オーストラリア大陸縦断2023 Ride day 3 Adelaide to Pimba

アデレードを出て、道はオーストラリア大陸を縦に貫くスチュアートハイウェイに入りました。ここからは、ひたすら3,000kmの北上が始まります。大きな都市はゴールのダーウィンまでありません。
本日の目的地は、約500km行ったピンバです。

途中、休憩に停まったら、何やらピンクの湖が。

ピンク・レイクと呼ばれていますが、正式名称はバンブンガ湖(Lake Bimbunga)という塩湖。
ネッシーみたいのがいました。

出発してから190kmほど行ったレッドヒル(Redhill)のロードハウスで給油して昼食。
ロードハウスとは、給油と食事と宿泊ができて、オーストラリアの特に内陸部や長距離移動に欠かせない施設です。場所によっては宿泊ができなかったりもしますが、その点は注意が必要です。

道中気になったのは、沢山の巨大な風力発電の中に何やら光が…

見づらい上にちょっとピントが甘いですが、写真の中央ちょっと左の光の点です。恐らくこれは太陽熱発電ではないかと。
巨大なタワーの上部に集光して、太陽熱で発電するという。
確かに周囲には鏡が沢山ありました。
これ、ポートオーガスタにあるのですが、数十キロ彼方から見えます。

ポートオーガスタを過ぎると、いよいよ赤い大地、アウトバックに突入します。
アウトバックとは、オーストラリア大陸内陸部に広がる赤い土と岩の荒野です。

道は片側一車線で、制限速度は110km/hと今までと大差ないのですが、地面が徐々に赤くなってきました。

給油がままならない区間では、今朝購入した携行缶から給油したりして走行を続けます。

本日、約500km走行の後にピンバのロードハウスに到着。
まずは何はともあれ給油です。バイクはもちろん携行缶にも。ちなみにこの缶は5リッターです。
弟子バイクは110km/hの法定速度巡航では、1リッターあたり20kmも走らないそうです。満タンでおおよそ230km走れるとのこと。でも、その距離以内で給油できるとは限りませんので、携行缶で何とかしのいでます。

で、併設の宿にチェックインしたら…

ナンバープレート割れてました。脱落しなくて良かったです。仮に脱落しても行っちゃうしかないと思いますが。
これは明日、補修しましょうかね。

宿はこんな感じです。

夜の星は素晴らしく綺麗です。

夜のロードハウスの外観はこんな感じ。
砂漠の中のオアシスですね。

ところで、今日の宿泊地ピンバのすぐ近くには、ウーメラ(Woomera)という場所があります。
何か聞き覚えありませんか?

ここには、オーストラリア空軍が使用する世界で最も広い射撃場があります。ミサイル撃ったりするようです。
ここにJAXAが小惑星のサンプルリターンをした惑星探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」のカプセルを落としたのです。
もちろん、軍の兵器試験場でもあるため一般の立ち入りはできません。

ちなみに、オーストラリア空軍は「Royal Australian Air Force」王立オーストラリア空軍です。
オーストラリアはイギリス連邦の一国であり、国家元首はイギリスの君主、つまりイギリスの王様です。
現在の国王陛下であるチャールズ3世はオーストラリアが大好きだそうで、かつてはオーストラリアの王様になるのではないかと言われたこともあったそうです。

いよいよ明日はスチュアートハイウェイで、ますます本格的なアウトバックに突入していきます。
次の目的地マーラ(Marla)まで、ちょうど600kmです。

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