2023種子島遠征 第8日

大会期間の短縮により、今日は図らずもフリーになってしまったので、まずはデータの整理や遠征のまとめ作業をやりましょう。こういうのって、時間が経つと忘れてしまいますからね。

で、午前中に何とか整理が付いたので、種子島に来るたびに行っていたお好み焼き屋さんに4年ぶりに行って昼食。
済んだら観光に行きましょう。

の前に
スポンサー向けの写真を撮りにJAXAの宇宙センターに行きましょう。
昨日はそんなことしている場合ではなかったので。

こんな感じでどうでしょうか。

さあ、次はどうしましょうか。
目の前にあるJAXAの科学技術館は閉館日。加えて明日はH3ロケットの打上げに伴って臨時休館だそうです。
残念ながら今回は見られそうもありません。

そうだ!
ロケットの発射台を見に行こう!

敷地内の山道をグネグネ行くと…

遠くにある幸伯のタワーが発射台
日本ずつセットになっているのがお分かりでしょうか
今回は左の第2発射台を使うそうです
さらに左にあるのがロケット組立棟
ここで組み上がったロケットが発射台に運ばれます

途中に発射台がよく見えるポイントがあることは知っていたので行ってみました。
世界一美しいロケット発射場と呼ばれるのもわかる気がします。
写真がイマイチで済みません。

先客が一人いたので話を聞いてみると、ロケット組立棟から発射台までロケットが移動されるシーンを撮影にきたとのこと。
報道関係の人で、種子島に来たついでにロケットの写真を撮りに来たそうです。
でも、この時点からロケットの移動が開始されるまで4時間以上あるのですが…
どうやら移動が始まると50人くらい集まっちゃって、この狭いベストスポットが人で埋め尽くされるので早めに来たそうです。気合い入ってますね。

次は近くにある縄文の遺跡の博物館に行ってみたのですが、残念ながらここも休館でした。

で、せっかくなので、明日のロケット打上げを見る候補地に行ってみましょう。
今までテスト走行に使わせてもらっていた宇宙ヶ丘公園も良いのですが、もうちょっと人気がある長谷展望公園というのがあるそうな。

写真では良く分かりませんね

確かに宇宙ヶ丘公園より発射台に近いです。
明日はきっと、おぞましいほどの人数が集まることでしょう。

とか思っていたら、コータローがテレビ局のインタビューを受けていました。
鹿児島のナントカ放送とか言っていました。

理系らしい素人さんに分かりにくい返答でインタビューに応酬していました
きっと放送には採用されないでしょう(笑)

よし次は、種子島で一番の都会、西之表にある種子島開発総合センター「鉄砲館」に行きましょう。
ここは種子島の鉄砲伝来とその後の歴史のみならず、実銃を展示して世界の鉄砲の歴史、さらに種子島の自然史や昔の暮らしなど、幅広く展示しているのです。なかなか見応えありますよ。
今まで何度来ただろう。たぶん5、6回は来てるかな。

そういえば、火縄銃って銃刀法に基づいて、美術品とか骨董品と認められれば所持が認められるんですって。ちょっとビックリです。

建物は昔の大型船の船尾をモチーフにしています

そして帰りに、ロケット発射台を見てみると…

おお!H3ロケットが発射台にセットされています。
人も結構集まっています。

明日が楽しみです。

2023種子島遠征 第7日

もう種子島に来て1週間です。
さて、いよいよ今日は機体を使った本番なわけですが…

昨夜は1時過ぎまで宇宙ヶ丘公園にいたのですが、雨でテスト走行できませんでした。
天気予報は快晴だったのに。

そして朝5時30分に宿を出て会場へ。
まずは会場の設営から始まって、8時頃にイベント開始です。
ご察しの通り、コータローはほとんど寝ていないわけですが。

機体はトラブルを回避すべくセッティングを少々変更しましたが、まだちょっと怪しい感じ。
我々の機体投下は、順番では12時くらいの見通しですが、果たしてそれまでに問題がクリアになるか。

テスト走行を繰り返してセッティングを詰めるコータロー

さて、いよいよ当チームの投下順が回ってきました。

機体は「キャリア」と呼ばれる投下装置に入れて

投下はこのクレーンで行います。高度は30mです。

クレーンで持ち上げて遠隔操作でキャリアの底が開いて投下します

1回目の投下は風向きが悪く、何と植え込みに突入してしまいました。
この状態からパラシュートを切り離して走行できれば、それはそれで見ものだったのでしょうけど、そうはならず、再度投下することになりました。

機体はよく見えませんが植込みの根元あたりに宙吊りになってます

そして2回目の投下では、ちょっとゴールまで遠回りして、ゴールのパイロンまで約8mといったところで機体がゴールを認識して停止。

なんとか3位入賞となりました。

今回もARLISSに続きドタバタ感はありましたが、何とか入賞することができました。
コータローは色々勉強になったと思います。
それにしても一人で良くやりました。
きっとこの経験は今年のARLISSで活かされることでしょう。

さて、大会のスケジュールが変更になったこともあり、明日はフリーになりました。
恐らく、諸々のまとめ作業と博物館でお勉強ですね。

そして明後日は、いよいよH3ロケットの打上げを見ます。

2023種子島遠征 第6日

本来のスケジュールでは、今日から機体を使った競技がスタートするはずでしたが、雨天のため変更になりました。

3月4日 ワークショップ(午前中で終了)
3月5日 競技と表彰式を実施して全てのスケジュール終了

といった感じです。

当チームの問題は、雨の合間を縫って、いかに機体の状態を整えるかです。

イベントの出発前
「何とかなったかも」

とりあえず機体を組み上げてワークショップへ。テスト走行はその後です。
今はちょうど雨が止んでいるので惜しい気がしますが。

結局雨は降らず。
ワークショップ終了後は、JAXAの宇宙センターにある競技会場でテスト走行です。

ロケットの実物大(?)模型が鎮座していたりします
左隅の建物は宇宙科学館
背後には美しい砂浜が
打ち寄せるゴミは国際色豊か

とりあえず機体は動くようになったのですが、これから細かいセッティングを詰めようとしたところで、PCのバッテリーが切れてしまいました。これが無ければ機体の調整ができません。
仕方ないので一度宿に戻って充電です。

そして再び宇宙センターへ。

そして真っ暗

機体は走るようになったものの、やはりどうにも様子がおかしいようです。
色々手を尽くしましたが、宿の夕食の時間(7時)になったので、一時退却して食事の後でハードウェア面の点検と可能な対策をやり切ることにしました。

そして食事後…

今度はマイコン関係のトラブル発生。
これは深刻かもしれません。

そして4時間後

なんとかトラブルは復旧した模様です。
もうすぐ日付が変わりますが、宇宙ヶ丘公園にテス走行に行きましょう!

明日は朝の6時に現地集合で会場の設営
その後、7時から競技開始で、2日分のスケジュールを1日に圧縮するとのこと。
それも全て6日のH3ロケット打上げを見学するためだそうです。ありがたい!
さすが宇宙系のイベントです。主催者も参加者の気持ちを分かってらっしゃる。
というか、実際の打上げを見ること自体が大いに勉強になるわけですから、これは大変重要です。こういうのって理屈じゃ無い世界ですから。百聞は一見にしかずって言うでしょう。

そしてロケットの打上げ日が天候判断により7日により7日になりました。
しかし我々が種子島を発つのは8日ですので、見ることができます。