人は変えられない 2

失敗を避けるべく慎重に
時間を掛けてよく考えるんだ!

まぁありがちです。

でも
そのおかげでトライの数が減ってしまうと
成長が遅くなります。

概して
いわゆる真面目なタイプだとそうなりやすいかな。
失敗はしたくない。
分かります。

でも、そういうやり方で成長するタイプもいますけどね。

あなたはそういうタイプですか?
私は違いました。

なので、そういうやり方で勝負するのは
早々に諦めました。
なので
失敗を避けるように
よく考える人間には変われなかった
ということです。

なぜ?

それは
そういうやり方に同意できなかったから。

あとよくあるケース
言われないとできない
です。
他動的でリアクション中心
これは見ていても苦しくなります。
本人だって
そんなんじゃダメだ
って分かっていたりするんですよね。

でも反面
他からの働きかけを期待している部分があって
それがなかなか抜けない。
まぁ、その方が楽ですからね。

もし失敗しても
自分のせいではない
ということにできるし。

とまぁ
こんなふうに
元から持っている
考え方ややり方があります。

このやり方を変えるには
自分が変化をするしかない。

しかし
こういうのはほとんど潜在意識での行動です。
だからこそ難しい。
だって意識してないのですから。

大学在学中に
ジタバタして
何とか新しいスタイルを構築する者もいれば

うまくいかないまま卒業する者もいます。

いずれにせよ
そういった経験をして
プロセスと結果を理解して社会に出て
それを活かせれば
それはそれで大きな収穫だと思っています。

なので、そういった学生にアドバイスはしますが
強制的な方向転換は迫りません。
もっとも
そんなことをしようとしたところで変わりません。

というわけで
学生に「これをできるようになれ!」ったって
やるかやらないかは学生の心によるわけだから
そのへんが変わらない限りどうにもこうにもなわけですよ。

でも学校には武器があります。
「単位やらねえぞ」
です。
いやらしいですね。

なので、学生は仕方なくやる。
単位を落として留年したくないという
恐怖から逃れるために。

当然ですが
この「仕方なくやる」ってのは
嫌なことを
やりたくないのに
やってる
という状態なわけですよ。

この時点で学生のゴールは
進級とか卒業になっています。

人だって生きものなのだから
目の前の恐怖にフォーカスするのは当然です。

それに
やりたくないことをやって
それが後に有効活用できるか
というと
やらないよりはマシくらいのもんで
大抵は忘れちゃう。
だってやりたくなかった嫌なことなんだから
できることなら忘れたいわけですよ。

勉強できるようにならないと
留年してしまう
とか
就職できなくなってしまう
とか
ネガティブな心で成果を出す方向ではなく

学生自身がポジティブな心で
どうしても掴みたいと思えるゴールをセットして
前に進めるように工夫する必要があると思います。

それができれば自身で変われます。

最終的には
「単位取れた。ホッ」
じゃなく
「できた!すげぇ!」
が良いですね。

人は変えられない

子供の頃
親によく言われました
「勉強しろ」
って。

それで勉強したかというと
しませんでしたけどね。

皆さんはいかがですか?

今回は
多くの人が経験したであろう
「勉強しろ」
から始まって
「人は変えられない」
というお話をしてみましょう。

親は子供に勉強ができるようになって欲しい
だから勉強しろって言う。
よくあるケースですよね。

これつまり
子供が勉強できるように
変わって欲しいと望んでいるわけです。
自分の力で子供を変えたいと。

で、結局何を望んでいるのでしょうね。
多くは
「苦労して欲しくない」
「失敗して欲しくない」
かな、という気がしています。

でも
それに反して
子供は
「失敗したい」
と望んでいることもあります。
いえ、別に失敗がしたいわけではなく
「失敗するかもしれないけど
自分の力でチャレンジしてみたい」
と思っているかも。

だとしたら
その結果がどうであれ
その子供は多くを経験して成長していくでしょう。

ところで
本当に失敗するとダメ人間になるのでしょうか

私の手元で色々やってる学生達を見る限り
トライの数が多い学生はもちろん失敗の数も多いですが
在学中にすさまじい成長を見せます。

まぁつまり
うまくいくためには
相応の経験が必要なのは当然なので
いわゆる「失敗」はそのためのリソースになっている
ということです。

たぶん
彼らに「やれ!」と言ったところで
大きな成長に繋がるような努力はしないでしょうね。

「やれ!」
と言えば、渋々やるかもしれません。

でも
そんなやらされ仕事を好きになれるかというと
決してそんなことは無いわけで
むしろ嫌いになるでしょうし
その必要性すら否定したくなるでしょう。
なので
その経験が有効なリソースになることも望めないでしょう。
せいぜい
やらないよりはマシかな?という程度です。

なので
外力(外的な動機)で何とかしようとしても
大抵は逆の結果になることが多いのですね。

外力を加える側が望むような変化は起きにくいものです。
というお話でした。

中には
「やれ!」
と言われてやってみて
面白くなってうまくいく
という人もいるでしょう。
数は少ないでしょうけど。

そんな人が大変うらやましいです。

…なんて思ってなかったりして。

卒業式前日

私の研究室では
卒業式前日には
卒業記念行事
を行います。

卒業式は日本武道館なので
その周辺の観光ですね。
その模様をざっくりご紹介しましょう。

まずは昼食
かんだやぶそば
からスタート

言わずと知れた蕎麦の老舗です。

やぶそば、感動的な美味さです

続いて
靖国神社参拝と遊就館の見学です。

靖国の大鳥居
境内のこの桜が咲くと開花宣言となります
遊就館ではいつもの零戦がお出迎え

ここまでで夕方になっちゃいます。
遊就館は、意外とニュートラルな視点で日本の歴史を学べます。
みっちり見て回ると1日かかるでしょうね。
案の定、今回も見切れずに最後は早足。

靖国は、かつて国内外の戦いで
命を落とした方々を祀る神社です。
色々見方はあると思うけど
闘いで命を落とすというのは
何かを守るためであって
その霊に感謝してを敬う
というのは当然のことでしょう。

でも、こういう施設は
大抵の国にあるもので
別に珍しいものではない
と思いますけどね。

隣接の遊就館では
「何でこれを
歴史の授業で教えないの?」
という内容が満載です。

最後は神楽坂の割烹で豪華な食事会。
これは、いつか彼らがこういう世界に
戻って来られるように
という意味を込めています。
将来、彼らがこういう席を
設けたりする際にも
役に立つでしょう。

何年かかるか分かりませんけどね。

という感じで、1日が終了しました。

いよいよ明日は日本武道館で卒業式です。