学びって何だろう?
極端で簡単な言い方をすると
考えずに動けるようになること
その練習だと思います。
何かをやる
って、大抵は目的があってやるのだけど
考えてノロノロ動いていたら間に合わないとか
考えてノロノロやってたら意味が無いとか
そういうことは多いです。
それに大抵の場合
やると言っても
色んな要素が複合されたものです。
なにか一つをやれば良いということは少ない。
例えば、車を運転する
なんてことでも良いのですが
やることが色々あるから難しいのですよね。
車に乗り込むところから始まって
シートやミラーの位置を合わせたり
シートベルトをしたり
エンジンを掛けたり…
やたら多くの動作があるでしょう?
そんなの一々深く考えながらやっていたら
あっという間に一日が終わっちゃいます。
それは極端すぎるか(笑)
ものを作るのだって同様ですよ。
音楽家だって
いちいち五線譜の音符を指で追いながら音を出していたら
音楽にならないでしょう?
なので
トレーニングは、構成する動作を何度も経験して
考えずにできるようになるためにやるのです。
それが学びです。
それがある程度できると
その先が見えてくる
そうしたら、そのレベルで何度もやる
そんな感じです。
「考えずにできるようになるために何度もやる」
これが本質です。
ということは
「何度もやればうまくいくようになる」
ということなので
経験の数が重要で
それを増やすためには
スピードが重要
ということになります。
開発者でも
イケてる人は、すぐやる人です。
これは
「イケてる人になったから
すぐやるようにした」
というわけではありません。
ここで
「基本が大事だ」
とはあえて言いません。
なぜかというと
必要かどうかも分からない
「基本」と呼ばれるものに時間を費やすのは
無駄だと思っているからです。
もちろん
必要だと思ってる「基本」は
徹底的にやるべきでしょうけど。
大事なのは
ゴールを設定して
そのために必要なことを一所懸命やることです。
そうそう!
考えるのは大事なことですが
いつも考えてから行動していたら間に合わないわけで
チャンスを掴めない人も行動原理は似ています。
チャンスかどうか分からない何かが目の前に現れたとき
それを掴めるかどうかは
すぐに手を伸ばせるかどうかで決まります。
考えていたら間に合わないから。
こういうのって
経験に基づく嗅覚とか勇気とか好奇心とかが重要で
知能で決まるものではないのでしょうね。
ほら、「経験に基づく」ですから
やはり経験の数なわけで
スピードでしょう!