自分のためにやったら自分のためにならないんじゃないの?

教育は人材育成なわけですが
学生達がどのように育ってくれるのが理想的なのでしょう。
多くの学生達はどう思っているでしょう。

将来の収入とか安定した生活ってなもんでしょう。
望んでいる程度に差はあるでしょうけど
多くはそんなもんではないかな。
私も学生の頃なんてそんなもんでした。

だってこれ、親だって先生だって言うでしょう?
そのために頑張れって。
自分のために頑張れって。

まぁ、それを真に受けてやってみてもいいのだけど
大抵はうまくいかないんじゃないかな。

というのも
安定した収入が欲しくて
そのために頑張るって
一体何をやるのでしょうね。

資格取ったりスキル上げたり?

それ、何のため?

仕事に使うためですね。

仕事って何でしょう?

他人のために価値を提供することです。
で、役に立てば対価をもらえるんですね。

という仕組みで世の中は回っているわけですが
この仕組みの本質は

相手に価値を提供して役に立つ

ってところです。
対価の大きさは
いかに相手の役に立つか
いかにたくさん喜んでもらえるか
ではないですか?

学校に見つけるのは
そのためのツールだったり材料だったりでしょう。

道具を持っているというのと
上手に使えるというのは
全く別の問題ですよね。

しかも、その道具を手に入れるのは
自分のため?
まぁ、最終的には自分に利益が回ってきたりするでしょうけど
それは他のためにやった結果として
です。

「俺は自分のために仕事してんだよ!」
って人に、気持ちよく支払いできませんよね。

なんてことを今日は考えてました。

学生のうちは
自分のことばかり考えていて
周囲が見えていないことが多いです。
私もそうでしたからよーく分かります。
まぁ、それが若いってことなのかもしれませんが。

このネタ、何回も書いていますが
やはり学校にいるとそういうのが気になるわけで
何とかならないかなぁ
と思うし
それを何とかするのが最重要ポイント
だと思っているので
考え続けちゃうんですよね。

他の役に立つようになる
それがこそ成長の本質でしょう。

でもこれは結構難しいのかもしれませんけどね。
だって、価値観の書き換えが必要だから。

今の世の中は
学力とか学歴とかに執着して
それだけで何とかなる時代は終わっていますが
多くの学校の中はいまだに変わっていないのではないかな
なんて思います。

どんなに利己的だろうが何だろうが
勉強できればハッピーな世界で
勉強できなきゃ役立たず。
そんな物差ししか無かったりしませんか?

もちろん、学生には勉強して欲しいし
勉強できるのは評価すべきとは思うけど
社会の物差しとはズレすぎてるんじゃないかな
なんて思うのです。

手段と目的がひっくり返ってるのでしょうね。

だれもが自分が食うため生きるために
自分のためのことばかりやって生きてたら…

それ、仏教で言うところの餓鬼道の世界じゃないですか。
そんなの嫌だなぁ。

なので夢工房ではマインド重視でいきますよ。
もちろん技術も大事ですけどね。

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