1 Day佐多岬 大成功!

出発は埼玉県東松山市
九州最南端の佐多岬まで1500km!
果たして24時間以内に到達できるか!

結果は
1483kmを17時間13分で成功!

こんなに細かい数字を出すほどシビアなチャレンジではないのだけど、まぁ一応ってことで。

途中、給油と食事以外の休憩は無し。
給油のみのピットストップは15分くらいの休憩で
食事込みの場合は1時間弱だったかな?
まあ適当に。

満タンスタートで1500kmを4ストップなので
1スティントは300km程度です。
ちなみにバイクのタンクは18リットル。
給油したら毎回燃料計のワーニングが点くまで走る感じです。

いやー、キツかった。

鹿児島は以前来たことはあるけど
その時は知覧がある西側で
東側に来たのは今回は初めてですが
凄く良いところです。
言葉にするのは難しいけど
山や自然の雰囲気が良いですね。
植生は南国です!
もちろんかなり暖かい。
そのうち改めて再訪したいですね。

それにしても疲れました。
ヘトヘトになるのを見越して
佐多岬のホテルを取りました。
今日は早く寝ます。

このテのチャレンジは
やるのは良いけど
翌日がキツイんですよ。

明日は宮崎港に行って
フェリーで帰路に就きます。

鹿児島は夏でした。

1 Day佐多岬 出発

2019年の8月にやった宗谷岬の1Dayチャレンジは
住んでいる埼玉県から北海道最北端の宗谷岬まで
バイクで24時間以内に行けるのか
といったものでした。

青森の大間から函館へフェリーで渡り
搭乗待ちとフェリーに乗っている間で
合計2時間くらいは休むことができましたが
その時間も込みで
約22時間でミッションコンプリート。
食事や給油の時間もあったので
実質的な走行時間は19時間程度だったかと思います。

そして今回のチャレンジは
24時間以内に九州最南端の佐多岬に行けるのか?

実は今まで何度か帰路のフェリーの予約までするも
(帰りは自走ではなくフェリーで休ませてもらいます)
コロナ禍により実行を断念していました。

今回は、ワクチン接種も済んで
全国的に感染が収束してきているので決行です。

佐多岬ともなると走りっぱなしです。
奇しくも距離は宗谷岬と同じ1500km。
埼玉って、北海道最北端と九州最南端の中間なんですね!

今回は途中にフェリーは無いので
恐らく18~20時間くらいで着くと思っていますが
フェリーに乗るような長時間の休憩が無いので難易度は高いかも。

一応言っておきますが
こういうチャレンジの難しいところは
ミッションコンプリートするよりもむしろ
ヤバイときにやめる判断です。

この判断を誤ると
人生コンプリートしちゃいますから。

では出発!

乗り物の進歩

以前、最近の乗り物はユーザーが手を入れにくいといったような話をしましたが
ユーザーどころかお店でも手に負えない状態になっていくような気もします。

分かりやすいところで言うと
最近、ワイヤースポークのホイールを組めないバイク屋さんが増えてきた気がするのです。
さすがにモトクロスをやってるような店ならいけるでしょうけど
町の小さなバイク屋さんは、できないところが多いのではないかな。
だって、スポークホイールのバイク、最近激減してますものね。

もう亡くなってしまった叔父は
先の大戦時に陸軍航空隊の整備兵でした。
戦後は自動車の整備工をしばらくやっていたそうです。

戦後すぐの頃は、部品の入手にも困ることが多かったらしく
修理の際は、よく部品を自ら作って組み付けたそうです。

そんな叔父が
「今の整備士は”とっかえ屋”だ」
とよく言っていました。

故障箇所を部品単位で修理するというより
ユニット単位で交換してしまうことが多いからです。
(アッセンブリとか呼んだりしますね)

そう言いたくなる気持ちは分かりますが
今どきコツコツ部品単位で直せるような時代ではないのです。

そもそも部品が細かい単位で販売されておらず
ある程度組み上げられた単位でしか入手できなかったりします。
これはそうした方がコスト的なメリットが大きいからです。
部品の生産はもちろん、管理とか、修理に要する時間とか。
結局、最小単位の部品で交換できるようにすると
そのためのコストは製品に載せざるを得ないわけで
ユニットにしちゃった方が、売る方も買う方もハッピーでしょ
ということです。

もちろん、そういう製品になってくると
直す方の技術も変わってきます。

コツコツ小さな部品を加工・修正するようなスキルから
診断機に繋いでトラブルシュートするようなスキルに変わったりします。
そして細かい部品単位での修理スキルは
徐々に必要とされなくなってきます。
もちろん、基本的な知識とかスキルが
ある程度必要なのは変わりませんが。

そんな風に環境を作っていくと
発展途上国で車を売っても、先進国とあまり変わらないレベルで修理ができるとかの
メリットがあるようです。

最近の車のエンジンルームを見たりすると
みっちり部品が詰まっていて
うわぁ…ってな感じで
今やエンドユーザーが気軽に手を入れられないのも仕方ないと思うのですが
工場のラインで組み上げる時には、効率よく作業できるようになっています。
おかげで、あれだけの性能・品質の車が
あの値段で手に入るわけですね。
それはバイクも同様でしょう。

一昔前だと
エンジンのオーバーホールなんかは
バイク屋さんにとっては良い商売だったのですが
今や面倒な仕事の一つなのかもしれません。
そもそも、エンジンをオーバーホールしてまで乗り続けよう
というお客さん自体ほとんどいませんから。

先日、久しぶりに30年もののハーレーに乗ってみました。
しばらくエンジンに火を入れてなかったので
キャブレターのオーバーホールをしてから乗るべきか迷って
結局は何もしないまま乗ったら、案の定不調だったのですが
まぁ、これは簡単に直すことができます。

もしこれがフューエルインジェクションのバイクだったらどうなのだろう?
と考えてしまいました。

しばらく乗らずに燃料が劣化してたりしたら
燃料ポンプも燃料ラインも、インジェクターも劣化した燃料で影響を受けるでしょう。
そもそも、30年も経ったら交換部品なんて手に入らないでしょうし
かといって、何とか部品を自作して解決するなんて手段も現実的ではないでしょうね。
なので、快適にツーリングできる今乗っているBMWは
恐らく10年も乗らずに手放すことになるでしょう。
気に入ってるのに手放さなきゃいけないのが
今から分かっているってのも寂しいものです。

対して、キャブレターのハーレーは、まだまだ乗ることになるでしょう。
消耗部品は問題なく入手できますし
物によっては加工して流用したり、作っちゃえば何とかなりますから。

新しい乗り物の方が環境に配慮して作られているはずなのに
何か皮肉なことになってますね。