十分な知識を得てから…じゃなくても良いのでは?

やりたいことがあって
それを
「やりたい!」
と言ったら

「じゃあ、勉強できないとね!」
と来るわけだけど…

子供の頃、そう言われませんでしたか?

果たして、それは本当か?

もちろん、それもアリだとは思います。
しかし、それが全てか?と言われると
そうは思いません。

もちろん
この場合の「勉強」は
広い意味の「学び」では無く
知識(だけ)を得るための学校での授業のこと。

でも
十分な知識を得るために
必要かどうかよく分からないことを一所懸命やるうちに疲弊して
いつの間にか夢を諦める
というのはよくある話。
本当に本当に、よくある話。

なので、こう思うのです。

とにかくまずは
やりたいことをやってみて
「うまくいかなかった
でも、何とかしたい!」

これで良いのはないかと。

「でも、何とかしたい!」
という気持ちが発生することが大事だから。

最も重要なのは「強い動機」
それを自ら生み出すことが最も大事で
その時点で本当の学びが始まる
そういう設計にすべきではないだろうか。

一頃盛り上がった「ものづくり教育」の本質は
実際に手を動かしてものを作ってみる…
ではなく
まずは、やりたいことをやってみて
思い通りにならない機会をつくること
それによって強い動機をつくることだったのではないか?
なんて思うのです。

やりたくない人は本当にダメなのか? 2

「やる気が無い」

これは色々あると思うのでが、大きく分けたら二つでしょうか。

  • そもそも本当にやる気が無い
  • 何か理由があってやりたくない

そもそもやる気が無い
そういうケースもあるでしょう。

そういう状態は、本人の責任ではあるのでしょうけど
そういう価値観は環境によって作られるのだと思います。

でも、価値観は人それぞれなので
全員があらゆることに対してやる気満々ってのもありえないわけで
そういう人もいるのは当然。

で、ありがちなのが
何か理由があってやりたくない
ですね。

取り組むテーマ自体に対して準じることができないかもしれないし
やり方の問題かもしれない

これまた色々あるでしょうけど
やはり教育としては「取っ掛かり」をどうするかが大事だと思うのです。

高度経済成長期や戦時なんかは
似たような能力を持つ人が大量に必要なので
「いいから黙ってやれ」
というのが正解なのかもしれません。

しかし
先が見えないご時世や
ある程度文化レベルが上がってくると話は別でしょう。

いや、文化レベル云々は自信が無いな。

ともかく、アイデアや高い付加価値、独自性や差別化が必要となると
「皆と同じ」というわけにはいきません。

これ、社会からのニーズもあるでしょうけど
本人が
自分で考えてやってみたい
とか
言われたことをやらされるようなのは嫌だ
となると
「いいから黙ってやれ」
は非常にキツイでしょうね。

とか言いながら
「いいから黙ってやれ」
も、ある程度必要だとも思っていたりします。

それは、ストレス耐性を得るため。

好きなことをやるにしても
ストレスはありますから。
特に何かにチャレンジするならなおさらです。

でも、ストレス耐性ばかり強化されて
我慢しっぱなしが平気になってしまっても
それは本人にも社会にも良くないでしょうね。

なので、「いい塩梅」が重要なのでしょうけど…

とか思ったりもするのだけど
そもそも、教育のシステムがもっと色々あってもいいんじゃないの?
とも思うのですよ。

色んな学校があるのだけど
内容は違えど、やり方は同じってことになってるんじゃないのかな?

言われたこと(だけ)やって
テストされて
点数(だけ)で評価されて

この経験、社会に出たらどれだけ役に立つのでしょうね。

じゃ、どうしたらいいの?
と言われると…
うーむ。
難しいなぁ。

けど、問題の核心の一つは、この辺にあるのではないでしょうか。

やりたくない人は本当にダメなのか?

たぶん、恐らく学校で仕事をしている教員の多くが思うことはこれ。

もっとやる気を出してくれたらなぁ

でもね、やりたくないことをやらせる前提で教育が設計されているのが
そもそもの問題ではないでしょうか。

そんな気がすること、ありませんか?
私はありますよ。

反面
そういう経験も必要だよね
と思うこともありますけどね。

やりたいくないなら、やらなければいい
とも思います。
そうして、どうなるかを知るのも学びでしょう。
正直、この考え方は時として少々残酷な気もします。

まぁ、「やらない」方はこの際置いておいて
もっとやりたいことができるチャンスが必要だよね
というのが考えるべきところです。

夢工房で頑張っている学生達が
もっともっとやりたいことができるように
というのはもちろんですが

「やりたいことが見付からない」
と思っている学生達も
ゴールのセットとチャレンジができる機会が作れると良いなぁ
なんて思うのです。

でもこれ、けっこう難しい問題なのですよね。
その辺を今後、ちょこっと考えてみましょうか。

たぶん続く