教え方

大学で学生に接していると
教え方で日々気づきがあります。

大学に来た当初は
学校は学生に教えるところだから
教えなきゃ!教えなきゃ!
って思ってました。

けど、それはあんまり効果ないんですよね。

他動的に突っ込まれた知識や情報って
あまり身につかない。
つまり、あまり役に立たないんですね。

全く無意味ってことはないです。
そりゃ何もないよりは
だいぶ良いのかもしれません。

でも、自ら必要として求めたもの
実際にやったことや使ったこと
そういう場合の知識の残り方に比べると
外部から入力されただけの知識はあまりに弱い。

さらに、知識のままよりも
実際に使ってみて
経験にすると、なお身に付きます。
まぁ、当たり前と言えば当たり前ですよね。

もちろん自分が興味がある分野だと
その効率は飛躍的に高まるのですが
あまり興味がない分野でも
実際に使ってみた知識は定着しやすい。

学校での教育は
一方的に突っ込むのではなく
いかに相手に必要とさせるか
その辺が重要なんだと思います。

とはいえ、全ての授業をそういうふうに構成するってのは難しいのでしょうね。

というわけで、レーシングカーや惑星探査機を
作っている学生の求めに応じてアドバイスした内容は
面白いように吸収されていきます。
そして彼らは、自ら次の段階に足を踏み込む。

彼らはそんなことを4年間継続するわけで
そりゃぁ社会に出てから戦力になるでしょうし
何より仕事が楽しめるでしょうね。

そんな学生の成長を見ているのは
なかなか楽しいものですよ。

明るく元気にいきましょう!

夢工房の学生には
常に明るく元気よくやって欲しい
と願ってます。

接している他のメンバーに
影響を与えるほどに
明るく元気にやって欲しい。

初心者もベテランも
たまたま今現在
イケてるのもイケてないのも
色々いるので
一律に全員ってのは
難しいのは分かっています。

でも
声色とか表情ってのは
他に与える影響はとても大きい。
チームの状態も左右するほど。

なので
できなくても
やらかしてしまっても
できるだけ明るく元気よく
やって欲しいのです。

だって
何か困難があったり
失敗してしまったり
そんな時に暗い声色と表情で
何か良いことあるんでしょうか?

たぶん無いですね。
本人以外は。

というのは
暗い雰囲気を醸し出していると
周囲も停滞するし
ひょっとすると
「もういいよ」
と言ってくれて
それ以上やらなくて済むかもしれないから。

でもそれは
個人の問題ではなくなっていきます。

諦めが連鎖するから。

でも
困難があったり
失敗してしまったりしても
明るければ
周囲は
「うん、大丈夫。きっと何とかなるな」
と思うでしょう。
期待されるわけですよね。

その方がうまくいくのは当然でしょう。
もちろん
そういう雰囲気も連鎖します。

分かってますよ。
うまくいってないときに
明るくするのは難しいって。

でもできます。
まずは試してみましょう。


うまくいきそうなら継続してみましょう。

きっと驚くほど成果が上がるはずです。

2:8の法則

2:8の法則
とか
2:6:2の法則
とかってありますね。

アリさんがいたら
2割は働いてるけど
8割はサボってるとかってヤツです。

2:6:2の法則を
組織に当てはめるなら

2割は言われなくてもやる
6割は言われればやる
残る2割は言われてもやらない

って感じですね。

面白いのはアリさんの実験で
良く働くアリを10匹集めても同じ割合に分かれて
人の実験でも同じ結果になるんだそうです。
有名な話ですね。

さらに
この言われなくてもやるイケてるメンバー
言われてもやらないイケてないメンバー
これらがたまに入れ替わることがあるんです。

これは私の手元の学生を見ていて思いました。
別に実験したわけじゃないですよ(笑)

まぁ、そんなこんなで
今現在
イケてる学生も油断すんなよ!!
イケてない学生も諦めんなよ!!
ってことが言ってみたかったのでした。