「言われたことを」「やる」で、その時の感情と行動の組み合わせを並べてみましょうか。
ケース1
言われたことをやるのが好きなので(感情・価値観)
言われたことをやる(行動)
何が起きるか
これは想像しやすいかな。いわゆる「良い子」でしょうか。
言われたことをやるのが好きなので、言われたことをやる。
というそのまんまの感情と行動がストレートに結びついています。
これ、一概に悪いことではありません。
でも、違う見方もありますよ。
自分発で考えることができない、もしくはそうしたくないので、言われたことをやる。
そんなこともあるでしょう。
ケース2
言われたことをやるのが好きだけど(感情・価値観)
言われたことをやらない(行動)
「言われたことをやらない」を、単に「行動しない」とするならば
言われたことをやるのが性に合っている。けど、行動はしたくない。
となるかな。
ちょっと訳が分からない感じですが
言われたことをやる方が楽だからそうしたい。でも行動するとなると面倒。
そんなのはありがちではないかな。
「言われたことをやらない」を、「言われた通りのことをやるのは嫌だ」とすると、もうちょっと訳が分からなくなります。
言われたことをやるのが性に合っている。しかし、言われた通りのことはやりたくない。
おかしくないですか?
でもこれは一見おかしいですが、初動のトリガーは人任せだけど、具体的な行動内容や細部にはオリジナリティを入れたいとか、そういうのはあり得ますね。
ケース3
言われたことをやるのは嫌だけれど(感情・価値観)
言われたことをやる(行動)
自律的にやってみたいけど、うまくできない。なので従う。
そんな感じかな。
まぁ、ビギナーにはありがちですね。
ケース4
言われたことをやるのは嫌で(感情・価値観)
言われたことをやらない(行動)
これはもう、「やりたくないならやらなきゃいいじゃん」って感じです。
一見破綻しちゃってますが、あながち無くもない話です。
本当はオリジナリティを発揮して、クリエイティブなことをやりたいのだけど、失敗したくないから動けない。
ありえるでしょう?
とまぁ、「言われたことを」「やる」をテーマに、軽く、かつテキトーに考えてみただけでも色んなケースが思い付くわけですが、これらをいっしょくたにして、全員に「言ったことを同じようにやれ」ってな感じで処理しようってのは無理がある気がします。
そして、そのやり方で「高い価値を生み出すために、言われていないことをやる」という方向に向けるのは、さらに無理でしょう。
それはもう、知識量とか学力とか学歴とか、そういう問題ではないから。
続く…かも