日本の教育の未来 2

やらせるとやりたくなくなっちゃうなら
やらせなきゃいいじゃん。
というのが前回。
じゃ、どうすんの?
が、今回です。

やることを指示して欲しい人は
従来のやり方が良いと思います。

やらされるとやる気がなくなっちゃうとか
何かやりたいのであれば
とにかく目標を立ててみて
チャレンジしたら良いと思います。

そんなことを受け入れる学校があってもいいのでは?
と思うのです。

もちろん、その目標は自分が納得できるもの。
ただし、経験が不足しているなら
目標立案やプロセス、成果に対する
評価やらアドバイスは必要でしょう。

ただし、それを数値化するための
目に見える成績表なんて不要だと思っています。

そもそも、何でも数値化に走ってしまうと
欲しいものが数値になってしまって本質を見失いがち。
そして「効率」に走る。

いかに楽して数字を手に入れるか
みたいなことになる。

大事なのは、価値を創造するための
本質的なものが手に入るかどうか。
そのための手段を手に入れられるかどうか。

それこそ、進級やら卒業なんて自分で決めれば良いのですよ。
納得いったら進級なり卒業すればいいでしょう
まだやりたいなら在学して学べばいいでしょう
それで世に出てどうなるかは本人次第。

そもそも、今だって学校のお墨付きが通用する世の中ではないですものね。
すでに自分次第の世の中です。

誰かの言うことに従ってやることを決めても良いけど
その誰かは、責任なんてとってくれませんから。

欲しいものは納得いくところまで自力で手に入れる
そんな学校があっても良いのではないかと思うのです。

夢工房はまさにそんな感じ…を目指してます。

日本の教育の未来

教育の新しい方向性を妄想してみましょうか。
今回は前編、問題提起です。

学校での学びに対して学生達が持つ感情は…
できればやりたくない
そんなことが多すぎる気がします。

やりたいことがあるであろう学校に行ったはずなのに。

まず、最大の問題は
「やらせすぎ」だということ。

もちろんこれ
内的な動機である
本人が望むことを
ではなく
外的な動機によって
ってことですよ。

やりたいことだって
ゴール不明確のままでやらせたら嫌になりますけどね。

「やらせる」という方向性のままでは
当人の主体性を必要としないどころか
主体性を奪うことに繋がるのは間違いない。

言われたことをやっているだけなら
主体性も創造性も必要無いですから。

仮に、やりたいことをやったとしても
やらされるときのやり方でやってしまうと
成果なんて望むべくもない。

良い成果を出そうと思ったら
やりたいことをやるのが一番。

やりたくもないことを
やらせたところで
たかがしれている。

やらされている状態で
クリエイティビティが発動するわけはない。

やりたくなくなる元凶は何かというと
その多くは外的な動機によって「やらせる」から。

ところがこれ
やらせる方だけに問題があるのか?
というと、恐らくそんなことは無くて
本当にやりたいことがあるわけでもないのに
学校に行っちゃう学生側にも問題があるというか
そういう世の中になってるってのが問題があるのでしょうね。

やらせちゃうのはダメだ
ということになると

やらせなきゃいい
ってことになります。
極端ですけどね。

さて、どうしたら良いと思いますか?

人は欲求の方向に動く

人は、自分の欲求の方向にしか動きません。
そんなお話しです。

人の行動を
ルールやシステムによって
ある程度制御することはできるけど
欲求は外部からはいじれません。

自分を駆動する根源の欲求は意識の外にあったりして
自分でも、よく分かっていないこともあるので
正確には
深層心理の欲求
とか
無意識の欲求
と言うべきかもしれない。

ダメになりたいと思ってダメな状態になる人はいないし
うまく行くように願っていても、なかなか思い通りにならなかったりする。

その欲求は、全て自力で作り上げたものがというと
決してそんなことはなくて
過去の環境の影響も大きいでしょう。

なので
気付いたらそうなってた
ってのが良くあるケース。
というか、普通はそう。

環境で作られたと言うなら
それは自分のせいじゃない
と言いたいかもしれないけど

自身の持つ欲求なので
自分のせいです。
言い逃れはできません。

逆に
自分の責任だから自分でコントロールするのだ
となれば
そこから成長とか改善が始まります。

逆に
自分のせいじゃないから
ってことになると
自分は何もする必要が無いので
何も起きません。

というわけで
まずは自分にとっての「正しい欲求」を定める
ってのが大事なのでしょうね。

これはすなわち
「自分にとっての正義」
みたいなことです。

あとは、それを裏切らないように日々を生きる
ってところでしょうか。

簡単そうで難しいでしょうね。
だからこそ面白いのですけどね。

そんなの本当に面白いのかって?

それをやってうまくいくと
脳内麻薬が分泌されるので
面白いというか気持ち良いはずですよ。