未来予測とその対応 その13

これまた重要ですよ。

・産業界とのつながりから必要とされるものを学べないか?

実社会では、一体何をやっているのか?

これから社会に出る者が
学ぶべき重要なことの一つです。
が!それを知る手立てはありません。

学生は外に出ていこうとしないし
企業側は、そんなことに付き合っている暇が無かったりする。

これからは、そんなことを言っている場合ではなくなると思いますが。

夢工房の場合は、スポンサー企業とか
関係する会社があるので
そこからは学べるものが沢山あります。

もっともこれも
学生達がどのように動くか次第ですが。

その他には、産業ではなく
レース界との繋がりがあるので
そこからの学びは大きいです。

プロのレーシングチームからのオーダーは
難易度が高くシビアでタフですが
だからこそ学べるものは大きい。
何よりカッコイイし、夢もありますしね。

結局、学校の中に閉じこもっていては
実社会で求められることなんて分かるわけは無いので
やはり、いかに外との繋がりを持つか
その辺がカギなのは間違いありません。

未来予測とその対応 その12

これはどうなのでしょう?

・臨機応変力は大事
応用力のこと。

決められたこと以外の
イレギュラーなことにどれだけ対応できるか
ということでしょう。

開発を仕事にしたりするなら
というか、どんな仕事でも同じですが
想定外の出来事は起きるものです。

そんな時にどうするか?
そこで真価が問われますね。
確かに大事です。

思考停止ならまだしも…

「そんなこと聞いていなかったぞ!訴えてやる!
このブラック企業が!」
なんてね。
そんな世の中にはなって欲しくないものです。
え?もうなってる??

まぁ冗談はさておき
遭遇する事態に対して
最適な対応ができるようになるためには
やはり様々な状況に対応する経験が必要でしょう。

同じようなことを一本調子でやる経験からは
そのような能力は身に付きませんから。

問題は
決められたことをやる
という現状の学校教育では無理だろう
ということです。

臨機応変力とは
言ってみればフレキシビリティ
柔軟性ですよね。

つまり…

ゴールは変えずに
発生した事象に応じて
自由に手段を入れ替えられること

ということです。

ところが、学校の教育はどうしているかというと

ゴールは設定せずに
何に役立つかを知らないまま
計画通りに様々な手段を得ていく

というやり方です。
柔軟性は一切無し。

そうやることによって
やがて何かが姿を表すかというと…
一般的にはそんなことありません。

膨大な時間を要するわりには
何かができあがっていく感覚は小さいでしょう。
というか、そういう感覚は得られないかも。

でも、先にゴールを定めてしまっても
それが達成できるかどうか分からないじゃないか?

そうですね。
でも、背骨が通ってるというか
スジが決まるので
必要なことは見えてくるわけで
そいつを手に入れていけば
結構良い線行くはずです。

仮に達成できなかったとしても
何も損はしませんし
逆に得られるものは大きい。

むしろ、それこそが学びです。

とかく変化を嫌う現状では
こういったものを求めるのは
無理なのかもしれません。

現状が安全地帯だと思っていて
未知のリスクに遭遇したくないから
変化しないのでしょうけど

現状が危機なら
そこから動かないことこそがリスクなわけで

ついでに言うなら
成長とは現状から変化することなわけで

変化できない現状というのは
結構深刻なことだったりするのです。

と、色々書いてきたわりには
解決方法は至ってシンプルで

ま、レースでもやってみろよ

ってとこなんですけどね。


未来予測とその対応 その11

これはどうでしょう?

・「コミュニケーション能力」は大事
良くそう言われるが、その定義は難しい。

はい。確かに難しい。
ただしゃべっているだけでは
コミュニケーション能力
とは呼びにくい。

友達とのおしゃべりが楽しくできたところで
そういう問題ではないのだよ
ということなのですが

この場合は
仕事が前提とは限らないものの
何かしらの目的達成を前提に
そのために必要な情報のやりとり
そんなニュアンスで良いでしょうかね。

その際に重要なのは
アウトプットする情報が
相手が理解できる形になっているか?とか
相手にとって価値ある情報か?とか
そういった客観的な判断が必要だったり
まぁ、他にも色々あるでしょう。

それに
コミュニケーション能力が大事
そう言われるようになった理由があるはず。

それはもちろん
コミュニケーションが取られなくなったからなのですが
一体なぜだ?

それは当然
そういったスキルが必要な環境にいない
ということでしょう。

授業を主体とした、いわゆる「学び」での姿勢は
受け止める一方です。
見るだけ、聞くだけです。

そして
アウトプットは紙に向けて行われます。
ただ正解を書くだけ。

それがうまくできると100点。パーフェクトです。

そんなことを何年も繰り返せば
自分は「受け止める人だ」
つまり
消費者だ
みたいな価値観が、バッチリ身に付いてしまうでしょう。

その消費者的な価値観のまま
数年後には突然、供給する側に回るわけです。

それで「良い仕事を…」とか
そりゃ無茶ですね。

でも、対策はシンプルで

好きなことで高い目標を設定して、一所懸命やる

これだけで良いと思います。
それをチームでやれば
自発的にコミュニケーションを取る必要が出てくるわけで

やはり
自分から「そうしたい」と思って…
まぁつまり、自発的にということですが
そういう動機で動ければ解決ですよ。