今すべきことができていたかな?

コロナ禍が収まったら忘れちゃいそうなことは
今残しておかないとね。

と思ったので、ダラダラ書いてみます。

自粛の環境で起きること
これがメインに展開しましょう。

まずは、孤立する傾向になりますね。
オンラインで繋がる
といっても限界はあるし
フェイス・トゥー・フェイスとは違う。

オンラインでも言語は伝えられるし
表情もある程度は伝わるかもしれないけど
リアルなコミュニケーションに比べれば
伝達される情報量はかなり貧困になる。

よって、コミュニケーションスキルは低下するはず。

ただし、考えている人
特に自分を客観的に見られる人は
オンラインでのコミュニケーションスキルを
上げられているとは思う。

でも、限界はある。

学校などは特に周囲との繋がりが弱くなっている。
同年代はもちろん
上下関係も。

学校では、仕事上の繋がりのように
コミュニケーションを取る責務もないし。

そんな環境でどうなるかというと
集団、チームの力を利用できないので
やること、できることが小さくなる。

中にはうまいことやっている人もいるだろうけど
それはごく一部。

多くは小さいことをやる。
そこにも楽しみは見出せるだろうし
深掘りすればやり甲斐もあるかもしれない。

でも、一度小さくしてしまったら
大きくするのは難しい。

学校では、授業ばかりが学びだと思いがちだけど
実はそんなことはなくて
学年の上下が相互にやりとりする中での学びって結構ある。
特に人間関係から来るもの。
それは無くなる。

人が持つ悩みなんて
大抵は人間関係から来るものなので
関係する人の数が減れば
そういうのも減るわけで
悩みは減るだろうけど
解決する能力も減るということになる。

でも、悩みが減るってのは
結構ハッピーなことなので
一度そうなってしまうと
なかなか抜け出せない。

リアルがなくなる
というのは言い過ぎだろうけど
色々なことができなくなっているのは事実で
特に高いスキルなどの面倒を伴うアクティブなことは
今後は縮小するかもしれない。

一度やめてしまったものは
そう簡単には戻らない
というか
元通りにはならない。

ざっと思い付くままに書いてみましたが
実のところ
なるようにしかならんだろう
とも思っていたり

問題や心配な状態はあるかもしれないけど
揺り返しみたいなことが起きて
大きく反対側に触れて
一気に何かが開ける
みたいなことになるかもしれない

とも思っています。

夢工房としましては…

まぁ、やるべきことは継続できているし
頑張っている連中は
ここにダラダラ書いてきた懸案に
対処できるような経験ができている
のではないかな?
とも思っています。

まぁ、どうなるかは
蓋を開けてもお楽しみ。

変われる者と変われない者 心配君は変われるか

学ぶために学校に行く
というのは
現状から変わるためである
と思っているので

人は変われるのか
ってのは大いに興味があるところ。
何度もネタにしてますけどね。

分かりやすいところで言うと
悲観的な人っているでしょう。
そういうケースで話をしましょうか。

悲観的と言っても色々あるでしょうけど
例えば
これから起きることに対して
良くないことを予測して
それを回避するような行動を取る
そんなことが行動原理になりがちの人
いますよね。
心配性の人。

たとえば
何かにチャレンジするというのは
何が起きるか分からないところで
リスクを取って新しいものを掴む
ということですが

悲観的な人は
未来予測が悲観的な方に向いているので
リスク回避にも
それなりの力を注ぐことになります。

そもそも向いている方向が違う
ってのもありますが
まるで逆方向に自らのパワーを
分散して投入することになりますので
そりゃうまくいかんだろう
ということになりがちです。

逆方向で分散か。
人の持っているリソースは有限なのに
そりゃぁ大変だよなぁ
と思います。

さらに、危険回避というのは
もちろん自分に対する危険の回避で
守りの行動が中心ということです。

守りの行動では
周囲に安全な領域を作って
そこを固めて
危険な対象にフォーカスします。
体も心も硬くなって視野が狭くなる。

チャレンジするなら
視野を広くして
色々なことに対応できる状態にして
フレキシブルに動く必要があります。

ここまで言っておいて何ですが
危険回避が行動原理の人が
ダメだというつもりはありません。
そういう人は安全回路みたいな役割があるわけで
世の中チャレンジャーばかりだったら
カオスな状態になっちゃうかもしれませんからね。

ただ、自らの役回りを変えたいなら
つまり
行動原理をを変えたくて
性格とか考え方を変えられるのか
というのが大変興味があるところ。

もちろんそういうのって
人にもよるのでしょうけど
自分の行動原理を変えたいって
切望するケースも少なからずありますよね。

そういうのって
本能的なところに根ざしているのもあるでしょうし
習慣や環境による影響もあるでしょうし
簡単な話ではないのかもしれません。

でも、決して不可能ではないとは思います。

だって、人なんて生まれてから
ずっと変わらないわけではなくて
いわゆる有能な人だって
過去にはうまくいかない経験が
山ほどあったりするわけで

性格だって同様で
一見明るい人だって
過去にはそうでもなかった時期があったりします。

そんなもんです。
で、どうしましょうか?
って話です。

こんなことも
ずっと考えているネタの一つです。
これ、もうしばらく考えてみます。

変われる者と変われない者 目的的と手段的

学生は大学で学んでいます。

学んで新しい能力を手に入れるため
と言っても良いでしょう。

知らなかったことを知るため
できなかったことができるようになるため
まぁ色々あるでしょうけど

いずれにせよ、現状の自分から
何かしら変化するということです。

そんな立ち位置にいる学生達を見ているのは
大変興味深いのですが
中でも特に興味深いのは
人はどの程度まで変わることができるのか
というところですね。

新たなことを知る
なんてのは学校では当然すぎて
あまり面白くないのですが

思考パターンや
価値観が変化する
なんてのは刺激的でいいですね。

新たなことを知っていく
という場合
視野とか視座とか価値観は
変わらないことがほとんどなので
あまり劇的な変化は無いですね。

やり方が変わらないから
同じような結果が出るのです。

別にそれがダメってわけではありませんし
むしろそれが普通なのですが。

さて、興味深いのは
劇的な変化を遂げるタイプです。

そういうの、たまにいます。

そうだな…例えば…

学校って、小さい要素から学びますよね。

バラバラに分割された授業から
一つひとつ学んでいきます。

多くの場合は
別に何かのために学んでいるのではなく
「色々勉強すれば、いずれなんとかなるだろう」
という感じで
最終的にはどんな形になるか分からないけど
小さいものを積み上げていくようなやり方です。

不安な学生は
不安を解消するために
もっともっと積み上げたり
諦めちゃったり。

まるで賽の河原ですね。
知ってます?

中には目標を持って
それに向かって頑張っているものもいたりします。
そんな君は偉い!

こんな風に積み上げられた小さいものは
「手段」
です。

言ってみれば
何かをするときに必要になる
道具のようなものです。

学校の学びって
それによって色々できるように設計されているので
専門分野に分かれていても
意外と汎用的です。
汎用は専用の反対です。

例えば
ハンマー
と言っても
大工さんが使う玄翁(ゲンノウ)もあれば
鈑金屋さんが使う鈑金ハンマーがあったり
力仕事に使う大ハンマーなんてのもあります。

全部ハンマーですが用途が違います。
無理をすれば相互に異なる用途に
使えないこともありませんが
やはり専用品が良いですね。

ホームセンターで売っている
何にでも使えそうなハンマーで
単なるたたき方の練習をしているのが学校の勉強かな。

「とにかくキチッと叩くんじゃ!
それができればどこに行っても良い仕事できるわい!」
って感じ。

これ、手段的な学び。

反対に
最終的なゴールが明確化されていて
そのために練習(学ぶ)するのが
目的的な学びです。

学校を出ると、そこに広がっているのは
ほとんどが目的的な世界です。

ゴール(目的)があって
そのためにやる。

そのためのことを
下位に落とし込んでいって
手段が決まる。

そんなフィールドで
何に使えるか分からないハンマー持ってても
「おめぇ、それで一体何する気だ?」
ってなっちゃうでしょう。

おっと!
久々にずいぶん長い前置きをしてしまいました。

この目的から落とし込んで手段を決める

という考え方
なかなか学生に理解させて
実践させるのは難しいのです。

今までの慣性力がありますから。

でも中には
そういう考え方を話すと

「おー!すげー!
世界がひっくり返った!」

と言って
急激に行動を変える者もいます。

そういうタイプは面白いですね。

まぁ、人は様々なので
もちろん中には
ゆっくり変化していく者もいて
そういう学生と付き合っていくと
こっちも色々学びがあったりして
それはそれで面白いんですけどね。

みんなが持っているから
自分も持っていないと不安だ
なんて感じで
何に使うか分からない道具を
延々コレクションしていくのも良いですが
(良いのか?)

イカした道具を手に入れて
「これなら誰にも負けねぇ!」
ってのも面白いんじゃないですかね。

ただ、ゴールが決まった途端に
今まで何に使えるか分からなかった
ただのハンマーが
急に役に立つ道具に変わったりする
そんなこともありますけどね。