今日の投稿内容はどうしようか
と思いましたが
やはり震災には触れずにはいられません。
もう11年も経ったのですね。
命を落とされた方々のご冥福をお祈りいたします。
あの時、私は大学の会議室にいました。
尋常ではない、今まで経験したことが無い揺れでしたが
埼玉は、まだ大したことはないのだとすぐ後に分かりました。
当時、東北に勤務する卒業生もいて
なかなか連絡が取れませんでしたが
やっと連絡が付いて
現地の惨状を聞いた時の驚きは今も忘れられません。
その後は、ちょっとしたボランティアなどをさせて頂いたりもしましたが
逆にこちらが勇気をもらって、大変勉強になりました。
震災の翌年からは、毎年必ず東北にバイクツーリングに行っていました。
残念ながら、昨年の夏は東北には行けませんでしたが
代わりに度々地震の被害に遭っている九州には行けました。
私ごときが落とすお金なんて、たかがしれていますが
それでも100%脳天気に遊ぶというのも
なにか心に引っかかるものがあって
行くなら東北か九州は外せない
と思って今に至ります。
昔から災害の多い我が国日本。
多くを失うと同時に
きっと何かを得てきたはずです。
近年の大災害は大変悲惨なものではあったものの
きっと得られた何かがあったはずです。
ひょっとしたら、それが明らかになるのは
ずっと後になってからなのかもしれません。
常に大災害の中心にいなかった者が
こんな偉そうなこと言うのは憚られるのですが
何も言わないというのも無責任すぎる気もしますので
あえて今回の記事を投稿しました。
私は、阪神淡路、東日本、熊本と
いずれも十分なことができたとは言い難いです。
しかし、使い古された臭い表現かもしれませんが
「心はともにある」
という気持ちは忘れたくないと思います。