今回アメリカで思ったこと

まずは自動車関連で思ったことを書いてみます。
こういうのって記録しておかないと忘れちゃうので。

ARLISSの遠征では、とにかく車で長距離を移動します。
打上げ期間中は、1日に320km程度の距離を毎日走りますので、毎日宿に帰ってきたら翌日のために必ず満タンにします。

アメリカのガソリンスタンドでは、各ポンプにクレジットカードの読み込み機が付いていますが、日本のクレジットカードは大抵使えません。
なので、店舗内のレジで先払いします。

その際は金額指定です。
「何番(ポンプの番号)に何ドルね」
という感じです。

2019年までは映画でギャングが乗るようなバンを使っていました。
フォードとかGMのデカいエンジンが載ってるヤツです。
まぁ、燃費が悪くてガソリンタンクがデカいのですが。
そのクルマで給油するときは、大抵30~40ドルで済んでいました。

今回は日産のローグというSUVです。
燃費は良いはずです。

で、最初に砂漠から帰ってきたときに
30ドルも入れれば余裕で満タンだろう
なんて思っていたので給油してみたら…

あれ?燃料計の針が上がらないぞ??

ガソリンが高かったのです。
今回はレギュラーガソリンで、1ガロンあたり$5.50くらいでした。
4.4リッターで790円くらいですね。
つまりリッターあたり180円程度ということになります。
アメリカは産油国なのに、何と日本より高い!

前回は2019年でしたが、その時の2倍くらいになっていたのです。
2019年時点だって、現地の人は
「高い!我々を殺す気か!?」
と言っていました。
さらにそれ以前はリッターあたり50円少々で安定してた気がしますので、その気持ちも分からなくもないですね。

ちなみに最近の日本のガソリン価格は、原油の市場価格が2倍とか3倍とかになっているのに大して変動していません。
これは政府の補助が入っているということ…でしたっけ?
日本のガソリン価格の安定性は世界的に見れば凄いことになっているのだと思います。

ちなみに、日本で軽油(ディーゼル燃料)はガソリンより安いですが、アメリカでは軽油の方が高いです。
ヨーロッパでもそういう傾向だったはず。
オーストラリアはどうだったかな。やはり軽油の方が高かった気がします。

今回は主にネバダのファーンリーというところにいたわけですが、前回同様プリウスはあまり見ないなぁと思いきや、その他の車種のハイブリッド車が多少いました。
でも、テスラはほとんどいませんでした。
Walmartのスーパーチャージャーにもテスラが停まっているのは一度も見ませんでした。

やはり地方ではピックアップトラックが多いですね。
しかもどんどん巨大化しています。

片やロサンゼルスではテスラを見かけました。
ただ、頻度に関しては東京よりちょっと多いのかな?という程度ですが。

あと、長距離を延々と走るにはセットすると一定速度で走り続けられるクルーズコントロールが便利なのですが、最近では前車との距離を一定に保つことができるアダプティブクルーズコントロールが一般化していると思います。
でも、借りた車は単に一定速度で走れるだけのシンプルなクルーズコントロールでした。
リノで借りた日産のローグも、カリフォルニアで借りたシボレーのマリブも。
アメリカではアダプティブクルーズコントロールはそんなにメジャーではないのかな?

まずはこんなところで。

アメリカ遠征を終えて

時差ボケでボケボケです。
この感覚も3年ぶりなんだなぁ。

さて、現地で12日間を過ごして思うのは、まだまだ未熟で不十分だなぁということです。
もちろん自分が、です。

もちろん、行くたびに発見があったり、新しくできるようになったこと、分かったことがあるのですが、自分の満足いかない点も明確化されるのです。
もちろんそれは、異国の地を踏んで思うことがあったり、国内での課題が明確化されたり色々ですが。

今や「家に居ながらにして」というネット社会の特徴が発揮されて、海外事情なんかもわざわざ現地に足を運ぶことなく得られたりもするでしょう。
でも、やはりリアルな体験でしか分からないことは多いわけで、そういう意味では頑張っている学生のお付き合いで海外に行けるというのは大変ありがたいことだと思っています。

では、学生たちを客観的に見るとどうかというと、これが実に興味深いのです。

海外遠征は正直なところ、実にキツイと思います。
言葉の問題や環境の違いはもちろんですが、自分が取り組むことだって、現地ならではのトラブルが起きるし、その解決だって大変です。
しかも逃げ場がない。

この環境、人の成長にとっては凄まじく効いてきます。
たかだか十数日で学生は変わります。
もちろん夢工房で頑張っている時だって、普通の学生から比べれば成長の度合いは各段に違うと思うのですが、その比ではないと思います。

コロナ禍によって、ただでさえ減っていた学生の留学とか遠征の機会はとどめを刺された…ということになったら、将来的にはちょっと困ったことになる気がしてなりません。もちろん我が国の将来が、です。

金カネいうのであれば行かないほうがいいし、海外に行ったら少なからず思い通りにいかないことや失敗もあるでしょうから、心も傷つかなくて済むかもしれません。
ただ、そういうちょっと目には損失とかネガティブな経験に見えることが、どんなものと、どういうトレードオフになっているのかが大事なところです。

とはいえ、今どき大金払って大変な思いをしようなんてのは、そうそういないでしょうね。

そんなことを考えると、夢工房で頑張っている連中みたいな学生たちは、実に貴重な存在なんだなぁなんて思うのです。

アメリカ遠征 12日目

今日は遠征最終日。アメリカ出国の日です。

泊まったのは格安モーテルチェーンのMotel 6
ロサンゼルス国際空港の近くは高級ホテルチェーンが多い中でここの存在はありがたい
建物は9階建てでモーテルっぽくありません

一応、セキュリティチェックが混んでいることと、ロサンゼルス国際空港はレンタカーのオフィスが空港から離れていることを考慮して6時起床で動きましたが杞憂に終わりました。

道路も空港も空いていましたし、レンタカーの返却もスムーズで、飛行機は事前のオンラインチェックインを済ませておけば、空港到着時は預け入れの荷物を専用のカウンターでお願いするだけ。
しかもセキュリティチェックは空いていました。

まぁそもそもリノでセキュリティチェックに異常に時間が掛かるのは、小さいながらも国際空港で発着便数がそこそこあるのに対して、たった2箇所程度のセキュリティチェックで対応しているのだから当然といえば当然です。

対してロサンゼルスは複数あるターミナルごとにセキュリティチェックがあるし、対応する係官も相応の人数がいるわけなので、非常にスムーズでした。

とはいえ、やはり飛行機に関することがある日は早めに動くに越したことはありません。
可能性云々はともかく、飛行機の場合はトラブルが起きた時の対応が面倒ですからね。海外ならなおさらです。

搭乗ゲートにて
アメリカの人もエリザベス2世女王陛下の崩御を追悼しています
私も心より女王陛下のご冥福をお祈りいたします

今回の渡航における印象を書いておきます。

入出国にまつわるコロナ関係の書類(データ)のアップロードなどはあまり手間とは感じませんでした。
事前の想像よりは簡単だったと言えばいいでしょうか。
帰国時のPCR検査が不要になっていたのは大きいでしょうね。

人々のコロナ対応ですが、マスクをしている人の割合は場所によって様々です。
田舎の方が大らかで、ほとんどマスクをしている人を見かけません。
しかし、ロサンゼルスの博物館や空港などでは、思っていたより多くの人がマスクをしていました。
ただ、日本のように全員がしているようなことはなく、良いところ1〜2割の人です。これを多いと思うかどうかは人それぞれでしょうけど、私は多いと思ってしまいました(笑)
また、大抵の店舗の入り口には消毒液などが設置されていますが、使っている人はほとんどいません。
総じて日常が戻りつつあると言って良いと思います。

飛行機の利用も含めた消費活動については3年前よりもデジタル化が進んでいる印象を受けました。
特にスマートフォンの利用を前提とした注文や決済方法の多様化が進んだ印象です。
もっともこれについては地域差があって、田舎の方はあまり変わらない気もしますが。

さて、ボチボチ搭乗開始です。
ちょっと投稿のタイミングが早いですが、今回の記事はこの辺で。

コータロー、お疲れ様でした。一人でよくやったね。
応援してくださった皆さま、ありがとうございました。