コロナ禍の過ごし方

コロナ禍で色々我慢しましたか?
何を我慢して
何を我慢しませんでしたか?

夢工房みたいに色々作る連中はどうするべきか。
今はオミクロン株で大変でしょうけど
ボチボチこの状態も収束してしまうでしょうから
正確には
どうするべきだったか
ということになろうかと思います。

2年間も自粛状態が続いてしまいましたが
その間にずっと我慢してたりすると
「あとでやろう」
が溜まってきます。

お分かりかと思いますが
「あとでやろう」
と思ったこと
大抵はできません。

やろうと思ったことを
先送りにした瞬間に
自分のやり方を含め
未来の一部は決まります。

さて、夢工房は
ものを作ってナンボなわけですが
現物に触れられないなら
そりゃぁもう、どうしようもない。

で、そこで諦めるのではなく
もう一つ重要なことに気付きました。

彼らはデッカイ夢に向かって
チャレンジしているのですが
大事なのは
デッカイ夢に向かって
チャレンジできるマインドそのもの
なんですね。
分かります?

仮にものを作らなくても
チャレンジすることそのもので
得られることがあるのです。

設計でも
自分自身のマインドの改造でも
何でも良いのですが
ちょっと背伸びして挑戦して
失敗しても諦めずにやり直して

「お!ちょっとうまくいったかも!」
という感覚を得る経験をする
これが大事なんですね。

うまくいったときって
脳内麻薬が出て快感を得るわけですが
これが
「もっと!もっと!」
に繋がっていく経験になるわけです。
ギャンブルやめられなくなる人と似てます。
でも、仕事もそうだし
レースもそうですね。

もちろん中にはそういうのが
肌に合わない人もいますが
中には
「まさかコイツが!?」
というケースもあって面白い、。

というわけで
自粛期間だからって
地味なことばかりやってると
その後に、我慢した分が
炸裂することもあるかもしれませんが
やりたいことを先送りした経験が継続してしまって
離陸できないまま滑走路が終わってしまう
そんなことにもなりかねないのですね。

もちろん、夢工房の学生達の
全員がうまくいったかというと
決してそんなことはないのですが
部屋トータルとしては
ボチボチうまくいったかな
という感じです。

さて、この後がどうなるかお楽しみです。

これから必要とされる人

学生達に付き合っていくというのは
未来をつくるお手伝いです。

将来、どのような人が必要とされるのだろう

それはみんなが気になるところ。

「これからは、こんなことが必要になるよ」
なんて情報は気になって仕方ない?

じゃ、それを真に受けて
頑張ってみましょうか。

まぁ、それもいいでしょう。

でも、みんなで同じことやっちゃったら
独自性とか無くなっちゃって面白くないし

仮にその読みが外れたらどうするの?

それにね
「これからはこれだよ!」
なんてのは
大抵は「ツール」を指しているのであって
もちろんそれを上手に使えれば良いのでしょうけど
それを駆動するのは人の心でしょう。

なので、マインドを成長させるのが
実は最重要だと思っています。
もちろん、それだけじゃどうにもなりませんけどね!

だから、腕を磨きながら
心も磨ける活動をしていくのが重要。

さて、夢工房で学生達は
何かに一所懸命取り組むわけですよ。

もちろん好きなことをやるために
集まってきた連中なので
自主性とか主体性とかが重要で
自発的に色々やるわけですが

ぶっちゃけ、今までの人生で
ここまで自発的にやる必要がある環境に
身を置いたことが無いのでしょうね。

大抵はピントがズレた行動からスタートです。

どういうことかというと

好きなことをやっているはずなのに
やらされるやり方をしてしまう。

誰に言われたわけでもないのに
制限を掛けて
小さいことを考えたりしちゃう。

最上流の概念から考えて良いはずなのに
最下流の小さいことを先に決めてしまって
身動きが取れなくなる。

人に指示されてやらされるときって
楽をしたいもんだから
ついついそんなやり方をしてしまう。

好きなことなんだから
自由にデッカく行って良いはずなのにね。

でも、いいんですよ。
最初はみんなそんなものです。
やってみないと分からないんだから。

いつまでも、それを繰り返していちゃダメですけどね。

夢工房の仕組みはうまくできていて
毎年決まった予算なんてありません。

レーシングカー作るのなんて
1台数百万円必要です。
それを毎年続ける。

手のひらに載るような惑星探査機だって
彼らが納得いくものを作りたければ
数十万円です。

そのためには
身の程知らずだろうがなんだろうが
本気で頑張る学生がいて
彼らを支援してくれる人達の理解と協力があって
はじめて可能となるのです。

なので、学生達は好きなことを
満足いくレベルで続けるためには
本気で頑張り続ける必要がある
そういうことです。

好きなことを本気でできるチャンスがあるのに
小さいことを考えて手を抜いていたら
誰も興味を示しません。

でも、デッカイ夢を持って
本気で頑張っていれば
誰かが力を貸してくれる。

レーシングカーも惑星探査機も
最初に夢工房に集まった学生達の
熱意とマインドを連綿と受け継いで続いています。

彼らのやり方があったからスタートが切れたし
20年も続けてこられた。

こんなやり方
もちろん誰でもできることではないし
うまく行ったり行かなかったり
色々あります。
でも、決して諦めない。

我が国の将来に向けて
色んな人が必要とされるでしょうけど
こんな連中だって必要ですよ。きっと。

ものの見方

日頃から思うんです。
このままじゃいかんなぁ
って。

別に悪いことしているわけではないんですけど
現状に甘んじているのは面白くない。
もっと良くできるとか
もっと面白くできるはずだ
と。

向上心なんて言えば聞こえは良いですが
まだまだ未熟だぞ
と思うんですね。

さて、そういうことを考えていると
自己評価して起点を決めて
ゴールを設定する必要がある
ってことになりますね。

そんな時は
ものの見方
が大事になります。

一般的には
視野
視点

ですね。

視野は見ている範囲
広さです。

視点は着目点かな。
何を見るか
ですね。

さらにここに
視座
を加えましょう。

視座は
どこから見るか
です。

以前の記事にも書きましたが
あたかも幽体離脱しているように
自分を客観的に視野に入れたりする見方です。

すると、自分の現状が見えてきて
ここ二時間軸を加えると
これからどうすべきかが判断ついたりしますよね。

どうでしょう?
そんな見方してますか?
そんなのできていて当然?

で、平常時にこれができているのは良いとして
非常時にどうなるか
というのも大事だったりします。
超急いでいるときとか。

多くの場合
視野が狭まって
視点が固定されて
視座も現時点の自分に固定されたりします。

すると非常時の脱出口が見えなかったりします。
どうしたら現状の問題を解決できるか
とかね。

非常時こそ
広くものごとを見なきゃいけないのに
逆のことをやっていたりして。

戦略的なことを考えていきたいなら
視点はもちろん
視野とか視座は大事でしょうね。

人を喜ばせることをしたいなら
視座は決定的に重要です。

これ、どうやったら鍛えられるんでしょう?
いまだによく分かりません。

場数を踏んでできるようになったりする者もいるけど
なかなかできない者もいたりするし。

変えられないなら変えられないで
その特性を活かしていけばいいのかな。

でもまぁ、本気で何とかしたいと思ったら
そこそこ変えられるとは思うのです。
自分の希望に応じて頑張ってみるのが良いのでしょうね。