2025初詣 2日目

宿の方がバイクが汚れないように、そして盗難防止のためにブルーシートを掛けてくれました。

さて、今日は帰路に就く日です。
もちろんフェリーで。

乗るのは先日利用した東京九州フェリーなので、四国から九州に渡って夜中の出港に合わせて新門司のフェリーターミナルに行きます。
さて、それまでどうしましょうか?

とりあえず、宿を出たら同じ愛媛県の南宇和郡にある紫電改を見に行きましょう。
1月2日でも空いているはず。

で、2時間ほどかけて着きました。
宇和島、風光明媚で良い所です。
途中、山間部の走行時に気温がマイナスになったのは驚き。路面凍結してたらどうしようと思いながら高速を走ってました。なんと今回の最低気温は四国の南部だったのでした。

日本にある唯一の紫電改。
製造は川西航空機。今の新明和工業です。
ちなみに、新明和工業には当研究室の卒業生が2名ほどお世話になっています。

この機体は海中に数十年没していたものを引き上げてレストアしたそうです。
館内の部品の展示などは、かなり詳細まで解説されていて大変興味深かったです。

アメリカのバージニア州にあるスミソニアン国立航空宇宙博物館の別館、ウドバーハジーセンターにあるのは見たことがあります。
これはその時の写真。

上を覆っている翼は、広島に原爆を落としたエノラゲイです。

同じくアメリカのオハイオ州のデイトンにある、国立アメリカ空軍博物館にも紫電改があるそうです。ここは凄く規模が大きいそうなので、そのうち行ってみたいですね。

その後は、愛媛県の佐田岬半島の先端にある三崎港に移動して、国道九四フェリーで大分県の佐賀関港に渡ります。
このフェリー、国道197号の海上区間なのだそうです。
四国から九州までの最短航路の31kmを70分で移動可能。

九州に渡ったら、宇佐神宮に行ってみました。
ここはまるで竜宮城でした。
かなり賑わってました。華やかさは熊野本宮大社と対照的。

ここは二礼四拍手一礼なのですね。出雲大社と一緒です。

その後、門司に向かいましが、出航まで時間があるのでスーパー銭湯で時間を潰して、新門司フェリーターミナルに到着。

今回の船は、前回と違ってちょっと大きい。
この寒い中、意外とバイクが多くてビックリ。
四国に渡るフェリーには私だけ。九州渡るフェリーには私の他に一人だけだったのに。

前回乗った「それいゆ」の定員268名に対して、今回の「すずらん」は590名で、倍以上乗れます。
「それいゆ」は新造船としてこの航路に就航しましたが、「すずらん」は、新日本海フェリーが敦賀~苫小牧東港で使っている船です。
東京九州フェリーと新日本海フェリーって、同じSHKグループに属している会社で、どうやら繁忙期は新門司~横須賀航路に投入されるようですね。

この船は共用部分も広くて快適。前回同様、大浴場に露天風呂もサウナもあるし、小さなシアターもあります。
この動くホテルに、ほぼ1日乗ることになります。フェリー好きにはたまりませんね。
クルーズ船の旅を楽しんでいるような方から見たらセコイ旅かもしれませんが、良いのです。バイクと船の両方が楽しめるのですから私にとっては、とても贅沢なのです。

今回の部屋。
またしても個室です。個室は良いです。頑張ったご褒美です。

船は日付が変わる直前、23時55分に新門司を出港。
横須賀に着くのは、明日の1月3日の20時45分です。

2025初詣 出発

皆さん明けましておめでとうございます。

昨年の初詣は、宮崎県にある神武天皇ゆかりの狭野神社に行きました。
今年は和歌山県の熊野本宮大社に行きます。
有名な熊野古道のところです。とはいえ、その辺は行ったことが無いので全く詳しくありませんが。

行きはバイクで自走です。
日付が変わって夜中の12時に出発。
寒いです。
何でそんな時間に出発するのでしょう。
修行だからです。

この時期にこれだけの長距離を走るのは初体験です。
一体何が起きるのかお楽しみ。

最初のピットストップは、200km少々走った新東名の静岡サービスエリア。
ここで給油と小休止。

気温は5度前後。
正月の深夜、道は空いているかと思いきや、結構車は多いです。

次の給油は御在所サービスエリア。出発してからここまで約400km。
この次の安濃サービスエリアのガソリンスタンドが7時オープンなので、一つ手前で給油しておきます。
ここから熊野本宮大社までは200km。燃料は100kmくらい余裕があるので大丈夫でしょう。

熊野本宮大社に着きました。出発してからここまで約600kmです。

熊野本宮大社は、意外とこじんまりとしてました。
質実剛健といった感じ。

初詣を済ませたら、まだまだ西に向かいます。
紀伊半島の西側に回り込んで、和歌山港から四国の徳島港まで南海フェリーで渡ります。10時35分出航で乗船時間は2時間5分ほど。

上陸後は、愛媛の松山市まで約200kmの移動。

道後温泉の中心地から少し離れている松山城の近くのビジネスホテルに到着。

今日はここに泊まります。
出発から16時間30分、距離はおおよそ900km。よく走りました。
約1年のブランクからのリハビリとしては上出来でしょう。

出雲に行ってきます 帰路

今日はほぼ1日海の上です。
なので、朝、昼、晩と、3食船の上。
むしろこれからがメインイベントか?

朝食は8時から9時の1時間です。
なので、7時30分に起きてみました。

陸が見えます。

高知沖ですね。

では、朝食ですよ。
館内放送の朝食の案内があったので、本来の朝食時間の8時より前に行ってみたらオープンしてました。

東京九州フェリーは、タブレットでの注文です。

この旅は食べてばかりなので、お粥にしてみました。

朝食が済んでも、まだ四国の室戸岬沖。

甲板に出てみました。
さすがに12月は寒いですね。

9時からはプラネタリウムのスタートです。
こんな部屋で1日3回くらい映画と交互にやってます。

プラネタリウムが終わったら和歌山の手前。

どうもこの辺は海が荒れるのではないかと。今日も結構揺れます。

かつてジョン万次郎をはじめ、多くの遭難者たちは、この辺りで船の舵が損傷したり、強風のために帆柱を切り倒して操船不能になったのではなかったかな?

当時の回船などのそこそこ大きな船は、外洋に出て他国に行けないように舵の構造が規制されていたと本で読んだことがあります。
外洋航海に耐えないように。メカニカルヒューズですね。
トルコのエルトゥールル号が難破したのもこの辺り?

案の定、その辺りを通過して、和歌山から離れていくと急に穏やかになります。

そして昼食。

その後は昼寝したり風呂やサウナに入ったり。

途中、日本丸とすれ違いましたよ。

日没直前、静岡沖で富士山も見えました。

横須賀港には20時45分着。

ここからはフェリーターミナル近くに停めたクルマで帰ります。
いやぁ、楽しかったなぁ。