シンプルにいこう

そもそも、今の世の中は複雑化しすぎではないでしょうか。
やること多過ぎです。

にもかかわらず、やらなければならないこと
もしくは、そう思わせることが多い。

やることが多ければ、できないことが増える
できないことを認識すると自信が無くなる
自信が無くなると、やる気が出ない
やる気が出ないと結果は出せない。
結果が出なければ将来が不安になる
その状態で、多くの「やるべきこと」に向き合う…

という感じになっているのではないかな?

そうなったら、思考停止したり、楽に楽しめるものに逃避したくもなりますよ。
むしろ当然のような気もします。

そして、できる・できない、と考えていると…
ゼロヒャク思考にはまります。
正解・不正解の極端な思考です。

その尺度で「経験」を測るとどうなるか?

大変なこと
労力を要すること
不条理なこと
思った通りにいかないこと

それらは

良くないこと
悪いこと
ダメなこと

に分類されがちではないかな?
まぁ、分からなくも無い。

けど、価値とか大事なことって、そういう一見しんどいことの中にあるのですよね。

さて、どうするか?

それはもう、やるべきことを
やらないこと・手を抜くもの・力を入れること
仕分けして、できるだけシンプルに考えるのが良いでしょう。

特に、日頃から「やるべきこと」に分類されているものでも、よーく考えると、それほど重要ではないことも多いのですよ。

一度考えてみてください。
「それは何のためなのだ?」
と。

考える方向の問題

「考え方が逆」シリーズにこそ、今の問題の本質がある気がしています。
というか、確信しています。

やはりどうも、手段から考えてしまう

これ、どういうことかというと…

何か新しいものを作るとしましょう。
夢工房であれば、レーシングカーの部品だったりすることがほとんどですが。

で、まずは、どんなものにするか企画します。

その際に
「こんなものがあるといいな」
「こうしたいな」
ではなく

「まずは細かいところはこうして…」
「こんな部品(技術)を使って…」
とスタートしたがるのです。

すると、最終的には
「こうなっちゃった」
となります。

これ、大問題です。
でも、ありがちです。
というか、そうなるように仕掛けられていると言っても良い。

この問題を再度深掘りしてみます。

つづく

今後の教育のあるべき姿は? その5

仕事をする上では、気持ちよく継続できることが大事です。
じゃないと、力を発揮できないし、継続も難しくなりますから。

で、気持ちよく仕事をするためには何が必要か?

収入?
もちろん、そうかもしれません。

が、その収入を生むのは何?

成果ですね。
そして、その成果は誰かの役に立っていることが前提です。

じゃないと、対価は得られない。でしょう?
そして、感謝されればなお良し。
誰かの役に立っているという実感が無ければ、継続は難しい。

そう、大事なことを忘れてはいけません。
仕事は、相手のためにするのです。

そんな基本的なことを忘れがちではないですか?

我々は皆、消費者でもあります。
その視点で考えてみましょう。

自分が儲けることばかり考えている店員
利用者のことを考えていない製品

そこに価値を感じますか?
という話しです。

ものを売る人、作る人
その人となりが、サービスや製品の質に現れてくるものです。

もちろん、一人で何でもできるわけではありません。
なので組織が必要なのです。

機械的に言われたことをすれば、対価が口座に振り込まれる
それじゃぁ、あまりにつまらないし
価値の大きさとしても最低限でしょう。

喜びを感じながら仕事をするから
相手が喜んでくれるから
成果を出せるし、継続ができる。

とか考えていると、本質的には大事なのは道徳心なのだろうな、なんて思うのです。
その上で、「こんな人を、こんな風に喜ばせたいな」というビジョンを実現するために、知識やらスキルやらの、定型的なものが必要になるのです。

というわけで、やはり「心」抜きでは、技術も教育も理想的な形にはならないところか、うまくいかないのだろうな、と思うのです。