なぜ現状はこうなっているのか?というのは、制定された当時に何のためにそうしたのか?が大事で、それは今後を考えるうえで大変役に立ちます。
というわけで、色々調べてみた結果を元に紐解いてみましょう。
現状の日本の教育システムの原型は、約150年から200年前のプロイセン(旧ドイツ・オーストリア圏)にあります。
それを約150年前に明治政府が参照して制度の設計をしました。
ただ、気を付けなければいけないのは、時代背景が現代とは違うので、単純に良いとか悪いとかは言えません。
というか、その当時から近年までは時流に合った方法だったのは間違いないでしょう。
ゴールはこれです。
近代国家を支える「規律ある大量の人材」を育成する
19世紀のヨーロッパでは
- 常備軍の拡大
- 官僚制国家の成立
- 産業化による大量労働力の必要
が同時に進みました。
このとき国家が必要としたのは
命令を正確に理解し
同じ基準で訓練され
決められた役割を果たせる人間
です。
そこで導入された要素は
- 学年制
- 教科制
- 時間割
- 一斉授業
- 成績評価
- 教員による統制的指導
これらの基本形態は今も変わっていません。
150年以上も同じシステムが通用するなんて凄いことです。
もちろんそれにはメリットがあったからです。
それは
- 大人数を
- 少人数の教員で
- 同一の基準と速度で
- 可視化された評価で
効率よく管理できる。
そのためのツールというか手段がこれ。
- 入試
- 単位
- 成績
- 卒業判定
これらはすべて
- 点数
- 時間
- 出欠
- 規定量の履修
という誰にでも説明できる定量化された指標で可視化できて、説明責任に応えられます。
というわけで、プロイセン型の教育モデルは、高い次元で効率を最適化した完成度の高いものだったのです。
ただし、それがいつの世にも適用できる絶対的なものかというと、決してそんなことは無いはずです。
だって、世の中は変化するのですから。
