彼らの情熱に影響を与えるもの

どうもうまくいかない原因は、一般的に推奨されることが悪い方向に働いている気がしてなりません。

例えば「真面目さ」なんかに代表されると思います。
この「真面目さ」をどう捉えているか。

出過ぎたことをしない
かな。で、
失敗せず、最低限にやる
というのが方針ですかね。

確かにそれなら管理側に余計な手間を掛けず、最低限の労力でボーダーをクリアするようなやり方になるかもしれません。
いわゆる効率の良いやり方かな。

そもそもそれは、ゴールとすべきものではなく「手段」なので、手段と目的がひっくり返っている。

でもそれが学校で自然と養われてしまっている気がしています。

それを学生に突きつけて、「そんなんじゃイカンじゃないか!」と言ったところで、そもそもそういった効率の良いやり方を彼らに提示したのは、我々年長者です。

「一生懸命勉強して、将来楽に暮らしていけるように」
とか
「自己の利益を最大化するように」
とか
「効率よくやれ」
とか。

「トレンドを考えて、それに乗っかるように」
なんてアドバイスもするでしょう。
そもそも好きでもないトレンドに乗るためのことなんてやったところで、うまくいくはずないと思うのです。

そんなことを繰り返していくうちに、自分の理想とか好みとか、そういった最も大事なことから離れていって、自分の理想を想像する力を手放してしまう。
そうなったら、何かに夢中で取り組むような、成長するために最も大事な資質を失ってしまいます。本来、そういう資質は誰しも子供の頃に持っていたはずなのに。

結果、「楽して得して効率よくやろう」みたいなことになっちゃうのは仕方ない気がします。
パッションが無くてチャレンジできなかったりするのは、アドバイスや周囲の情報を重視した真面目さから来ている気がするのですけど、どうでしょうか?

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