2024種子島遠征 第6日 機体投下日

朝6時30分に会場に到着してテスト走行開始。

ところが、AIを利用した画像認識はシステムの都合上うまくいかないことが判明。
早々にGPSを利用した誘導制御に方針変更。
うまく行かなければどうするか?リスクマネジメントは大事です。

結果、これまでに無いスムーズな走行ができました。

その後は、高度を判定するセンサーや無線システムなどのチェック。
全てクリア。
無線担当はツノダクン。
手製の八木アンテナで機体が発する微弱な電波を拾って、状態をチェックできるシステムは快調に動作してます。

コータロー、自信満々。
こんなに余裕を持って出番を待つことはかつてありませんでした。

午後4時過ぎ、投下順が近づいてきました。
機体を投下装置に装填して…

クレーンで上空に吊り上げたら、カウントダウン後に投下。

驚くほど速くスムーズに、直線的にゴールに到達。
所要時間は44秒。距離は2.3mでした。
画像認識が無く、GPSでのゴールならこんなものでしょう。上出来です。

今回のメンバー 左から、リッキー、コータロー、ツノダクン

これにて我々の競技は終了です。
なお、今日投下した38チームのうち、ゴールしたのは我々を含む3チームのみ。
去年まではゴールからの距離のみが評価指針でしたが、今大会からは所要時間も加味されるそうなので、結果は表彰式でのお楽しみってところです。

明日は、我々が参加したゴール到達を目指す部門とは別の、投下した機体で何らかのミッションを行う部門が開催されます。
我が東京電機大学の千住キャンパスチームがエントリーしているので、是非彼らにも頑張って欲しいところです。期待しましょう。

2024種子島遠征 第5日 技術発表会

今日は技術発表のプレゼンがあります。
果たして担当のリッキーの様子はどうでしょうか?

ヤバいそうです。緊張してます。

昨夜、テスト走行はできなかったのですが、機体のトラブルは解決しつつあるようです。

9時からは開会式なので、会場に行ってみました。
こんな感じです。

上の写真は開会式が終わった後なので、ある程度人が捌けた状態ですが、今回は、北は北海道から南は沖縄まで、まさに全国から約400名の参加者が集まったそうです。

表彰式の後には、JAXAの方によるH3ロケットの開発に関する講演があって、いよいよ技術発表のスタートです。

我々は、発表順が遅かったので、プレゼンの完成度を上げるために、宿に戻ってブラッシュアップ。

そして果たして本番は…

発表担当のリッキーは、かなり緊張していたようですが、まあまあ上手く行ったかな?

近所の保育園に隣接する広場でテスト走行。

どうもうまくいきません。

夕食後、夜に再度テスト。

素晴らしい!
今までにないほどスムーズにゴールに向かいます。

ただ、現状ではAIを使った画像認識を動かしていないので、ここからどれだけ詰められるか。

明日の午後には、いよいよ投下・走行の本番です。

ヤツら、また今夜も寝ないんだろうなぁ。

2024種子島遠征 第4日 テスト走行・受付・機体審査

朝からトラブル発生。
今回の機体は様々なセンサーを使って高速走行での直進安定性を得ているのですが、そのために必要なセンサーの一つ、地磁気センサーが動作しません。

午前中かけて地磁気センサー抜きでも動作する仕様に設定して、昼にJAXAの宇宙センターへ。

早速動作テストをしたのですが、GPSの位置情報がうまく取得できません。
なぜかイベントのフィールドでは位置情報が取得できないけど、隣の敷地に移動したら取得できるという不思議な状態。
妨害電波が出てる…??まさかね。

ちょっと不思議な状態ですが、とりあえず受付登録と機体審査を済ませるべく、種子島南端にある宇宙センターから南種子町の審査会場へ移動。

機体の設計などに関しては、事前に書類審査を済ませているので、会場では機体の重量と大きさを測ります。
一発合格でした。

ここでは去年から活動を開始した本大学メインキャンパスの千住のメンバーと再会。
彼らも一発合格でした。

その後は宿でトラブルシュート。

宿のごく近所にテスト走行できそうな広場があったのを今さら発見したので、夜はここでテスト走行。

明日は技術発表会のプレゼンです。