々辟易していたりしますが
そんな中でもできることはあるはずです。

Formula SAEや模擬惑星探査機のイベントは
数少ない自由で貴重なフィールドの一つだと思っています。