このブログは、開発者を志す若者の面倒を見ている元開発者の教員が書いているので、方向性に偏りがありますが、人は色々いていいのです。
開発するならもちろんクリエイティブな人は必要です。
でも、その人が全てをできないとダメかというと、そんなことはありません。
言われたことをきっちりできる者
繰り返しや継続に強い者
記憶とか思考とか、知識・知能に優れた者
特定の技能に強い者
人と人を繋ぐのが得意な者
いるだけで環境が良くなる者
たまに何でもできるマルチプレイヤーのスーパーマンも現れますが、そういう人はそんなに多いわけではないし、仕事の規模によりますが、一人で全てはできません。
一つのことに特化して、とにかくそれを延ばすのもアリですが、中途半端に色々できるという部分をトコトン伸ばすと武器になったりもします。
こんなふうに色んな人がいるのですが、彼らをそこそこのレベルに押さえ込んで、均質化するのは非常にもったいないし、面白くない!
でも、学校ではよくあることかも。
あと、ある特定の個人にとって重要なこと、正しいことを、他に対してもそのまま適用しようとすることもあるかな。
これ、我々教員はよくやってしまいがちです。
気をつけねば。
ただし、時として多くに適用した方が良いこともあったりするので、判断が難しいところ。
人は成長するにしたがって、キャラクターが立ってきたりしますが、学生のうちは、持っている強み自体をつくっている過程なので、最初から適性とか見えないんですよね。
やはり本人が何かに執着して、一所懸命やって、その中から見出すのが一番ですね。
とは言うものの、本人は悩みます。
「これ、自分に合っているのだろうか?」
ヘタすりゃ、やる前から悩みます。
本当は悩む必要なんて無いんです。
やらないと分からないんだし、やりきれば大抵のことは武器に変わりますから。
そもそも何をしたら良いかを悩むこともありますよね。
これも悩む必要はありません。
大抵の場合は悩む前に、すでに答えは自分の中にあるものです。
ここに他人の価値観や変な打算を入れちゃうと後悔に繋がることが多いですね。
まぁ、こんなのは自分で経験すれば良いことなんですが、大学など、時間が限られた環境では結構重要なことなので念のため。
悩んでる暇があったらやった方が良いってことですよ。大抵のことは。