どうやって心を鍛えるか

チャレンジするなら失敗は避けられない。

好きなことを勢いに任せて、ちょっとやるだけなら良いのかもしれないけど、そうも行かないときもあるだろう。

いくら能力があっても、それを活かすために、躊躇したり壁にぶつかったときの突破力が必要で、それにはやはり勇気というか、心の体力みたいなものが欠かせないでしょう。

じゃぁ、心を鍛えないとね!
となる。

でも、これは難しい問題。近年は特に。

だって、世の中は心に負荷が掛からないように、いかにストレスを除去するかという方向で動いているわけで、その逆を行く?ということになる。
心に掛かる負荷は罪悪とか不健康みたいな扱いをされる。

なので「心を鍛える」なんて言うと、不条理な環境を思い浮かべるかもしれない。
恐らくそういったことで心が鍛えられる場合もあるだろうけど。

思い通りにいかなかったり、困難に遭遇したり、追い詰められたり、心が折れた状態から立ち直ったり
そういったものから逃げずに向き合う経験が心を鍛えるのは間違いないだろう。

いずれにせよ、困難をどうやって乗り越えるかという経験が必要なのだ。

そもそも困難に接近できるのか?
そして突破できるのか?
それを継続できるのか?

そんなことを考えると、やはり好きなことをやるってのは大事だって事です。
そのプロセスには無駄な経験は無いのです。

面白さは自分で作るもの

仕事においての面白さは自分で作るものであって、他からもらうものではない
そう思っています。
仕事って、自分で面白くしていくんだよ、ということです。

そう思えるか否かが、仕事の価値を始め、色んな事を決めていきます。
まぁ、自発性とか主体性の無い仕事が、良いもの、面白いものになることは無いですね。

そんなのは当たり前といえば当たり前なのですが、そういう姿勢は大事だな、と改めて思ったわけです。

ただ、なんでもかんでも自分で作るぞ!と、自給自足みたいなことができれば良いのですが、なかなかそういうわけにはいかないし、組織で仕事をしているなら、自分が作り出す領域と、他に依存する領域を決めて、相互に得意領域で補完し合って、組織としてのトータルパフォーマンスを上げる必要があります。
なので、自分がやることやらないことを決める必要がありますね。

そういうのも組織で仕事をするときの醍醐味でもあります。
チームワークがうまく噛み合って、大きな仕事が形になったときとなんかは気持ち良いものです。

一方、よく新人にありがちなのは、単に面白そうなところへ行って、面白いものをもらうお客さんのように仕事をしてしまいがちです。
ま、有名な会社に入って、聞こえの良い仕事に就いて、言われたことをやれば良いでしょう、きっと良い報酬と面白い仕事をくれるでしょう、みたいなことですが。

この場合は仕事をするというより、させられるというか、させられたいというか、そういう感じになるのでしょうけど、そういう状態は思いのほか面白くないですよ。
本人はもちろん、誰もがです。

主体性が発揮できなければ依存するしかなくて、他からコントロールされているのが面白いはずはないのです。

いや、でも、楽だからそれで良いってことになるのか?ぜひコントロールされたい!と?

でも、仕事を投げる方は、ずーっと低レベルなコントロールをする労力を払わないとならないわけで、そりゃぁ大変だ。

手にするものに見合うだけの労力を投入しないなら、それはフリーライド(タダ乗り)です。
フリーライダーは価値の供給源に依存しているので、フリー(自由)ではないですが。

仕事を面白くしていけないのであれば、卒業後は「仕事ってのは、嫌なことを我慢するもんだ!」って、我慢大会になっちゃうわけで、そんなのは心にも体にも良くないですね。

仕事を面白くしていくトレーニングって、価値観を変えられるかどうかという問題なわけで、社会に出ちゃうと忙しくてそんなものを構築する余裕は無かったりするのではないかな。
やはり学生のうちがチャンスだと思うわけです。

何を なぜ 何のためにやるのか?

やることに、ちゃんとした理由があったら、それは立派なことだとは思います。

でも言いたい。

好きなこと、面白いことをやろう

なぜって、好きだから、面白いから。
理由はそれで十分。

「なぜそれなの?」と、明確な理由を求められるかもしれないけど、それは他人を納得させるためのオマケみたいなもの。理由は後付けでも良い。
むしろ具体的な理由などあったら、その理由や、理由の元となるものが変化してしまったら諦める理由になってしまう。
だから理由は無くて良い。理由が無ければ崩しようがないし。

自分のために、そして同時に誰かのために喜びや驚きをつくり出そう

利己的じゃダメだし、悲壮な犠牲的精神もダメ。

自身の喜びが無いものは続けられないし、誰も喜んでくれなければ、やり甲斐がなくて続けられない。
そもそも誰も喜ばないことは仕事として成立しない。
自分が認められたいってのもあるだろう。

なので、好きなことをやって、誰かに喜んでもらえるようにしていこう。

そうそう、自分のためだけだと簡単に諦められるけど、誰かのためだと簡単に諦められないから「誰かのため」をブースターにするってのもアリですね。