メタ認知能力

今更知った新ネタではありませんが
これ、重要だな
と思ったので書いてみます。

簡単に言ってしまうと
何かやってる自分から幽体離脱して
離れたところから
「今の自分はやり方はイケてるのか?」
と見られる
というような能力ということで良いと思います。

単に視野が広いとか狭いとか
というのとちょっと違いますね。

視野と言うより視点(注視対象ではなく原点側)の話です。

一般的に若いうちは
このメタ認知能力が低いと思います。

例えば
何か一所懸命やっていたりするでしょう
目的を達するために。

で、本当に目的を達するためには
時として
「このやり方でいいのかな?」
と全体に対する現状を確認する必要がありますが
それが弱い場合が多いですよね。

なんでそうなのかなー?
と思って色々考えてみました。

若いうちは誰でも未熟なわけで
色々ヘマをやったりします。
経験が少ないのだから当たり前です。
年とってもやるけどね(笑)

他の原因もあるかな、と。

若いコが何かやっていて
それを見ている大人が
彼らに干渉したりすることがあるわけですが
本当は本人が考えて判断すべき事なのに
代わりにやっちゃったり
指示しちゃったりしてることが
原因だったりするのかな
と思うのです。
いわゆる過干渉ってやつですかね。

「あぁー、そうじゃない!」
とかね。

そうすると
当人は別に自分の現状を把握する必要はありません。
そういう能力は必要なくなる。

ついでに
相手が勝手に干渉してくるので
アウトプットの必要もなくなる。

親や先生がそういうのをやっちゃったら
本人はイケてるかどうかを
自身で客観的に判断する必要が無いですもんね。
まぁ、失敗の数は減るとは思うので
面倒なことは減るかもしれませんね。
その時は。

または
単一の評価尺度や行動規範があって
自ら考えるまでもないシステムの中で生活してきたとか。

本人の意思ではなく
外部からの入力に頼って
何かを良くしたいとか成長させたいとかって
結局うまくいってない気がするのです。

大事なのは
事に対峙した時に本人が「どうするか」ということであって
外部からの入力によると
「どうするか」ではなく「どうさせられるか」みたいな
わけ分からないことになっちゃうでしょう?

それって、当人の将来のためのやり方ではなく
関わる人の現在が面倒なことにならないためのやり方で
ダメなことをやらせないためのシステムになってるんじゃないかな。
もしくは
関わる人が失敗させたくないと思っていて
その願いを叶えるシステムか。

まぁ、いろいろ可能性はあるでしょうが
そんなの本人にとっては
全部過去のことだからどうにもなりません。

じゃ、どうしたらいいのか?

もっと色々やって
ダメなこともやって
なぜ、何がダメなのか
それでどうすべきなのか
その辺を本人の意思で
俯瞰して自己評価できると良いのでしょうね。

言うは易しです。
それができたら苦労しない。

これ、本人に対して
ダメ出しをしたところで
あまりうまくいきません。

本人が「そうしたい」と思わない限りは
そうはなりません。

そのためには何が必要か?

色々とテクニカルな対処法はあるようです。
もちろんそういうのも利用すれば良いと思います。

でも、当事者だけにフォーカスする方法でなく
チームまるごと良い方向に行く方法は無いのかな
と思うのです。

個人単位で勝手に良くしろ!
そんなの個人の責任じゃ!
みたいなやり方
もうダメだと思ってます。

そんなのでうまくいくなら
今の世の中もっと良くなってます。

メタ認知能力が低い場合
相手が視野に入っていないことが多いです。
なので、相手のためを思った行動ができないし
チームワークが機能しないことが多い。

なので
ゴールへの強力な推進力を持つ良いチームを作って
共有するゴール到達のために行動したい
という意欲をメンバー相互で成長させるようなことができると良いのかな
と思ってます。

もちろん教員が「やれ!」と言ったところで
できるもんじゃありません。

さて
色々と新しい施策が必要な時が来たようです。