オーストラリア遠征 Day 2 準備日その1

メルボルン国際空港に無事到着しました。
出発便は遅れがあったものの、到着時刻は当初の予定よりあまり遅くなりませんでした。
日本との時差は+2時間。季節は真逆の夏です。
が、今日の最高気温は20度程度。真夏という感じではありません。
例年は30度を大きく超える日もあるのですが、今回はそんな感じではありません。

確かに晴れてはいるのですが、気温はそれほどでもありません。
ただ、日差しは強い。

今日は早速、日本から発送できなかった物資の現地調達です。
まずはカー用品店に行って、整備に使用する潤滑剤やらウエスやらを入手。
その後、お昼には、地元RMIT大学のFormula SAEチームのキャプテンを務めた後に、現地で頑張っている鶴間氏と合流。前回預かってもらっていたバッテリーを受け取って、一緒に昼食。

その後は物資調達再開。
バイク用品店やらホームセンターやら、あちこち回りました。

一通り物が揃ったら今回の宿にチェックイン。
前回も泊まったメルボルン北部のFawknerという地域にあるホテル。ちょっと治安が悪い地域で最安クラス。

駐車場には、なぜか近所のスーパーのカートが…
前回もあったけど、さらに台数増えてます。

こんな部屋です。
設備は砂漠地帯のロードハウスと大して変わらない。

夕食です。
今回もスーパーで材料を買って、お約束のサンドイッチです。

その後は各自明日からのマシン整備の準備やら、イベントの準備をして夜は更けていくのでした。

オーストラリア遠征 Day 1 出発

2年ぶりにFormula SAEのオーストラリア大会に行ってきます。

2年ぶりということは、去年は出場キャンセルだったわけで、それだけチームのパフォーマンスは低下していたわけです。
しかし、今年は何とか持ち直してきて再起動といった感じです。

もちろん納得がいくだけの回復には達していませんが、海外大会に行ける状態にはなったということです。

当然ながら、今回は相当苦労するとは思いますが、早めに苦労して色々分かっておくことが今後のためにはとても重要。

今回は、学生8名に加えて、現地での移動に使うレンタカーのドライバーとして、当チーム第一期の卒業生が1名同行してくれます。

飛行機は19:55成田発、翌朝8:20にメルボルン着の直行便です。

試すのは今だ

法律とかルールは厳然たるものですが、それ以外の善悪とか得とか損とか、大抵のものごとの評価基準は、その人次第だと思っています。
モラルとか価値観に基づく部分ですね。
いわゆる「普通」と呼ばれる評価基準ってのはあるでしょうけど。

我が国は、比較的評価の「ものさし」が画一的だと思います。
多くの人が似たような価値観を持っていて、そこから外れることを嫌ったりします。

それが良いとか悪いとかを安直に言うのは難しいです。

というのも、画一的なものさしを持つからこそできることがあるし、その一方、できないこともあるからです。

そのものさしの基準から外れなければ、多くの人が同じようなことができるということで、それはそれでメリットがあります。

一つのオーダーに従って、皆が同じことをすれば、同じ成果が大量に得られて、コスト低減と品質の安定に寄与します。

一方、そのやり方では、少量で高い加価値を生み出すのは難しい。

そんなものです。
もちろん、少量で高付加価値を生み出す方法では、低コストな大量生産はできません。

どちらが良いと悪いとかいう話ではなく、両者にはトレードオフの関係が効いていて、時と場合に応じて良否が決まるというところでしょう。

ただ、これは理屈の話であって、実際にやるのは人間です。
人間はそう簡単には変われません。

あらかじめやるべき事を決められている環境に慣れている人は、環境の変化に対して
「余計なことはやりたくない」
と思う傾向が強いでしょう。

自由な環境で、自らやるべき事を決める環境に慣れている人は、あらかじめ決められた環境で、言われたことに単に従うことをやるのは難しい。
こういうタイプは、同じことの繰り返しには耐えられない。

現在、この両者のための機会があるかというと、そんなことはなくて、言われたことをやるのが教育だ、というような単一の環境しか用意されていません。

これから世の中が大きく変わるのは、ほぼ確定でしょう。
というか、すでに変わり始めています。

この先どうなるかは不確定なわけで、その先の見えない環境に適応するためには、どういう機会が必要なのか?
果たして今のままのやり方で通用するのか?

まぁ、通用しないのは明白なのですけどね。
みんな気付いているでしょう?直感的に。

で、どうしたら良いのか?
そんなのは誰にも分からないので、誰もあてにできません。
自ら考え、自ら試すしかありません。

試すための機会を、習慣を作っていますか?

安心して良いのは、どうせ正解なんて無いということ。
考えて試して、その結果でまた考えて…
そんなことをしていれば、そのうち何か見えてきますよ。
それを楽しまないとね。