朝から晩まで毎日頑張る夢工房の学生達を見ていると
たまに思うことがあります。
自分が学生だった時、どうしておくべきだったか
自分が彼らのような環境にいたらどうしただろうか
などなど。
学生時代には、Formula SAEとか模擬惑星探査機のイベントなんかは無かったので
バイクのレースしてました。
これに関しては全く後悔などしていないし
むしろ、もっとできたはずだ
とも思います。
そう言えば、大学の先輩で
どこだかのアジアのラリーに出ている人がいたなぁ。
今考えると、変なことをやっている凄い人がポツポツいた気がします。
そういう人達の影響で
自分の基準が少しずつ変わっていったのかもしれない
そんな気もします。
夢工房の学生達
今はコロナで大人しく(?)してますが
平常時であれば
毎年海外大会の遠征に行ってます。
レーシングカーにせよ、惑星探査機にせよ
便利で人が多い都市部でやるわけでなし
誰かが遠征のお膳立てをしてくれるわけでなし
留学や遠征とはひと味違った経験ができる…
というより
彼らにとっては冒険でしょうね。
日本人なんてあまり見たこともない人ばかりがいる海外の田舎に行って
日々を過ごすだけでも貴重な経験ですが
そんな環境でコンペティションをやってくるのですから。
普通は経験する機会すら無いでしょう。
我々の遠征の場合、予算の都合もあるので
泊まるのは安いモーテルだったり
食事はスーパーで買い出しだったり。
できるだけ安上がりになるように色々工夫するわけですが
そういったこと全てが貴重な経験です。
そもそも普通に海外旅行なんてしたら
できない経験ばかりです。
多分ウチの卒業生達は
海外に行くにしてもツアーとかじゃなくて
自分で宿やレンタカーの手配をして
勝手気ままにウロウロできるんじゃないかな。
そういうのって、経験がある人にしてみれば
当たり前のことなのでしょうけど
やったことが無い人にしてみれば
結構ハードル高いと思います。
そういうのが普通にできるようになるって良いですよね。
そうそう
もし学生の時の自分に何か言えるとしたら
ビビらずにもっと色々やっとけ!
海外に行け!
できればちょっと放浪しろ!
もっとレース頑張っとけ!
って感じかな。
特に海外には、もっと早い時期に行くべきだったと思っています。
ただ、レースやってた当時からすれば
「海外行く金があったら安いバイク買えるじゃん!」
と思っていたので、これは無かったろうな、と思います。
レースと海外は両立しなかったはずなので
これは仕方ないことで、後悔はしていません。
その分、レースで得られることは多かったし。
ただ、確かに言えるのは
学生時分に好きなことを一所懸命やっておいて良かった
ということです。
今だからこそ言えますが
年取ってからデカイことやろうとしても
たぶん無理ですから。
これはもう、色んな意味で。
やるなら「今」です。
「あとで」なんてのは
「やらない」と一緒です。
そういうことを考えても
海外のコンペティションに出ている学生達は非常に羨ましい。
後悔の無いようにやり切ってほしいものです。