はじめての海外ツーリング 第11話 Ride day 7 Wangaratta to Melbourne

2020年1月4日(土) 乗車7日目

朝食はホテルのレストランでベジマイトを塗ったパン2枚とコーヒー。
食事中にデンマークから来たご夫婦とブッシュファイアの情報交換。
「オーストラリア、楽しいんだけどブッシュファイアで大変なことになっていて、なんだか罪悪感を感じるよね」
うん、同感。

今日はメルボルンでバイクを返却すればおしまい。
ここワンガラッタからメルボルンまでは、最短距離で230kmなので3時間もあれば着いてしまう。
だが、現地に住む知人 鶴間君に連絡を取って、お勧めのルート ベナラ(Benalla) – ベンディゴ(Bendigo) – バララット(Ballarat)ルートに変更
鶴間君は、日本の自動車メーカー某S社を退職して、メルボルンのRMIT大学に留学、同大学でFormula SAEのチームキャプテンを務め、卒業後は現地でエンジニアをしている凄い奴。

勧められたのは、牧草地帯や森の中を走る素晴らしいワインディングのカントリーロード。

生えている木はほとんどユーカリ
大抵ユーカリ
牧場

バララットで急に気温が22度に下がる。
ここから海側に向かって、どこかで昼食を摂ろうと思っていたけど、あまりに寒いのでメルボルンへ向かうことにした。
メッシュジャケットでは耐えられなかったのでジャケットのライナーを探したが、見付からなかったのでフリースジャケットを着て凌ぐ。
グローブはサマーグローブからレイングローブに変更。

昼はハイウェイのレストエリア(とは言っても、ただの路側帯のような駐車場)でエナジーバーと水で済ませた。

4時頃にメルボルンに入る。
満タンに給油して返却予定時刻より少々早めにデポに到着。
ここも気温は低かった。ただしバイクを降りれば快適。

今回の総走行距離は3670km。

ここからはUberで海沿いのポイント・クックにある鶴間家へ約40分。
夕食は鶴間家でごちそうになって1晩泊めてもらった。ありがとう!

340km走行 Point Cook 鶴間家泊

はじめての海外ツーリング 第10話 Ride day 6 Swan Hill to Wangaratta

2020年1月3日(金) 乗車6日目

朝は昨日のピザの残り2切れで十分。
10時少々前に出発。やはり疲れがたまってきている。
今日はワンガラッタ(Wangaratta)まで300kmくらい
ワンガラッタには20年来の現地人の友達が住んでいるので会いたかったのだが、連絡が取れない。残念だけど仕方ない。
ここはFormula SAEの遠征で何度か行っている馴染みのある場所でもある。

道はこれまでのような荒野ではない。
すでにアウトバックからは完全に出てしまった。
町が増えてきて交通量も増加。人が多いのになぜか寂しい気もする。
ペトロールステーションに行けば、話す言葉は優しくて上品な感じ。

昼は公園でピザの「おまけ」のガーリックブレッドと水。結構満足した。

こんな公園で昼食

ここまでブッシュファイアの影響を目にすることはなかったが、今日の目的地ワンガラッタに近づくにつれ景色が煙ってくる。
このとき、オーストラリアは国中でブッシュファイアが燃えていて収拾が付かない状態。
ここまでブッシュファイアに遭遇しなかったのは、偶然ルートがそれていただけだった。

ブッシュファイアで煙ってます

宿に到着。
往々にしてモーテルはオーナーと客の区別が付かない。ここもそう。
犬と遊んでる宿泊客かな、と思ったらオーナーだった。

ここはボロいモーテルだけど、犬がいるし、大好きな鳥、マグパイもいて良い雰囲気。ヤツらはR2D2みたいな鳴き声。わかる?

コイツらがマグパイ 白黒のカラスみたいな美しい鳴き声の賢い鳥
雛ができる時期は通りかかった人間に襲いかかるので注意
なぜかピンクのバスルーム

チェックイン後、給油してスーパーに買い物に行った。
夜はスーパーで買ったニンジンと豆のサラダ、ミートパイ、チーズ。
食後はアルコール入りのジンジャービア。
実はアルコール入りのがあるのはコバーのモーテルのオーナーから聞いて初めて知った。
試しに飲んでみたら期待したほどではなくて少々がっかりした。

洗濯して寝よう。

320km走行 Wangaratta Gardenview Lodge Motel泊

はじめての海外ツーリング 第9話 Ride day 5 Broken Hill to Swan Hill

2020年1月2日(木) 乗車5日目

今日は500km走ってスワン・ヒル(Swan Hill)まで行く。
実はいい加減疲れがたまってきているので刻んでいきたいとも思っているのだけど、今日このくらい走ればその後が楽になる計算。

朝食はベーカリーで買おうと思っていたが、見付からなかったので摂らず。
この日も9時頃出発。

朝食兼昼食は120kmほど走ったところのロードハウスでハンバーガーとルートビア。
ここまでずっと先払いだったけど、ここは珍しく後払いだった。
店主の訛りが強くて何を言っているのか良く分からなかったけど、ハンバーガーが予想以上に美味かったのには驚いた。
「ハンバーガー、うまかったよ!ありがとう!」
と言ったら、何を言っているかよく分からなかったけど喜んでた。
レジの横には、「トイレ使うだけなら$1払え」と書いた箱があった。
まぁ、この辺には何も無いからトイレだけ使いたいって人が多いのだろうな。

景色は荒野から田園風景となってスワン・ヒルに到着。
人が増えた。店も住宅地もある。
ブリスベン以来の町らしい町。

何の畑だろう ホップかな?

相変わらず気温は35度程度で暑くて乾燥しているけど、畑などの緑が多く、多少は潤いがある感じで埃っぽくない。
付近は葡萄農園が多く、穏やかな景色。
落ち着いてリッチな雰囲気でもある。

スワン・ヒルのモーテル

夕食は疲れてしまったので、ピザのデリバリーを頼んだ。
飲み物とガーリックブレッドがおまけで付いて$20豪ドルは安いのかな。
巨大なピザの残りは明日の朝食に、おまけのガーリックブレッドは昼飯にしよう。

520km Swan Hill Comfort Inn Campbell泊