
最近めっきり聞かなくなった気がしますが、試行錯誤という言葉がありますね。
いわゆるトライ・アンド・エラーです。
想像したり仮定したりして試してみて、その結果で評価・判断して、次のトライに繋げていき、ゴールに到達するといったような、プロセスを表す言葉です。
学校の学習では、正しい答えを求めるものであって、あまり試行錯誤を要するものではありません。
トライ・アンド・エラーの「エラー」はダメなことです。
正解のみが評価されるので、プロセスは関係ありませんから。
でも、プロセスは考え方なわけで、そうなってくると考え方を構築できないってことになっちゃいますね。
トライ・アンド・エラーができない環境で過ごしていれば、「正解は何か?」という考え方になるわけで、そうなって当然です。
最適化とか、現状ベストとか、開発する上で必須の考え方も身に付けるのは難しいでしょうね。
そして当然ながら答えが出ればOKなので、改善といった概念は不要です。
むしろ、正解を出せばOKな世界なら、最適化とか改善とか、そんな面倒なことをやりたいとは思えないでしょう。
そんな事を考えていると、夢工房の環境は貴重だよなぁ、なんて思うのです。
実績で考えるなら、まだまだ改善の余地はあるのですけどね。
そう、環境自体を試行錯誤しながら改善する日々。
これを止めないことが大事なのです。