学生達の海外遠征に付き合って早20年あまり。
色々経験させてもらいました。
彼らの遠征は、基本的には自力で切り開いていくスタイルです。
前もって教員が準備してあげるようなことは最低限。
しかも自作のマシンでイベントに出るわけで
現地で色々とトラブルが発生するのは必然
と言っても過言ではありません。
そもそも競技という性質自体
先が読めない部分がありますから当然ですが。
準備が計画通りに進んで
トラブルなんて起きなければ良い?
チャレンジしてればそうはいきませんよ。
それに、トラブルは人を育てるのですから
トラブルが起きないようにする工夫や努力は重要ですが
トラブルをどう乗り越えるかはもっと重要です。
しかもそれが海外ともなれば
あらゆることが普段通りにはいかなくて
何かと工夫や努力が必要となります。
もちろんやっている本人達は大変でしょう。
しかし意外なことに
ほとんどのメンバーは何とか乗り切ってしまいます。
火事場のなんとやらでしょうか。
だからこそ
そんな学生達の成長は目を見張るものがあります。
かなり自信も付くようです。
学生達が自力で…
と言っても、想定外のことは色々起きるわけで
時には引率教員が対応しなければいけないハプニングもあります。
そういったハプニングによって
私も成長した部分もあると思います。
なんか得した気分です。いや、本当に。
今年のオーストラリア大会の開催は微妙なところですが
なんとか彼らには貴重な経験をして卒業して欲しいものです。