昔から
好きこそ物の上手なれ
と言いますね。
好きなことは上達するもんだ
といったような意味です。
論語にもあります
子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
あることを知っていても
それを好きな人にはかなわない。
それを好きな人は楽しんでいる人にはかなわない。
ってことです。
まさに真理!
というか
昔からそんなの当たり前だったのです。
にもかかわらず
最近はそんな感じが薄れているように感じます。
工科系の学生は
もちろんそっちの分野に興味があるから
その道を選んでいるわけで
日頃から
もっとワクワクすることに接していれば
もっともっと伸びると思うのです。
現状は
学ぶ内容が自分の価値観に対して
距離を感じさせるようなものになっていて
自ら進んで「モノにしたい」と思えないのでしょう。
技術の価値の根底にあるものって
「動いた!」
「飛んだ!」
「走った!」
「速いぞ!」
とか
とてもプリミティブな感情だと思うんです。
それを支えるために周辺の技術があるわけで
細かい個別の技術がスタート地点ではないはず。
まぁ、中には細かい要素技術が好きで
そういうのが得意な人もいると思いますが。
ゴールが
「うわー!すげぇ!これやりたい!」
というようなものであれば
周辺の知識や技術は
自ら進んで掴みに行くでしょう。
興味を持てない
何に使うか分からない
そんな知識を
とにかく理解しろ
というようなやり方は
ボチボチ限界なのではないかな。
なので
その辺のやり方に関しては
まだまだ工夫する余地があるはずです。