時代は巡るのだ

当然のことなのだけど、忘れられ、意識されていないこと。
資本主義だって、自由主義だって、政治だって、経済だって、人が考えたシステムは完璧では無いし、絶対的なものでもない。
地球の歴史、人類の歴史から言ったら、誤差みたいについ最近に誕生したもので、いずれは終わり、きっと新しいものが生まれる。

成長していずれ滅びる、それは必然。
今あるものの終わりは、楽しいものになるかもしれないし、辛く悲しいものになるのかもしれないが、新たなものが生まれるためには必然のプロセス。

この世の全ての物事は移り変わってしまい、一定では無い。
終わりの時、変化の時はいずれ必ず来る。
そして今現在もそのプロセスの途上にある。

変えたくないし変わりたくない
現状に拘り、とらわれてしまって無意識で自然とやってしまうのだけど、そのとらわれる心が恐れとか苦悩を生むわけで、それによって変わりたくない気持ちが強化される。
でも、そこにとらわれているうちはループから抜け出せない。

どうせいずれは変わらなければならないのだから現状に執着するのは無駄なことで、とらわれから解放されて自由にならないと明るい未来には行けないのでしょうね。

あとは、待ちの姿勢で変化を受け止めるのか、それとも自ら掴みに行くのかの選択も大事。
それは自分次第だけど、その思いや気持ちに気持ちによって未来が変わるというか、決められるものでもある。

そういうの、分かってはいるけど、いざやるとなると難しいことですよね。

と、そんなことを考えていると、仏陀は良いこと言うよなぁ。凄いなぁ。なんて思うのです。

諸行無常とか、色即是空 空即是色なんて、まさに真理ですよ。

意識できるかできないか

自分の意識に上ってこないものに対処することはできません。

江戸時代に黒船が来たとき、人々には黒船が見えなかったといいます。
そんな船は見たことが無いので、船として認識できず、視野に入っているものの視覚として認識できなかった、つまり「見えなかった」そうです。

なんだそれ?
って思いますよね。
そんなことあるわけないじゃん!
って。

そういうのは実際に経験しないと分からないでしょうね。
私はありますよ。

オーストラリアをバイクで走っていたときです。
気温45度で、アウトバックと呼ばれる砂漠地帯の、誰もいないこんな道を時速100kmで…

で、路上に牛がたたずんでいて、ギリギリまで回避できませんでした。

見えなかったから。

視野には入っていたはずなのですが、こんな過酷な土地に、しかも道路の上に牛がたたずんでいるなんて思いもしなかったのです。
そんな「思いもしないこと」って見えないのですよ。

これ、意外と身近なところでも起こります。
例えば、自分で書いた文章とか図面のセルフチェック。
「大丈夫なはずだ」
と思っていたり特に何も意識していないと、不具合は見付かりません。
乗り物や器機の点検なども同様です。

我々の日常生活も同様で、我々は行動のほとんどが習慣というか、癖で無意識によるものです。
これを変えるってのはとても難しいのです。
見えないから。

ただ、行動のほとんどが無意識で動いているということは、その無意識を再構成できれば、意識せずとも自動的にうまくいっちゃう日常が手に入るわけですね。

見えないものを見えるようにする

なんかSF映画みたいですけど、気付く切っ掛けさえあれば、あなたもある日突然見えるようになるかもしれませんよ。

見えるようにできたら、それを変えることは可能です。
そして、それを継続すれば習慣の上書きができます。

プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館 その3

軍用機ばかりではなく、他にも色々あるのですけどね。
でもやはり軍用機が圧倒的に多いです。

これはSR-71ブラックバードのコックピット…のモックアップ。
側面のマーキングなどはかなりしっかりしているので、訓練などに使ったのかな?

屋外展示はキッチリ並べられてる機体があったり、少々乱雑に置かれたものがあったり、本物だったりモックアップだったり様々です。
シャーマン戦車もありました。

B-29をベースに改良された機体、B-50スーパーフォートレスの胴体。
一見ただの廃棄された胴体のようですが、コイツはちょっと違います。
空中給油をしながら世界初の無着陸地球一周飛行に成功した実機です。今後、レストアするそうです。
こうしてプレーンズ・オブ・フェイムのコレクションは増えていくのですね。

こちらは双発の胴体が3つの戦闘機、P-38専用のハンガー。ニューギニアで活躍した第475戦闘航空軍の資料が収められています。

ここはレストア用のハンガー。
外でP-40ウォーホークに給油中。フォークリフトで上方に持ち上げている白い容器から給油してます。
本来は地上にあるタンクからポンプで入れるのでしょうけど、この方が手っ取り早いですね。

ハンガー内はこんな感じ。色んな機体が同時にレストアされています。
さきほど給油していたスタッフが、部品の作り方から材質まで色々教えてくれました。

他にも色々。爆撃機なんかも展示してあります。

以前紹介した、トム・クルーズ所有のP-51。

さて、こちらは…

機体展示の傍ら、多くの模型飛行機がディスプレイされていたりするのですが、それらはこの部屋で作っているようです。
内部は見学できませんでしたが、部屋の前のケースにはタミヤの箱が…
やはりタミヤ製はレベルが違うのでしょうね。

一通り見学して、ショップに行くと…

エンジンの部品が売ってます。
ロールスロイスの爆撃機用エンジンのコネクティングロッド65ドルと、シャーマン戦車のシリンダーとシリンダーヘッド。
売っちゃうの!?
まぁ、レストア時に不要と判断したらゴミですからね。

排気バルブは40ドル。

スパークプラグはチャンピオン製なのね。9ドル95セント。
中身は…?

うーん、やはり自動車用とはちょっと違うんだなぁ。
ロータリーエンジンのヤツに電極が似てるなぁ。

って、なんで手元に!?

衝動買いです。

とても全ては紹介しきれませんでしたが、ザックリと紹介させてもらいました。
ビルに収まった博物館と違い臨場感もあるし、スタッフもフレンドリーで色々話ができたりするのがここの良いところです。