うまくいかないとイヤかい?

まぁ、うまくいかないことが気持ち良いわけないでしょうね。
けどね、やることなすことうまくいっちゃったら、それ、価値あるの?って話しです。

思い通りにいかないからこそ自分の課題が見えるわけで、超えるべき壁が見えるのですよね。

物体に限らず、文章でも芸術でも、自分が生み出したものは、自分そのものです。
決して自分を超えたものにはなりません。

だったら、うまくいかないことを冷静に受け止める必要がありますね。
よーく観察すると、今の自分が分かりますから。

そうしたら、「じゃぁ、こうしたらどうかな?」という方向性が見えてきたりします。
あとは試してみて、気に入らなければ、また観察。この繰り返し。

でも、ここが難しいところかもしれません。

今の自分が不十分だということを認めたくない
今の自分のままで(自分の成長抜きで)良い結果を得たい

なんて思いがちですから。
人は楽をしたくなるものです。

でも、そう思っちゃうと成長は難しくなります。

では、たまたまやってみたことが、うまくいっちゃったらどうでしょう?
そんなことがあったら、それはそれで気持ち良いのでしょうけど、そうそうあるものではありません。

でも、
「そうじゃないとイヤだ。
きっと自分がやったらた、またまうまくいっちゃうことがあるはずだ」
なんて思って、頑張って探して、仮に何か見つかったとしても…

そういうのって、大抵は誰でもできることだったりします。
なので、価値はありません。

やはりね、なかなかうまくいかないことに、どのように向き合えるようになるのかってのが成長段階では大事なことなのですよね。

そういうのを「素直さ」っていうのかな。