自己評価は能力ですよ

「やれ」って言えば「やる」
そして「できる」ようになる
できるようにするためには、「やれ」と言ってやらせることだ
と思ってたりしますが…どうなんですかね?

確かにそれも一理ある、という気もしますが。

次の成長段階では、望む理想に対して何が不足しているのかを自覚して、それを自力で取りに行くこと。これが自ら学ぶと言うことでしょう。

それには理想が必要です。「何のために?」です。
そして、理想と現状とのギャップを自分で認識して、それを自力で埋めたいと思うことが必要です。

やっていることに対する他による評価も大事で、大いに利用すべきですが、自己評価ができることは重要です。
この場合、何をやっているかというと、自分が取り組んでいる現状や成果を客観的に評価するということをやるわけなのだけど、これは「このままやったらどうなるのだろう?」とか、「他からはどう見えるのだろう?」とか、「相手はどう感じるのだろう?」というようなシミュレーションですよね。それによってその後の方向性を決めたり、価値を見積もったりということをしたりするわけです。

それができるよになると、「良いもの」「価値あるもの」を作るための能力を一つ手に入れたことになります。

で、そういう能力を持っているのは、やりたいことをやってきた人だったりします。
やりたいことをやって、満足とか喜びを得たいなら、自ずと自己評価が必要になりますから。

対して、言われたことばかりをやる場合、自己評価はほとんど必要ありません。
だって、言った人が評価するのだから。
だから、自分で「自分がやったことがどうだったか?」なんてことは良く分からなくなっちゃっても仕方ないんですよね。
これ、結構恐ろしいことじゃないでしょうか。

今回は「自己評価」なんて言ってみましたが、多くの場合、特に学校では「反省」と呼ばれますよね。
そうなったとたんに、暗い顔で俯いて「もうしません」みたいな感じになっちゃいます。
そんな状態で、ものごとは良くならんでしょう。

うまくいかなかったり、やらかしてしまったら「で、どうする?」が大事なわけで、下向いて思考停止しても、何も良いことはありません。

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