君はできるぞ!

我が国においては、仕事に対する満足度とか、いわゆる仕事に対する熱意とか、そういったものが他国に比較してかなり低いのだそうですよ。

そして最近良く耳にするのが「すぐ辞めちゃう」です。

ひょっとして、仕事から得られるやり甲斐とか面白さとか、そういったものって、「もらえるもの」とか「受け取るもの」って感覚になっていませんか?

自分で変えていくとか、自分で作っていくという感覚を持てていますか?

まぁ、そういうのって最近に限った話ではないですけどね。

会社とか上司とか他部署とかの文句を言う人って、大抵は環境に対して受け身になっていますよね。
「俺のせいじゃねぇ」
って。

それはつまり
「会社は(上司などの他人は)俺様に、愉快で楽チンで儲かる仕事を与えるべきなのである」
って思っているってことですよね。

興味深いのは、そういうメンタリティを持っている人って、仕事を面白く変えていこうとはしないですね。
だから「自分に合っていない」とかいう理由で辞めちゃったり、簡単にブラック企業とか言えたりするわけです。

もっとも、そもそも自分に合っている仕事なんて無いでしょう。
自分が合わせるか、仕事を変えていくしかないのではないかな。

それに、何の不自由も困難も無い仕事を言われるままにやり続けるなんて、そんなの耐えられそうなもないな、なんて思っちゃいますけどね。

さてさて、こんなことを書いてると、現状に対して愚痴を言っているように見えますか?
そうでしょうね。

でも、違うのです。
愚痴を言って終わりにしたって、何も面白くないでしょう?

「俺のせいじゃねぇ」
では何も変わりませんので
「俺のせいだ」
では悲観的すぎるので
「俺にできることがある」
ではどうですかね?
そうやって、仕事の内容や環境を、より面白く変えていくのはどうですか?

直接的に相手を変えたくなったりしますか?
でも、それは難しいというか、無理ですからやめておきましょう。

変えるのは自身で、やるのも自身です。
変化を及ぼす対象は、仕事であり環境です。

その結果、間接的に人が変わっていく…というのはあり得るでしょうね。

仕事してみてどうだった?

社会人として言っておかなきゃならんことがあります。
それは、仕事してみてどうだったか?
学生から社会人になった時の気持ちですね。

もちろんこれは人によって様々でしょうけど、こういうことこそ学生達に伝えるべきなのだろうと思うのです。
だって彼らは将来、仕事を始めるその時のために学んでいるのですから、どんなことが必要になりそうかくらいは知っておかないとね。

私の場合は楽しかったですね。
色々転職したけど、それぞれそれなりに楽しかったですよ。

何が楽しかったかを一言でいうのは難しい。色々あるし。

責任感からくる緊張感というか、本番感というか、そういうのって価値ある事をしている気がしますね。

それに、次々に新しい事が分かってくるし、色々できるようになっていくでしょう。
それは実にエキサイティングです。

もちろん、仕事の成果で仲間や、お客さんが喜んでくれる。
これは最高で、最も大事なところでしょう。
個人的な満足って小さいですから。

あと、自立している感覚かな。
これは凄い満足感がありました。
実際は、職場の仲間とかに依存はしているのですけどね。まぁ、それは置いておいて。

そもそも学生の頃は、「なんでこんな何の役に立つのか分からない事ができないとイカンのだろうなぁ」と思ってましたから、社会に出たときは「やっと本番が来た!」って感じで嬉しかったですね。

今にして思えば、学生時代にもっと効果的な準備ができたかもしれない、なんて思ったりもするのですが「たら・れば」はあり得ないわけで、その時の自分にできたことは、まぁまぁ頑張ってやったかな。とも思います。

レーシングチームに所属しての活動とか、レースの資金をつくるためのアルバイトなんて、何をやったか全て覚えていないほど色々やったし、人生の師と言える人と知り合えたりもしたし…

そうそう、学生の頃から人間関係には恵まれていた気がします。
やはり積極的に外へ、前へ、という姿勢が大事だったのだろうな、と思うのです。
出来の悪い学生でしたが、お陰で色々学べたし、そこそこ良い思いができました。
もちろん間抜けな失敗も沢山しましたが、そこからの学びも大きかった。
勉強ができるようになったって意味ではありませんよ。

このブログの内容は、まるでお勉強を否定しているように見えるかもしれませんが、知識は重要で、勉強自体は決して否定はしません。
ただ、何のために何をどのように学ぶのか?そもそも学びって何だ?というのは本質的に重要で、授業での知識習得が全てではないのは確かなのです。

その辺って、考えても答えが出るようなものではないので…とはいえ、多少は考える必要はありますが、やりながら考えるとか、悩むくらいならとにかくやってみるとか、そういう姿勢が将来の仕事に必要なものを楽しみながら学ぶポイントかな、なんて思うのです。

学生の頃の苦難 果たしてアレは勉強だったのだろうか

今日、食事をしていてふと思ったのですが…
いや、別に食事は関係ないのですけど…

学生の時分に、テストを受ける時に苦悩するわけですが、その時に感じていた感覚の主なものは「思い出せない」辛さだったなぁ、なんてことをふと思い出したのです。
「あぁ、なんだっけなぁ?思い出せん!」ってのがほとんど。

だいたいテストの前って一夜漬けで「勉強」するでしょう?まぁ、ほとんどが丸暗記なわけですけど。
一時的でも良いから、とにかく覚えた者を吐き出す事によって「学力」を試すってんだから、学校での学びに必要だった能力の多くは記憶力だったのですね。
まぁ、一夜漬けの知識なんて、卒業したら9割方忘れちゃうんですけどね。

しかし、このかつてテストを受ける時に感じた感覚(「あぁ、なんだっけなぁ?思い出せん!」)は、業務を遂行する上で感じたことはほとんどありませんでした。
別に社会人になって記憶力が特別良くなったわけではなく、そういう記憶力というか暗記力というか、そういったものは全くと言って良いほど必要無いってことが、社会に出てから分かりました。

もちろん、丸暗記で対応しなければならない状態になっていた自分に問題はありますし、そもそも丸暗記ではない科目もあったにはあったのですけど、できるようになるまでの課程が実践に即していなかったのは確かです。

仕事をする上で覚えるべきことは沢山あるのですが、別に暗記する訳ではありません。
本当に必要なことって覚えちゃいますから。特に好きな事とか実際にやった事は、なかなか忘れません。
それに、メモ取って後で参照したって良いし、誰かに聞いたって良いわけです。
それで減点されたりしませんしね。

まぁつまり、学校と実際の業務では、頭の使い方がかなり違うってことですよ。
どうしますかね、これ。