で、キミはどうする?

ここまでプロセスの話をしてきましたけど、これは結局テーマは何にせよ、それを「どのようにやるか?」という話です。いわゆる「やり方」です。

これを拡張して考えていくと
一度しか無い人生を、どう生きるか
というようなことになります。

これは大事なテーマではあるのだけど、若い人はあまり気にしていないですよね。
でも、気にしていないうちに、あっという間に歳を取るよ。

20代前半までで、その後の人生の方向性というか、やり方はだいたい決まると思います。
価値観が決まるってことです。
その後は、価値観の基本的な部分はほとんど変わらないのではないかな。
自身の経験でも、周囲を見てもそう思います。

で、何をやるにしても、基本的なスジみたいなものがあって

やるか、やらされるか
発信するか、受け止めるか

みたいな感じで、極端ではないにせよ、二択みたいな感じになりますよね。
大抵は、そのうちのいずれかに寄った特性を持つのではではないかな。

「自分はどちらだろう?」
と思うこともあるかとは思いますが、どうしましょうか?どうしたいですか?
それは自分で決める問題です。自分で決めて良いのです。

と、自分に問い掛けたときに、自分の持つ価値観が顔を出します。
それとどう向き合うか。それが問題です。

どうするかは自由です。

クリエイティブな方向で行きたいとか、何かを生み出すことをしていきたい
そう思っているなら、受け身で守りという選択はありえません。
「やる」方で行っときましょう。

それを決めてしまったら、どんどん進みましょう。
浮き沈みはありますが、やればやるほど面白くなりますから。

学びはチャレンジの中にしかありません。
さらに言うなら、失敗からしか学べません。

失敗しないことが成功では無い
それを忘れないようにしましょう。

リスクを取りたくない
つまり、失敗したくないという気持ちが強く、その線で行きたいなら、私はあまり役に立つアドバイスはできません。

その道のスペシャリストって、どんな人なのでしょうね。

成果が欲しけりゃ原因が必要

成功したけりゃ成果が欲しい

そりゃ当然なのでしょうけど、そう思ったところで、いきなり成果を掴める方法なんて無いわけで、そのための何が必要かといったら、当然ながら成果の前にあるもの…それはプロセスです。

「原因と結果の法則」ってのがまさにコレ。
そもそも原因が確定したら、それに準じた結果が出るのは当然で、そんなの「法則」と言うまでもない気がしますが、そう言った方が何やら不思議な感じがして面白いし、印象に残りやすいですね。

ま、それはそれとして、望む結果があるとき、直接的にその結果を掴もうとしがちですが、そもそもそんなのは無理なのです。お買い物じゃないのだから。

ならば、望む結果が起きるための原因を作れば良いだけで、それがうまくいけば良い結果が起きるのは当然ってことになります。

そのために大事なのは、結果の上流にある「プロセス」です。
成果、結果は、プロセスによって作られるのですから。

で、プロセスを構成するのは一体何か?
それらをどうしたら良いのか?

それがこの後のお話しです。

仕事をする上で大事なこと ~頼まれた仕事は断らない

仕事をする上で大事なことは、それはもう色々あるでしょう。

そもそも仕事の目的は何なのだ?というのも重要なのですけど、今回は一つに絞っていってみましょう。

お師匠様の佐野先生のポリシーの一つに
「頼まれた仕事は断らない」
というのがあります。

これは見事に教え子達に引き継がれているようで、彼らもうまくいっています。
この解説をしてみますね。

仕事を頼まれる時、当然それは他人から頼まれるわけで、仕事の成果は依頼者のためです。

これ、当たり前で、実に基本的に重要なことです。
「仕事は他のため」です。
にもかかわらず、多くはそれを忘れていたりします。

そして、多くは「選り好み」をしたり、労力に見合った見返りがあるかとか、リスクの大きさとかを見積もって、自分が得をすることを考え始めます。

これ、ダメです。相手が得するのが徳ですから、自分が得をすることを考え始めたら「悪」の領域に突入していきます。
カントの哲学参照

頼まれた仕事を選り好みせずに受けると、何が起きるか?

断らないでやれば、パフォーマンスが向上します。
受けた仕事の内容がどうであれ、自力で面白くしていけば、主体性とか創造性が養われるし、これまたパフォーマンスが向上します。
何より断らずに受ければ、相手は喜ぶでしょう。

安請け合いして失敗したらどうすんだって?
ベストを尽くしてやってみて、ダメならそりゃぁしょうがないでしょう。
あと、選り好みして断ったら、その後のチャンスは来ないと思いましょう。

とまぁ、偉そうなことを書いてみました。
で、自分はどうなんだ?と言われると困っちゃうのですが、やはり理想が無いとね。
日々修行ですよ。