オーストラリア大陸縦断2023 Ride day 10 Darwinブラブラ

昨日で縦断は完了したので、今日の予定はバイクを返却するのみ。メルボルン行きの飛行機は、日付が変わった後、深夜1時35分のボーディングですので、ちょっと近所をブラブラしてみましょう。

さすがに疲れたので朝はゆっくりスタート。10時ごろに宿を出て、ダーウィンのシティ散策をします。

クロコダイルがいる水族館のような施設を見て、タイ料理を食べて…ずーっとバイクでワイルドな移動を繰り返した身としては、やはりシティは落ち着きませんね。

ただ、あちこちの路肩にバイク専用の駐車スペースが設けられているのは感心しました。特に駐車時間の制限も無し。
メインストリートではフラットトラックレースのPR走行。

その後、ちょっと離れたショッピングモールに行って、スーパーマーケットではどんなものを売っているのかチェック。

最後は、ダーウィン航空博物館(Darwin Aviation Museum)を見学。この辺りは第二次大戦中に、直接日本軍の攻撃を受けたエリアなので、それにまつわる展示が充実しています。零戦やキ46の残骸なども展示してありました。大型爆撃機のB52が屋内展示してあるのも凄いです。
北方のスチュアートハイウェイ沿いには、結構な数の第二次大戦時の滑走路や遺物が残っています。

その後はバイク返却をしたら、Uberでダーウィン国際空港に移動。まだ5時前なので、深夜2時5分のフライトまで時間はたっぷりあります。
ここで弟子は論文執筆。今までの遅れを取り戻すようです。

明日は朝の6時45分にメルボルンに到着予定。帰国のための台湾経由便の出発は夜なので、到着後はレンタカーを借りてシティをブラブラして、久々に知人に会う予定です。

オーストラリア大陸縦断2023 Ride day 9 Larrimah to Darwin 縦断成功!

朝8時で19度。だいぶ暖かくなりました。
今日は比較的短い移動なので9時に朝食をとってから出発。朝から日差しが強烈です。
いよいよ今日は、縦断のゴールである500km先のダーウイン(Darwin)までの走行です。

道はあちこちで工事しているものの、走り易い。けど暑い。午前中にもかかわらず、あっという間に30度超え。

北に行くにつれ、蟻塚が巨大になっていきます。木々も密度が上がって、青々としてきました。道はアップダウンが多くなり、ワインディングロードが登場して、山間を抜けていきます。とはいえ、制限速度は相変わらず130km/hですが。

まずは183km走って、キャサリン(Katherine)で食事と給油。

続いて、228km走ってクーマリークリーク(Coomalie Creek)で給油しようと思ったら、狙っていたペトロールステーションが無くて、一時的に本線から外れてバチェラー(Batchelor)という田舎町に行って給油。

そういえば、ノーザン・テリトリー州に入ってから、所々でブッシュファイアが起きてました。煙モクモク。
道路沿いでも、木々が黒焦げになったブッシュファイアの跡をしょっちゅう見かけました。

4時45分、ついにダーウィン到着。メルボルンを出発して、スチュアート・ハイウェイの起点から終点までの合計4,317kmを走り切り、オーストラリア大陸縦断成功!

スチュアート・ハイウェイの終点にある公園で一休み…したかったのですが、暑すぎです。34度で、何より日差しが強い。早々に宿に行くことにしました。

ともあれ、これにて今回の冒険のロードトリップは終了です。最後はヨットハーバーでフィッシュ・アンド・チップス。

ダーウィンに着いてから色んな人と話しましたが、皆揃って驚いていました。
まぁ、こんなことやる人は現地でもそうはいないようですし、まして外国人ですから。

弟子は頑張りました。
手に血マメまで作って頑張って、最後まで弱音を吐かなかったどころか、ニコニコしてましたから。まだバイク乗り始めて3年くらいなのに、よくやりました。というか末恐ろしい娘だ。この先どうなるのか楽しみです。

明日はダーウィンをウロウロして、夕方にバイクを返却、日付が変わったら深夜の航空便でメルボルンに戻ります。

オーストラリア大陸縦断2023 Ride day 8 Devils Marbles to Larrimah

6時半の起床時には13度で少々肌寒かったのですが、7時の日の出を過ぎて8時40分の出発時には18度。
今日は最後の600km走行。ラリマ(Larrimah)まで行きます。結構タフな移動になりそうです。

さて出発…と思ったら…弟子バイク、バッテリー上がりで始動せず。

昨日の到着時にキーをONでライトを点けっぱなしにしたのが効いたようです。その直後は何とか始動したのですが、18度では気温が低すぎましたね。

幸いにして、同じロードハウスに本格オフロード装備のランドクルーザーに乗ったご夫婦がいて、ジャンプケーブルを持っていたので助けてもらいました。
「メルボルンを出て、ダーウィンまで向かってるんだよ」と話したら、奥様は「あなた達、クレージーな日本人ねぇ!」と笑っていました。
すったもんだありましたが、20分のロスで9時に出発。

出発後、ちょっと行ったところにあるデヴィルズマーブルズに立ち寄ってみました。
確かに奇妙な丸い岩がゴロゴロあります。が、我々は先を急ぐ身。ざっと眺めて先に進みます。

赤道に向かって北上しているだけあって、気温がみるみる上がっていきます。あっという間に30度に達して、そこからジワジワと上がっていきます。

走行中の景色はあまり変化はありませんが、洪水の冠水による道路の補修工事や、路面に開いた穴(pothole ポットホール)の補修痕による凹凸が増えてきました。この辺は夏は雨季で、道路の冠水が頻繁に起きるそうで、昨年は結構な被害を受けたようです。

他の変化は、たまにブッシュファイア(野火)で煙が上がっていたり、そこら中に蟻塚がある程度です。ただ、周囲の樹木は背が高く、緑が濃くなってきています。

ちなみに蟻塚は、アリ自身の排泄物や土を使って作られており、コンクリート並みの強度があるそうです。(弟子調べ)
確かに硬かったです。ちょっと蹴ったくらいではびくともしません。

まずは116km行った小さな町、テナントクリーク(Tennant Creek)で給油と朝食。

レギュラーガソリンの価格は一番上の表示です。セント単位の1リッターの価格なのですが、200円を超えています。でも、ここはまだ良い方。
ちなみに、2段目のディーゼルはガソリンより高いです。これは欧米ともに同様ですね。一番下はハイオクです。スタンドによっては、ハイオクは2種類あったりしますし、奥地ではハイオクしかないスタンドもあったりしました。

続いて160km走って、レナースプリングス(Renner Springs)で給油。この時点で11時30分。気温は30度ほど。

次の町、エリオット(Elliot)は通過して、デイリーウォーターズ(Daly Waters)まで246km。ここでも給油。ここで気温33度、湿度20%ほど。

弟子は少々バテ気味です。口数が減ってきています。

そこから今日の目的地、ラリマ(Larrimah)まで93km、16時到着。
いやぁ、なかなかキツかったです。
泊まるのはLarrimah Hotel。部屋はトレーラーを改造した部屋です。質素だけど、なかなか快適。

ここは別名Pink Panther Pubと言って、昔の映画「ピンクパンサー」のキャラクターがそこらじゅうにいます。
別にピンクな雰囲気のホテルではありませんので誤解無きよう。
少々カオス的な雰囲気もありますが、結構落ち着いた良い感じのロードハウスです。
上品なご夫婦がゆったりと楽しんでいます。

今夜は、たまたまカントリーシンガーのライブがあって、なかなか良い感じにリラックスした夕食になりました。

明日はダーウィンに向けてラストスパート。残り500kmの走行です。